Happy Brave Musketeer's Day!
今年貴銃士たちが華々しくパレードをするのはアメリカ!
大統領の提案で『夢』に関する絵を描くことになった貴銃士たちは、自分の真の望みと向き合うことになる……。
僕が得意とするのは詩作ですが、絵にも手は抜きませんよ。ええ!
芸術は等しく崇高で、ブラウン・ベス先輩とマスターも至高の輝きに満ちている題材ですからね。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
夢、愛、希望。
僕のすべての喜びを、
源であるあなたへ捧げます。
貴銃士たちが描いた夢の絵を見るため、
〇〇は革命戦争資料館に向かった。
貴銃士たちの絵が飾られたスペースで、
〇〇がとある絵を鑑賞していると──
ふいに、どこからか視線を感じる。
主人公 | 【……?】 【誰かいる?】 |
---|
〇〇が声をかけると、
柱の陰からエンフィールドが顔を出した。
エンフィールド | すみません、僕です。 〇〇さんが僕の絵を見てくださっているのが 嬉しくて、つい……。 |
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エンフィールド | 僕の絵、見どころがありましたか? |
主人公 | 【もちろん!】 【釘付けになった】 |
エンフィールド | ありがとうございます……! この絵について深く知っていただきたいので、 ぜひ解説をさせてください! |
エンフィールドが描いたのは、
ブラウン・ベス銃とその貴銃士のシルエットだった。
銃には後光が差しており、周囲にはリボンをくわえて飛ぶ鳥や
花が舞う様子が神々しさ溢れる様子で描かれている。
エンフィールド | この光り輝く銃身はブラウン・ベス先輩の気高さを表現していて、 鳥と花は世界平和の象徴として描きました。 |
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主人公 | 【絶対高貴の光みたいだ】 |
エンフィールド | ええ! 僕の夢は絶対高貴の力で人々を導き、 世を混乱から脱出させることですから。 |
エンフィールド | 僕の理想の絶対高貴を絵で表現した結果、 このような作品になりました。 |
エンフィールド | ここに描かれたブラウン・ベス先輩のように、 僕も高貴な輝きで世界を満たしたいです……! |
主人公 | 【エンフィールドならできるよ】 【自分もその夢を応援したい】 |
エンフィールド | ありがとうございます!! マスターなら、そう言ってくださると思っていました! |
エンフィールド | さらに、この絵にはこだわりポイントもありまして。 ブラウン・ベス銃の色にご注目ください。 |
エンフィールド | 約1世紀もの間戦場で使われ、 悠久の年月を経て熟したクルミ材の渋い色合いを、 何種類もの色を重ねて表現しました。 |
エンフィールド | 年を経たからこそ輝く、焦げ茶色の深いツヤ! 古銃ならではの魅力と、歴史の深みがあると思いませんか? |
エンフィールド | さらに、この後光はただの眩しさではなく絶対高貴のあたたかさ、 力強さも表現できるよう何度も修正し、こだわり抜きました。 |
主人公 | 【絵に込めた思いが伝わってくる】 【本当に光ってるみたいだ】 |
エンフィールド | 熱心に見ていただけて嬉しいです。 |
エンフィールド | ところで〇〇さん、 この絵の横に立っていただけますか? |
突然の指示に戸惑いながらも、〇〇は
エンフィールドに言われた通りの位置に立つ。
エンフィールド | こ、これは……!! やはり、思った通りです……! |
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エンフィールド | 〇〇さんは既に絶対高貴の輝きを手にしています。 相乗効果でブラウン・ベス先輩もより眩しく見える……! |
エンフィールド | 僕はこんなに眩しく、素敵なマスターのもとで貴銃士になれて、 本当に幸せです……! |
エンフィールド | はっ! すみませんっ! つい熱くなりすぎてしまいましたね。 こちらで、絵の説明は以上です。 |
主人公 | 【絵にない他の夢はあるの?】 【エンフィールド自身に夢はある?】 |
エンフィールド | ……! それは……あるにはあるのですが……。 |
エンフィールド | その……とても個人的なものでして……。 今回のように大々的に展示される絵にするのは憚られたので、 採用はしなかったのですが……。 |
エンフィールド | ……ええと、実は、詩集を出したいと思っているんです。 |
エンフィールド | 構想は既にできているのですが、悩んでいることが いくつかありまして……ええ。 |
エンフィールド | 書きたいテーマをなかなか1つに絞ることができないので、 複数のテーマのものを1冊にまとめた詩集にするか……。 |
エンフィールド | 僕の詩のテーマになっている割合が高い ブラウン・ベス先輩、ジョージ師匠、 〇〇さんに特化して3冊出すか……。 |
エンフィールド | 〇〇さんは、どう思われますか? |
主人公 | 【いろんなテーマの詩がいい】 →エンフィールド「なるほど! では改めて、どんなテーマにするか考えてみますね。」 【特化もありだと思う】 →エンフィールド「さすがはマスター! やはりここは、僕の得意分野で勝負すべきですよね。」 |
エンフィールド | 貴重なご意見をいただきありがとうございます! では、早速実現に向けて取り掛かりたいと思います。 |
エンフィールド | せっかくですし、 新たしいテーマを取り入れてみるのもいいでしょうか。 |
主人公 | 【身近な存在を書くのも面白いと思う】 【兄弟がテーマの詩もいいと思う】 |
エンフィールド | ええっ! つまり、スナイダー……ですか……!? |
エンフィールド | ……言われてみれば僕の弟なのに、 スナイダーをテーマに詩を読むという発想がありませんでした。 |
エンフィールド | 挑戦的な取り組みになりそうです! しかし、いざ書くとなると難しい気もします……。 |
エンフィールド | 大事な弟ではありますが、すぐ物を壊すし、 戦闘に夢中で学業や任務を放棄しますし……。 |
主人公 | 【スナイダーのすべてを書いてみては?】 →エンフィールド「弟への愛蔵渦巻く詩、ということでしょうか? なるほど……! 書いたことはありませんが、挑戦のしがいがありますね。」 【スナイダーの新たな魅力を探すとか?】 →エンフィールド「なるほど、新たな魅力……! そうですね。 知っているようで知らないことはありますから……。 では、スナイダーを日々観察し直すところから始めます。」 |
エンフィールド | 詩集が完成したら、1番にマスターにお見せしますね。 |
エンフィールド | どうか、楽しみにしていてください。ええ! |
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