【Kiss Your Past】マークス

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解説

カード解説

追悼式典に向かう途中で貴銃士たちが迷い込んだのは、1885年のとある戦場。
マークスはそこで1人の男の終わりを見届ける。
過去なくして今はない。先人たちが繋いだマスターとの縁をより大事にしようと誓った。

心銃解説:これからも隣で…

あいつの心臓を撃ち抜こうとした指先が震えた。
酷い失態だと思っていたが、それは違ってたんだ。
だから、これからはもっと話をしたい。マスターと……皆と。

カードストーリー

主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分

 

★4覚醒後のカードイラストに表示されるメッセージ

気持ちを声にだして、言葉にする。
マスターともっと
通じ合いたいから。

Ep1. 相応しい貴銃士とは

──パリで行われた戦没者追悼式が無事終わった日の夜。
宿泊先のホテルで〇〇が休んでいると、
ドアをノックする音が聞こえた。

マークスマスター、入ってもいいか?
マークス今日は疲れただろう。ハーブティーを持ってきた。
今淹れる。

マークスは慣れた手つきでお茶を淹れ、
〇〇に差し出した。

主人公【ありがとう】
→マークス「俺がやりたくてやってる。
マスターが元気でいてくれると俺も嬉しいから。」

【この匂い……】

→マークス「新しいレシピで調合したんだ。
マスターの口に合えばいいんだが……。
効能はばっちり調べたが……味の制御はまだ少し難しい。」
主人公【美味しいよ!】
【疲れが吹き飛ぶ!】
マークスそ、そうか……! よかった!
マークス………………。
マークス………………。
マークス………………。
主人公【何か話が?】
【落ち着かない?】
マークス……いや、そうじゃない。
ただ、マスターと同じ時間にちゃんと存在していることを
噛み締めてたんだ。
マークス……マスター、隣りに座ってもいいか?
主人公【もちろん】
【どうぞ】
マークスありがとう。

マークスは〇〇の隣に腰掛ける。

マークス……すごいな、俺はマスターの隣に座っているんだ。
しかも俺の淹れたお茶を飲んでくれている。
マークス胸が熱を持つようだ……。
暴発しそうなこの気持ち……だが、悪くない。
マークス……ここに来る途中、変な体験をしたんだ。
マークス俺はグラースたちと昔の戦場にいた。
なぜ、どうやって行ったのかはわからない。
……だから、もうそのままマスターと会えないかと思った。
マークス……過去の世界にいる間、いろんなことを考えた。
このまま離れ離れになりたくない。
俺はまだマスターに言えていない気持ちがたくさんあるし──
マークス何よりずっとマスターの相棒でいたい……と。
マークス……マスター。
マークス俺は、ライク・ツーのことで間違った選択をした。
マスターを守る貴銃士として失格だ。
マークス俺は自分に……UL96A1という銃に誇りを持っている。
なにせマスターが相棒に選んでくれるくらいの銃だからな。
だけど──
マークス絶対非道しか使えなくて、
マスターを守ろうと戦うほどに傷つけてしまう貴銃士としての
自分のあり方が……つらかった。
マークスはじめは、なるべく絶対非道を使わないようにしようとした。
だけど、マスターは気にしなくていいと言って……。
マークスそれに、マスターにはマスターの決意がある……って、
ライク・ツーに言われたんだ。
マークス痛みも傷も覚悟の上で戦ってるんだから、
俺の行為はマスターの気持ちを踏みにじるものだと。
マークスだから、マスターを傷つけたくないという心を
押し殺さないと……そう思ってた。
マークスマスターにふさわしい貴銃士になろうとしていたのに──
マークス……ためらってしまったんだ。
裏切ったライク・ツーを撃つのを。
マークス引き金を引けばあいつの心臓を間違いなく撃ち抜けるのに、
指が震えて……。
マークス冷静にならなければと思っていたのに……。
俺はまだ甘い……!
マークス……いざという時に敵を撃てないなんて、
やっぱり俺はマスターの銃として失格だ……。
主人公【撃とうとしていたら止めていた】
【マークスが自分の銃で嬉しい】
マークスマスター……、どうして……?
主人公【自分の気持ちを守ってくれた】
→マークス「わからない……。
俺はあの時選択を間違ったはずだ。
ライク・ツーを撃ちたくない気持ちが大きくて……。」

【自分の大事な人を守ってくれた】

→マークス「ライク・ツーがそんなに大切なのか……?
……まあ、俺も進んで撃ちたいと思う相手じゃないが。」
主人公【撃っていたら後悔していた】
【撃たないことで守れるものもある】
マークス……あの時のこと、マスターもつらく感じてると思った。
だから、俺の悩みまで背負わせるのは絶対にだめだと
思っていたんだ。
マークス……でも、今は打ち明けてよかったと思ってる。
気持ちもとても楽だ。答えは出てないのに……。
主人公【話すことは大事だ】
【答えを出すまでの道のりが重要】
マークスそうか、こうやって話すこと自体が大事で、
答えがすぐに出なくてもいいのか……。
マスターはすごい!
マークスそれにわかり合えたっつーか、
こう……気持ちが通じて嬉しかった。
マスター、これからはもっと話をしよう。
マークスマスターとも、みんなとも。
それから……ライク・ツーとも、話をしたい。
マークスありがとう、マスター。

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