Happy Brave Musketeer's Day!
今年貴銃士たちが華々しくパレードをするのはアメリカ!
大統領の提案で『夢』に関する絵を描くことになった貴銃士たちは、自分の真の望みと向き合うことになる……。
俺は貴銃士で、人にはなれない。居場所は戦場だと覚悟を決めた。
けど、夢を見ることくらいは許されるかな。
笑顔の輪の中に、俺の料理があることとかさ。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
マスターちゃん、2年間ありがとう。
君のおかげで、俺は貴銃士でいられるんだ。
Merci du fond du coeur.
〇〇は、貴銃士たちが絵を描いた
革命戦争資料館のホールにやってきた。
色とりどりのソースがハートや星の模様を描いて、
大きな皿を鮮やかに彩っている絵の前で
〇〇が足を止めると……。
タバティエール | やあ、〇〇ちゃん。 見に来てくれたんだな。 |
---|---|
タバティエール | その絵、俺が描いたんだが……どうだ? |
主人公 | 【楽しい食卓のイメージが湧く!】 【わくわくする絵だね】 |
タバティエール | おっ……そうかい? |
タバティエール | こんな立派な場所に絵を描くなんて責任重大だし、 俺は絵に自信があるわけでもないから心配だったんだが…… 〇〇ちゃんにそう言ってもらえるとホッとするよ。 |
タバティエール | ……夢についての絵を描くことになってから、 俺の夢ってなんなのか、あれこれ考えたんだ。 |
タバティエール | 突き詰めて考えてみたら、俺の一番の望みは、 人に喜んでもらうことなんじゃないかって思ってさ。 |
タバティエール | 方法はなんでもいいが、 俺が得意で好きなのは料理だから、 料理で人を幸せにする……ってのが一番近いと思ったんだ。 |
タバティエール | それを絵で表そうとして、こういう感じになった。 創作料理のちょっと抽象的な絵で、 料理と喜びを表現できてるといいんだが……。 |
主人公 | 【タバティエールらしいいい絵だね】 【できていると思う】 |
タバティエール | ありがとな、〇〇ちゃん。 |
タバティエール | …………。 ……叶わない夢で言えば、俺は、人間になりたかったんだ。 |
---|---|
タバティエール | 料理をして、普通に暮らして、年をとって……。 でも、俺は銃だ。 |
タバティエール | 俺は人にはなれないし、銃の居場所は戦場だ。 貴銃士として目覚めた俺には、やるべきことがある── それを認めて覚悟と諦めを持った時、絶対高貴になれた。 |
タバティエール | だが……料理が好きで、車が好きで、 戦うよりも人の笑顔を見るほうが好きで性に合ってるのが俺だ。 |
タバティエール | そして……そんな俺を、 〇〇ちゃんは否定しないでいてくれる。 |
---|---|
タバティエール | だから、いつかの……ずっと先のことも考えられたんだ。 穏やかに暮らせる世界が訪れたら、何がしたいかって。 |
タバティエール | 俺は、穏やかな日常の中で、誰かに喜びを与えたい。 役に立ちたい。 |
タバティエール | そのために……未来の平和を作るために、 今は貴銃士として力を尽くす。 |
タバティエール | それが今の俺に求められてることだからな。 |
主人公 | 【もし戦いがなくなったら何をしたい?】 【平和な世界でどうやって暮らそうか】 |
タバティエール | そうだな……街の片隅でひっそりと店を開くのもいいし、 フードトラックであちこちの人に料理を振る舞うのもいい。 運転するのも好きだし、一石二鳥だろ? |
タバティエール | まあとにかく、料理で人を笑顔にできたらいいな。 あとは、〇〇ちゃんの専属料理人だな! |
タバティエール | 〇〇ちゃんはどれがいい? |
主人公 | 【フードトラックで旅したい】 →タバティエール「よし、じゃあ助手席は〇〇ちゃんの特等席だ。 一緒に世界中の美味いものを試して、メニューを増やすんだ。 ……ははっ、楽しそうだなぁ。」 【自分の専属シェフになって】 →タバティエール「もちろん、喜んで。 美味しくて健康的な食事を、毎日心を込めて作るぜ?」 |
タバティエール | ……ま、そんな日が来るのは、まだ夢みたいに遠いかもな。 一歩ずつ、着実に進んでいかねぇと。 |
タバティエール | 今こうしている間にも、どこかでトルレ・シャフが暗躍して、 怪我や飢えに苦しんでいる人がいるかもしれない。 |
タバティエール | ……料理をするのも、食べて愉しむのも、 結構贅沢で幸せなことかもしれないな。 |
タバティエール | この贅沢と幸せが当たり前になる日が来るといい。 そのためなら、俺も胸を張って戦える気がするよ。 |
主人公 | 【頼りにしてる】 【きっと叶えよう】 |
タバティエール | ああ、〇〇ちゃん。 |
タバティエール | ……そうだ、ちょっとしたもんだけど。 |
タバティエールが差し出した袋の中には、
綺麗に畳まれたエプロンが入っていた。
タバティエール | シャスポーがグッズを作ってるのを見てさ、 アイディアを拝借したんだ。 俺が作ったのはエプロンだけどな。 |
---|---|
タバティエール | これは〇〇ちゃんに。 料理する時に役立ててくれ。 |
主人公 | 【ありがとう】 【大切に使うよ】 |
タバティエール | それから……俺の夢が叶う時が来た時も、 そいつを使って一緒に料理してくれよ。 |
主人公 | 【もちろん!】 |
タバティエール | さーて、士官学校に帰ったら何か作るか。 メニューのリクエストはあるかい? |
タバティエール | 日頃の感謝を込めて、なんでも作るぜ。 |
Protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.
まだコメントがありません。