白百合の貴銃士は、雨降る橋にて追想する。
笑いあった友の顔と、交わし合った約束を。
穏やかな諦念を、抱留めるように腕を広げて。
太陽を背に、標となる虹を空に見て。
……今、宙に一歩、踏み出すべき時が来た。
甘い言葉、甘い顔。
嘘、嘘、嘘、嘘、嘘、嘘。
それだけが取り柄だと思ってた。
でも、もしそうでないのなら……
白百合の花言葉に誓い、決意を。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
ジョージ | Hey、シャルル! オレと射撃勝負してみないか? |
---|---|
シャルルヴィル | いいけど……ジョージがボクに勝てるかな? |
ジョージ | 言ったなー! 的の中心に近いとこに当てた方が勝ちだ! |
シャルルヴィル | Oui♪ それじゃあ、始めようか。 |
ジョージ | Oh……No……! |
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シャルルヴィル | ……ふふっ、ボクの勝ちだね? |
ジョージ | ま、待ってくれ! もう1回勝負しよう! |
マークス | …………。 |
ジョージ | おっ? どうしたんだ、マークス。 |
マークス | お前らの銃って、よく似てるよな。 見分けがつかないくらいだ。 |
ジョージ | そうかー? ま、確かに形はかなり似てるよな。 |
シャルルヴィル | いろんなバリエーションがある現代銃に比べると、 俺たちの時代のマスケット銃は、 見分けるのが難しいかもね。 |
エンフィールド | ええっ!? 何をおっしゃるんです! それぞれちゃんと違いがあるじゃないですか! |
ジョージ | うおっ、エンフィールド!? おまえどっから出てきたんだよ! |
エンフィールド | 師匠あるところにエンフィールドあり、です! さて、学の浅い君にもわかるように、 お2人の違いを説明してさしあげましょう! |
マークス | 学の浅い……って、俺のことか? |
エンフィールド | ブラウン・ベス・マスケットは、 シャルルヴィル・マスケットより口径が大きく、 当たれば破壊力抜群です。 |
エンフィールド | 一方でシャルルヴィル・マスケットは口径が小さく、 弾丸も小さめで軽いので、有効射程が少し長く、 弾道も比較的安定するという利点があります。 |
エンフィールド | 見た目でいうと、大英帝国の銃である ブラウン・ベス・マスケットには、 大きな特徴があって──。 |
マークス | あー……もういい。 あんたにジョージの話をさせると日が暮れる。 |
エンフィールド | えっ! ですが、違いをわかってもらうには、 説明がまだ不十分で……。 |
シャルルヴィル | ならさ、実演してみるとかどう? 口で説明するよりは、マークスも面白いかもよ? |
ジョージ | 実演かぁ! 目をつぶって銃声でどっちか当てるとか、 銃の匂いで当てるとか~? |
マークス | おい、そんなんで当てられるわけ── |
エンフィールド | いいでしょう! 大英帝国が誇る優秀なこの僕は、 目を閉じたくらいで間違うことなどありません! |
ジョージ | それじゃあ、これから1発だけ撃つから、 オレかシャルルかどっちか当ててみてくれよな。 |
エンフィールド | はい、わかりました! |
シュッ、パァン!
エンフィールド | ふむ……これは、ジョージ師匠ですね! |
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マークス | マジかよ……。なんでわかったんだ? |
エンフィールド | 当然、音が違うからですよ! 同じマスケット銃といえど、銃の口径が違うので、 銃声も少し違うんです。 |
エンフィールド | それに、弾込めの際、槊杖(さくじょう)が銃身に擦れる音も、 ブラウン・ベス・マスケットのものでした! |
マークス | さ、槊杖の音でもわかるのか……? |
ジョージ | おおー! エンフィールド、おまえすっげーな! |
シャルルヴィル | まさか、銃声以外でも当てにくるとは……。 じゃ、じゃあ次はいっそ、匂いでやってみよう。 |
シャルルヴィル | あと、ボクたちの銃だとわかりやすそうだから、 資料庫からほかのシャルルヴィルとブラウン・ベスを 持ってくるよ。 |
エンフィールド | それは少し難易度が上がりそうですね……。 しかし、問題ありません! ええ! |
シャルルヴィル | エンフィールド、これなーんだ? |
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エンフィールド | ふむ……真鍮に微かな研磨剤の香りが残っている。 材質は……クルミ材。 優雅さの漂う芳醇な香りの膨らみ……。 |
エンフィールド | これは──シャルルヴィルM1777ですね! |
シャルルヴィル | 匂いからモデルまで当てた!? |
マークス | ここまでくると、怖ぇーな……。 |
ジョージ | エンフィールド、すっげー! オレ、すごい尊敬したよ! ホンモノだよなぁ~! |
エンフィールド | 光栄です、ジョージ師匠。 さあ、次はどの銃をテイスティングしましょうか! |
シャルルヴィル | (あ、ジョージ……と、エンフィールドだ) |
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エンフィールド | ジョージ……師匠! 師匠の一番好きな食べ物はなんですか? |
ジョージ | うーん、好きなものはいろいろあるけど…… 分厚いパティに具だくさんのバーガーとか、 最高だよな~! |
エンフィールド | ハンバーガーですか。 あの……よかったら今度、師匠おすすめのお店へ 僕を連れて行ったくれませんか? |
ジョージ | ああ、もちろんだ! なんだったら、今から行くか? |
エンフィールド | いいんですか? では、お言葉に甘えて……! |
シャルルヴィル | (行っちゃった。 相変わらず仲いいな……。 ……って、あれ?) |
シャルルヴィル | スナイダー、こんなとこで何してるの? |
スナイダー | …………。 |
シャルルヴィル | もしかして、君のお兄ちゃんのこと見てた? いつもジョージのそばにいるもんね。 ふふっ……弟の君は寂しいんじゃない? |
スナイダー | ……騒がしい細長銃だな。 |
シャルルヴィル | 細長銃ってボクのこと!? |
スナイダー | おまえ以外に誰がいる。 シャルルヴィル・マスケットは他国の銃と違って、 細長く折れやすいそうだな? |
スナイダー | イギリス兵は、敵兵のシャルルヴィルを取り上げては、 地面に叩きつけてへし折っていたと聞いたことがある。 |
スナイダー | 本当にそんなに簡単に折れるものなのか、 前から興味があった。 |
スナイダー | いい機会だ。 ──おまえで、試してやろうか? |
シャルルヴィル | ひぇっ! ごめんごめん! そんなに怒らないでよ~! |
シャルルヴィル | あんまりカリカリしてると、 またお兄ちゃんに嫌われちゃうよ~? |
スナイダー | …………。 |
スナイダー | よほど折られたいと見える。 いいだろう。銃を寄越せ。 |
シャルルヴィル | やだよ~! 目がマジじゃない! |
シャルルヴィル | ……あーっ、そうだ! ボク、ちょっと用事があるんだった! |
シャルルヴィル | ってことで、バイバーイ! |
スナイダー | チッ……。 |
シャルルヴィル | はぁ……もうへっとへとだよ……。 重装備で銃を抱えて走るなんて、 ハードだし全然優雅じゃなーい! |
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シャルルヴィル | ボク、疲れちゃったから甘いものが食べたいな~。 |
ジョージ | おーっ、それいいな! 何食べに行く? |
シャルルヴィル | そうだなぁ、ホイップたっぷりのパフェとか── ……ん? |
生徒 | はぁ、どうしよう……。 |
ジョージ | Hey! 暗い顔してどうしたんだ? |
生徒 | あ……実は、この倉庫の中のものを急いで持ってくるように、 教官に言われたんですけど……。 |
生徒 | 他の生徒が鍵を持って行ってしまったみたいで、 開かないんです……。 |
生徒 | 早くしないと教官に怒られる……。 うう、困ったなぁ……! |
ジョージ | それは大変だな。オレたちも力を貸すよ! |
生徒 | あ、ありがとうございます……! それじゃあ、手分けして、鍵を持っている生徒を探しに── |
ジョージ | うーん…… でも、そいつがどこにいるかわかんないしなぁ。 それより、壊した方が早いんじゃないか? |
生徒 | えっ! |
シャルルヴィル | ああ、そうだね。 もう走り回りたくないし、そっちの方がいいや。 ……えいっ! |
──ガンッ! ガンッ! ガシャン!
生徒 | えええええっ!? |
---|
2人の貴銃士は、自らのマスケット銃を振り下ろし、
その銃床で扉の南京錠を殴り始めた。
ガシャ! ガンッ! ──ガッ!
シャルルヴィル | ──はい、開いたよ♪ |
---|---|
生徒 | おおおっ!? す、すごい……け、けど! そんなことしたら大事な銃が壊れてしまうのでは!? |
ジョージ | HAHA! オレたち古銃はそんなにヤワじゃないぜ。 一斉射撃からの銃剣突撃! 銃床も鈍器になる。 |
シャルルヴィル | そうそう。 ボクは細くて折れやすい~なんて言われるけど、 こう見えて、殴るのは割と得意なんだ。 |
シャルルヴィル | 木の扉やちょっとした鍵くらいなら、 こうやって簡単に壊せるよ。 ま、あんまり固いものを殴る気にはなれないけどね。 |
生徒 | そうだったんですか……。 本当に、ありがとうございました……! |
生徒 | でも、これ……。 鍵を壊したってバレたら、 遅れるよりももっと教官に怒られそうな気が……。 |
ジョージ&シャルルヴィル | ……あ。 |
シャルルヴィル | ……あ、あはははは……。 ジョージ、急いでスイーツ食べに行こう! |
ジョージ | お、おう! そうだな! じゃあな~☆ |
生徒 | ええっ、お2人とも、待ってくださいよ……! |
生徒 | …………。 教官になんて言おう……。 |
シャルルヴィル | ふっふっふ~♪ タバティさんの料理、楽しみだな~! |
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シャルルヴィル | あの素直じゃないグラースがタバティさんの料理を褒めてたから、 ボクも1回食べてみたかったんだよね~。 |
シャルルヴィル | 何が出てくるのかな? ワクワクするよ。 |
ジョージ | おお……! いい匂いがしてきたぞ! 絶品の予感がするな! |
タバティエール | あんまり期待しすぎないでくれよ? 俺はプロの料理人じゃなくて、 趣味で料理をしてるだけの貴銃士なんだからさ。 |
タバティエール | ……はい、まずは1品目だ。 リコッタチーズのパンケーキ~ベリーソースを添えて~ |
シャルルヴィル | わぁっ、おいしそー! いっただっきまーす! |
シャルルヴィル | …………ん~っ! フワフワ~! |
ジョージ | Oh……! パンケーキって、こんなにウマいものだったのか! |
タバティエール | はは。口に合ったならよかった。 |
シャルルヴィル | 最っ高だよ! おかわりしたい! |
シャルルヴィル | あ、でも……甘いもの食べると、 しょっぱいのも欲しくなるよね~。 交互ならいくらでも食べられちゃいそうだなぁ。 |
ジョージ | シャルル……そんなに食べてると、 昔みたいに太っちまうぞ~? |
シャルルヴィル | ぐっ……! だ、大丈夫だよ! 確かに昔は重いって言われたこともあったけど、 ボクはスリムでエレガントだし……? |
シャルルヴィル | 念には念を入れて、 食べた分、あとでちゃーんと運動もするから! |
ジョージ | ……そういえば、シャルルって昔、 なんか面白いあだ名ついてなかったっけ? 確か、なんとかの足、とか……。 |
シャルルヴィル | そ、それは……。 |
タバティエール | しょっぱいものがいいなら、次はこれだ。 イタリアのブレザオラっていう、 『牛ハム』を使った料理だぞ。 |
シャルルヴィル | ……っ! |
ジョージ | あ~! そうだ、思い出した! 『牛の足』だ! |
シャルルヴィル | あ~もうっ! 思い出さなくていいのに! |
ジョージ | えっ! お、怒ったのか……? |
シャルルヴィル | そういうの、 「デリカシーがない」って言うんだからねっ! |
ジョージ | Sorry! でも、牛の足って別にそんなに太くないと思うぜ? |
シャルルヴィル | それフォローになってないから! |
タバティエール | あーほらほらシャルルくん、 出来立ての美味しいうちに食べて、元気出しな。 |
シャルルヴィル | はーい……いただきます。 |
シャルルヴィル | ……んんっ! |
ジョージ | Wow……! |
シャルルヴィル | C’est bon! |
ジョージ | Delicious! |
シャルルヴィル | これこれ! 甘さからのしょっぱさ! 最高コンボ~! |
ジョージ | だな! シャルルの言う通り、交互にどんどん食べられそうだ! |
ジョージ | タバティシェフ! おかわり!!! |
タバティエール | 本当にまだ食うのか……? |
シャルルヴィル&ジョージ | もちろん! |
タバティエール | ははっ、了解。 2人とも美味しそうに食べてくれるから、特別サービスだ。 少し待っててな。 |
ジョージ | なーなー、シャルル! 今日は調理実習ってのがあるんだってな! 何作るんだろうな~、すっげー楽しみだ! |
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ジョージ | オレは、作るならやっぱりバーガーがいい! 超ビッグサイズなやつ! それかステーキ! |
シャルルヴィル | いや、調理実習なんだし、 もっと手の込んだものを作るんじゃないかなぁ? タルトとかのスイーツ! |
シャルルヴィル | そうだ! スフィーにボク特製のアップルパイを食べさせてあげたいな~。 |
スプリングフィールド | シャルル兄さんの、アップルパイ……! |
ジョージ | シャルルが作るお菓子ならウマそうだ! それもいいな~! もう、みんなで作りたいもん全部作ろうぜ! |
ケンタッキー | いや、さすがにそれは無理だろ。 家庭科室じゃあ道具も機械も足りねぇよ。 |
ペンシルヴァニア | ステーキなら、家庭科室でやる必要はない。 ……ジョージ、俺たちは外で火をおこすか? |
ジョージ | それいいな! ナイス、ペンシルヴァニア! |
恭遠 | 君たち、待ってくれ……! 今日の調理実習で作るメニューはキッシュだ。 材料も用意してあるから、ステーキは今度にしてくれ。 |
ケンタッキー | キッシュ? よくわかんねーけど、それよりホットブラウンだろ。 |
ペンシルヴァニア | キッシュ……というのはなんだ? |
シャルルヴィル | フランスのアルザス=ロレーヌ地方の郷土料理だよ。 今は、世界のあちこちで食べられてるみたいだけどね。 |
シャルルヴィル | タルトやパイの生地で器を作って、その中に ベーコンや玉ねぎ、いろんな野菜とクリームを入れて、 チーズを振りかけてオーブンで焼くんだ。 |
スプリングフィールド | シャルル兄さんは、物知りですね……。 説明だけでも、なんだか美味しそうです。 |
恭遠 | シャルルヴィルがいれば、 君たちのチームは大丈夫そうだな。 5人で協力して、美味しいキッシュを作ってくれ! |
ジョージ | んで、キッシュってどうやって作るんだ? |
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シャルルヴィル | うーん……実はボクも、詳しくは知らないんだよね。 ほら、ボクってスイーツ専門だし? |
シャルルヴィル | あ、そうだ! タバティさんなら色々知ってるかも! |
~数分後~
シャルルヴィル | タバティさんに教えてもらったから、もう大丈夫! キッシュのタルト生地は、お菓子のタルトとは 作り方やポイントが違うんだって。 |
---|---|
シャルルヴィル | バターが溶けないように気をつけながら、 粉とさっくり細かく粉みたいに混ぜるのがコツ。 ってことで、まずは粉をふるおう! |
ジョージ | よーし、それなら任せとけ! どりゃーっ! |
ケンタッキー | げほっ、ごほっ! おいコラジョージ! 何してんだ! |
スプリングフィールド | 何も見えない……。 |
シャルルヴィル | せっかく計量したのが台無しだよ……! |
ジョージ | んなの適当でいいんじゃないか? |
シャルルヴィル | ダメ! フランス料理は繊細なの! |
ジョージ | んじゃ、卵でも割るか。えい! |
シャルルヴィル | 確かに割れてるけど殻だらけじゃん! もうっ、その卵はスクランブルエッグか何かにして ジョージが食べてよ! |
シャルルヴィル | そのあとは、中身作りの方を手伝って! 生地はボクとペンシルヴァニアさんで作るから! |
ジョージ | おー、了解! |
ケンタッキー | おいシャルルヴィル! こっちは俺がスーちゃんとやるからいいんだよ! ジョージ押し付けんな! |
シャルルヴィル | でも、タルト生地が失敗したら キッシュが台無しだよ!? 中身の方がまだリカバリー利くでしょ!? |
ケンタッキー | いや、あいつ何しでかすかわかんねぇし無理だ! つーか、お前らとペンシルヴァニアはアメリカ独立戦争の 戦友だろうが! その3人で仲良くやってろよ! |
スプリングフィールド | その理屈だと、僕は南北戦争で、 ケンタッキーは第二次独立戦争の銃だから 別々になっちゃうけど……。 |
ケンタッキー | 細けーことはいいんだよ! 最初のスプリングフィールドは、俺と同じで 第二次独立戦争の銃だろ! |
シャルルヴィル | それを言うなら、 スフィーとボクは遠い兄弟みたいなものなんだから、 ペアでいいでしょ! |
ペンシルヴァニア | スプリングは人気者だな……。 |
スプリングフィールド | そういうわけでもないと思いますが……。 |
ジョージ | お! ちょっと焦げたけど、 なかなかいい感じのスクランブルエッグ完成! いっただっきまーす! |
ジョージ | うおっ! ガリジャリする! つーか、卵だけだと物足りねぇな~。 ベーコンも焼いていいか? |
スプリングフィールド | 駄目だと思うよ……。 |
エンフィールド | 皆さん、何やら難航しているようですね。 |
ジョージ | おー、エンフィールド! そっちのグループは順調か? |
エンフィールド | それが……開始早々、「俺は食い物に興味はない」と スナイダーが逃亡してしまって……。 |
シャルルヴィル | ……! じゃあ、ジョージが手伝ってあげなよ! |
エンフィールド | ええ、それはいいアイディアですね! ジョージ師匠と料理ができるなんて光栄です! |
エンフィールド | しかし……どちらかといえば、 師匠には僕渾身のキッシュを堪能していただきたく…… 師匠は監督と味見係をお願いします! |
ジョージ | おう! それなら任せとけ! |
シャルルヴィル | そっか……! 味見係にするって手があった……! |
ペンシルヴァニア | そうだな。 ……だが、これでよかったんじゃないか? エンフィールドは、目に見えてやる気が増したようだ。 |
ケンタッキー | マークスとライク・ツーの現代銃コンビに囲まれて、 スナイダーは逃げて、 さっきまで死んだ顔してたからな。 |
シャルルヴィル | さすがスナイパー、 他の班のことまでよく見てるね……。 |
シャルルヴィル | ……よーし、それじゃあボクたちも、 向こうに負けないくらい美味しいキッシュを作ろう! |
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