【1周年を君と】在坂

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解説

カード解説

マスターと貴銃士、その在り方。銃と共に生きる限り、安寧の運命はきっとない。
けれど、前を向いて歩み続けよう。
暗い夜を裂いて、空に輝く陽が昇るように──終わらぬ絶望はないのだから。

心銃解説:小さな贈り物

どんな未来が待っていても、君となら立ち向かえる。絶対に。

カードストーリー

主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分

 

★4覚醒後のカードイラストに表示されるメッセージ

1年はオムライスのようにすぐなくなる
お腹いっぱいになるまで貴銃士でいたい
マスターと一緒に

Ep1. 小さな贈り物

貴銃士の勇敢さを称える記念行事、
ブレイブ・マスケッターズ・デー。

その一環として開催された食事会に、
〇〇は貴銃士たちとともに参加していた。

在坂…………。
主人公【楽しんでる?】
【美味しい?】
在坂ああ。
美味しいものが多くて、在坂はとても楽しんでいる。
在坂向こうには、面白いオムライスがあった。
卵がふわふわで、ソースが白い。
きのこがたくさん入っていた。
在坂美味しかったから、〇〇も食べるといいだろう。
主人公【おすすめありがとう】
→在坂「……美味しくてふわふわしたものは、
誰かと食べるともっとふわふわになる。
だから、在坂がおすすめしたのは、在坂のためでもある……。」

【鴨のローストも美味しいから食べてみて】

→在坂「鴨肉か。ペンシルヴァニアたちが狩ってきたのを、
スプリングフィールドと食べることがある。
在坂は、美味しくて気に入っている。」
在坂在坂は、もっといろんな料理を食べようと思う。
〇〇も一緒に来るといいだろう。

〇〇は、在坂と一緒にいろんな料理を楽しんだ。

在坂……そうだ。
在坂は、交流面談をどうするか決めた。
在坂外出届が必要だから、マスターも準備していてほしい。
主人公【遠出するの?】
【日帰り旅行にでも行く予定?】
在坂まだ秘密だ。
だが……列車に乗る。

──交流面談当日。

在坂の案内で〇〇がやってきたのは、
花々に囲まれた、広い墓地だった。

主人公【ここは……】
【もしかして……】
在坂……ああ。
在坂が木から落ちて怪我をした時、
医務室でケビンという生徒と会って……友達になった。
在坂病気で外に出られないケビンの代わりに、
恋人のエミリーに宛てた手紙を探して
届ける約束をしたのに、在坂は間に合わなくて……。
在坂エミリーは、旅立ってしまった。
そしてケビンも……随分昔に亡くなっていたと知った。
在坂は、約束を果たせなかった。
在坂だが……邑田が、ここ──エミリーの墓前で手紙を読めば、
きっと思いが届くだろうと言ってくれたんだ。
その通りで……最後に、在坂は確かに、ケビンの声を聞いた。
在坂今頃、2人は極楽か天国かで、幸せに暮らしているのだろうか。
在坂は、そうであればいいと思う。
在坂ケビンに会えなくなったのは寂しい。
だけど今でも、ケビンは在坂の友達だ。
だから、友達に挨拶と、〇〇の紹介をしたかった。
在坂ここはケビンの墓ではないが、
ここから祈った方がきっと、ケビンに届くだろうと在坂は思う。
主人公【連れてきてくれてありがとう】
→在坂「礼を言うのは在坂の方だ。」

【ケビンさん、はじめまして】

→在坂「ふ……きっと、ケビンも
〇〇と会えて喜んでいるだろう。」
在坂……そうだ、あれを……。
在坂邑田から道中で食べろともらった芋だ。
とても美味しいからケビンたちにもあげよう……と思ったが、
こちらの墓では、食べ物が供えられているのを見ない。
主人公【供えるのは花だね】
【確かに食べ物は供えないかな】
在坂そうか。
在坂は花も持ってきた。これを供えよう。

在坂は、一旦芋を置いて、
花をエミリーの墓へ供えようとする。その時だった。

リスキキッ!!!

突然、背後から現れたリスが、
芋の包をくわえてどこかへ駆けていく。

在坂あ……っ!
在坂盗人、許さない……。
在坂の芋を盗ったなら、食われてもいいということだ……。
主人公【在坂……!?】
【待って!】

在坂は木から木へと身軽に飛び移り、リスを追いかけていく。

在坂……待て、どこへ行く。
在坂在坂の芋を返せ──!

在坂とリスが追いかけっこをしていると──
急に、広場のように開けた場所が目の前に現れた。

在坂……ここは?

在坂と〇〇はリスを追って、
広場の中央にある、赤い実をつけた木々へと近寄っていく。

リスキキッ!

すると、リスが在坂の足元へと赤い実を置いた。

在坂……物々交換か?
リスキキッ。

リスが答えると、周囲から他のリスたちも顔をのぞかせた。

在坂友達か?
リスキ!

リスは他のリスたちに芋を渡し、一緒に食べ始める。

在坂友達と一緒に食べたかったのか……。
仕方ない。許そう。

在坂は赤い実を拾うと、口に運ぶ。

在坂甘い……。
在坂は、気に入った。
だが、在坂がたくさん食べると、リスの分がなくなる。
リス……キッ。

リスは、木の根元付近から、石や木の枝のようなものを出す。

在坂それは?
主人公【綺麗な石がある】
【面白い形の枝がある】
在坂ふむ……ここは、リスたちの宝物置き場なのだろうか。

リスがあれこれと石や枝を見せてくるので、
在坂は首をかしげるが、ふとその意図に気づく。

在坂木の実が足りないなら、
この中から気に入ったものを選べということか?
リスキキッ!
在坂そうか。ありがとう。
在坂この木の枝は、邑田の跳ねた毛に似ている。
こっちの細い石は、八九の目に似ている……。
在坂この木の実は……ケビンの髪の色だ。

在坂は、気に入った石や枝などをいくつか手に取った。

主人公【楽しい1日だった】
【いいお土産ができたね】
在坂ああ。在坂は、いい1日を過ごせた。
〇〇……ありがとう。

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