マスターと貴銃士、その在り方。銃と共に生きる限り、安寧の運命はきっとない。
けれど、前を向いて歩み続けよう。
暗い夜を裂いて、空に輝く陽が昇るように──終わらぬ絶望はないのだから。
どんな未来が待っていても、君となら立ち向かえる。絶対に。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
merci mille fois♡
これからもずーっと、よろしくね!
貴銃士の勇敢さを称える記念行事、
ブレイブ・マスケッターズ・デー。
その一環として開催された食事会に、
〇〇は貴銃士たちとともに参加していた。
シャルルヴィル | わぁ~、美味しそうなデザートがいっぱい! これも、あれも……全部食べたいっ! |
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シャルルヴィル | 今日は1日すごく、ものすごく……大変だったから、 甘いもので癒やされなきゃね。 ほらほら、マスターも一緒に食べよう? |
主人公 | 【そうだね】 →シャルルヴィル「ねぇ! このジュレ、ホオズキだよ! 甘酸っぱくて美味しい……!」 【何を食べようか】 →シャルルヴィル「ボクのおすすめは、王室のスコーン! 昔から受け継がれてる、秘伝のレシピなんだって……!」 |
シャルルヴィル | はぁ、本当に美味しいスイーツだったよ……。 スイーツは心を弾ませる魔法なんだ……。 |
主人公 | 【大満足!】 【1ヶ月分のスイーツを食べたね】 |
シャルルヴィル | あっ……あのね、マスター。 交流面談のことなんだけど……。 |
シャルルヴィル | ボク、もうお店を予約しちゃって……てへへ。 |
そして迎えた、交流面談当日。
シャルルヴィルおすすめのおしゃれなカフェで、
2人はアフタヌーンティーを楽しんでいた。
シャルルヴィル | ん~! 最高! |
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シャルルヴィル | このパンケーキ、ハート型のデコレーションがかわいいよね! |
シャルルヴィル | ふわふわのクリームいっぱいで、 口に含むと雪みたいに溶ける食感がまたいい感じ! |
シャルルヴィル | ……? マスター、どうしたの? ボクの顔をジッと見て……食べないの? |
主人公 | 【嬉しそうな顔を見てた】 【本当にスイーツが好きなんだね】 |
シャルルヴィル | アハハ、ごめん、呆れたよね。 でも、ボクが好きなのは── |
シャルルヴィル | あっ、いや、ここでする話じゃないかな。 今は美味しいものに集中しよっ♪ |
シャルルヴィル | ほらほら、次はどんなフレーバーティーにする? どれもいい香りだから、迷っちゃうね。 |
ティータイムを楽しんだ後の帰り道。
〇〇とシャルルヴィルは、
川にかかった橋の前までやってきた。
シャルルヴィル | あ、晴れた……。 |
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シャルルヴィル | 今日は朝からずっと雨だったから、なんだか嬉しいね。 |
主人公 | 【そうだね】 【うっすら虹も見えるね】 |
シャルルヴィル | …………〇〇。 交流面談の時間、まだあるよね? |
シャルルヴィル | 話すかどうか、迷ったんだけど……。 |
シャルルヴィル | 今日はね、この場所で話したいんだ。 橋の上でさ。 |
主人公 | 【いいよ】 【どんな話でも聞くよ】 |
シャルルヴィル | ……ありがとう。 話したかったのは、『あの時』のことなんだ。 |
シャルルヴィル | 何度だって言うけど、君とジョージがいなければ ボクは今、この場所にはいなかった。 |
シャルルヴィル | 本当にありがとう。 |
シャルルヴィル | 君は言ったよね? ボクがスイーツを食べている時、嬉しそうだって……。 |
シャルルヴィル | スイーツが大好きなのはもちろんだけど、 君と一緒に好きなものを楽しめる時間が幸せだからだよ! |
シャルルヴィル | ……だから、不安になっちゃうんだ。 |
シャルルヴィル | マスターはあまりにも一生懸命だから……。 いつか、大きすぎるものを背負ってしまうんじゃないかって……。 |
シャルルヴィルは〇〇に近づくと、
その手を強く握り締めた。
シャルルヴィル | あのね、〇〇。 |
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シャルルヴィル | 信じられないかもしれないけど、 ロジェ様だって最初はすごく優しかった。 |
シャルルヴィル | だけど、どんどんおかしくなって……。 |
シャルルヴィル | 傷が悪化すればするほど、おかしくなっちゃったんだ。 それって……オーストリアで見た カールさんのマスターたちと似てて……。 |
シャルルヴィル | ロジェ様がおかしくなるたびに、ボクも心がつらくなった。 もちろん環境のせいもあるけど…… たぶん、それだけじゃなかったと思う……。 |
シャルルヴィル | ……多分、貴銃士がアウトレイジャーになる時、 マスターと貴銃士の精神は同調しているんだ。 |
シャルルヴィル | 貴銃士がおかしくなると、マスターもおかしくなる。 マスターがおかしくなると、貴銃士もおかしくなる。 |
シャルルヴィル | ボクたちはきっと、一心同体なんだ。 |
シャルルヴィル | そのおかしさや不調が身体に強く出るか、心に強く出るかは 人によるんだろうけど……つらいことには変わらない。 |
主人公 | 【安心して】 【自分は大丈夫だよ】 |
シャルルヴィル | ……君は本当に強い人だ。 |
シャルルヴィル | でも、つらい時は素直につらいって言っていいんだよ。 |
シャルルヴィル | ……きっとこれからも、君はいろんな人を救いにいく。 ボクにそうしてくれたように、ね。 |
シャルルヴィル | そんなことを繰り返していたら、どうしたって傷つくことも 出てくるよ。現実はとてもまっすぐで、遠慮がないもの……。 |
シャルルヴィル | だからね……。 もし、どうしてもつらくなったら……一緒に逃げよう。 |
シャルルヴィル | そのためならボク、なんだってするから。 |
主人公 | 【……ありがとう】 【シャルルヴィルは優しいね】 |
シャルルヴィル | ふふっ、つらかったら逃げてもいいって、 誰かにすがりついて泣いてもいいんだってこと── |
シャルルヴィル | 〇〇が教えてくれたんだから……。 |
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