【1周年を君と】シャスポー

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解説

カード解説

マスターと貴銃士、その在り方。銃と共に生きる限り、安寧の運命はきっとない。
けれど、前を向いて歩み続けよう。
暗い夜を裂いて、空に輝く陽が昇るように──終わらぬ絶望はないのだから。

心銃解説:特別な君へ

どんな未来が待っていても、君となら立ち向かえる。絶対に。

カードストーリー

主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分

 

★4覚醒後のカードイラストに表示されるメッセージ

戦うべき存在である僕らが、
こうして1年の節目を迎えられる…
本当に幸せなことだと思う。
この幸運に感謝しながら、
明日からもマスターを守ると誓うよ。

Ep1. 特別な君へ

貴銃士の勇敢さを称える記念行事、
ブレイブ・マスケッターズ・デー。

その一環として開催された食事会に、
〇〇は貴銃士たちとともに参加していた。

シャスポーうん、うん……さすがに王室の晩餐ともなると、
イギリスの食事も美味しいじゃないか。
全体的に華やかさには欠けるけど……。
シャスポーやぁ。〇〇もこのロブスターサラダが
気に入ったかい?
ふふ、僕と味の好みが一緒で嬉しいな。
シャスポー……ところで、もうすぐ僕との交流面談だね。
とっておきの場所に案内するから、楽しみにしていて♥

──交流面談の日。
待ち合わせ場所に向かった〇〇は、
シャスポーに行き先を秘密にしたいとお願いされ……。

シャスポー……〇〇、大丈夫?
目隠ししながら歩くのは、怖いよね?
主人公【手を繋いでくれているから平気】
【シャスポーと一緒だから大丈夫】
シャスポーごめんね、目隠しなんてして……
信頼してくれて、ありがとう。
シャスポーあ、足元気をつけて。
ここから少し階段を上るから。

シャスポーの声を頼りに、〇〇は進んでいく。

シャスポーうわっ、ここ濡れてるな……滑ったら大変だ。
〇〇、ちょっと持ち上げるから
僕に寄りかかってくれる?
シャスポーんっ、と……。
主人公【重かったかな】
【寄りかかって平気?】
シャスポー全然平気さ。僕、こう見えてかなり鍛えてるんだ。
〇〇1人くらい簡単に支えられるよ。
シャスポーそれに、〇〇に怪我なんてさせない。
僕に守らせて。……ね?
シャスポー……あ、もうそろそろ目的地だ。
あと2歩、1歩……到着! よくできました。
シャスポーさあ、〇〇。目隠しを取るよ。

ゆっくりと目を開けると、そこには──
ピンクと白の花が咲き乱れ、一面が可愛らしい絨毯のように見える
美しい光景が広がっていた。

主人公【綺麗……!】
【素敵……!】
シャスポーでしょう?
この場所、美術部で写生場所を探していた時に偶然見つけたんだ。
前はまだ早かったけど、今日はちょうどコスモスが満開だよ!
シャスポーせっかくの交流面談だから、
静かに綺麗な花を見ながら、話をして……。
〇〇とゆっくりとした時間を楽しみたかったんだ。
シャスポーほら、君はいつも任務や授業とで忙しいでしょう?
僕といる時くらい、穏やかに過ごしてほしいなと思ってね。
主人公【心配してくれてありがとう】
【とても安らぐよ】
シャスポー…………うん。
シャスポー〇〇。
あのね……ひとつ確認したかったことがあるんだ。
シャスポー……聞いてくれるかい?
主人公【もちろん】
【聞かせて】
シャスポー僕たち貴銃士がいるから、
君はアウトレイジャーと戦わなければいけない。
シャスポーだけど、君のおかげで僕は助けられている。
シャスポー……革命戦争が終わった時、
レジスタンスの貴銃士たちは、銃に戻ったと聞いてる。
シャスポー〇〇も平穏な幸せを求めるのなら、
僕たちを手放すべきだ。
シャスポーレザール家のテオドールと、
ロシニョル家の……カトリーヌがそうしたように。
……そう、思うことはない?
主人公【ないよ】
【絶対に手放さない】
シャスポー……っ!
シャスポー……やっぱり、君は……。
シャスポー…………。
シャスポー……あのね、僕は色々な人を転々としてきた銃だ。
普仏戦争や、パリ・コミューンの鎮圧……──
シャスポー貴銃士になってからはカトリーヌがいて……。
でも、今は〇〇が特別なマスターだ。
シャスポーフランスで僕が堕ちた時、君がいなかったら──
きっと、惨劇を繰り返していたかもしれない。
シャスポーそれに、一度手放された後、
君が召銃してくれなかったら、
二度と貴銃士にはなれなかった……。
シャスポー〇〇のおかげで、僕は今こうしているんだ。
君からすれば当然のことだったのかもしれないけれど……。
シャスポーねえ、〇〇。
君は僕に、
他の誰もしてくれなかったことをしてくれたんだよ?
主人公【自分の力だけじゃない】
【みんながいたからできた】
シャスポーそう……。
シャスポー……あーあ、悔しいな!
僕にとって、〇〇は特別なマスターなのにね。
君からすれば、僕は何挺もある銃のひとつだ。
シャスポー僕を手放さないのも、君にとっては特別なことでもなんでもない。
僕にとっては、特別なことなのに!
シャスポー……どうしたら〇〇の特別な銃になれるのかな?
シャスポーねぇ……僕がもし、君のために君の前で散ったなら、
僕は〇〇の心に1番強く残る銃になれるかい?
主人公【……!?】
シャスポー……なーんて──。
シャスポーふふっ、心配しないで。
〇〇を悲しませることはしないから。
シャスポー……これからもずっと傍にいるよ、僕のマスター。

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