Happy Brave Musketeer's Day!
今年貴銃士たちが華々しくパレードをするのはアメリカ!
大統領の提案で『夢』に関する絵を描くことになった貴銃士たちは、自分の真の望みと向き合うことになる……。
レジスタンスのドライゼの偉大な背中を追いかけてきた。
彼と俺は違うが、受け継いでいるものもあると信じたい。
そして次は俺が未来へと意思を繋ぐのだ。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
今日の驚くべき前進は、
俺の生き方を変えるほどの一歩となった。
あなたは本当に素晴らしいマスターだ。
貴銃士たちが描いた夢の絵を見るため、
〇〇は革命戦争資料館に向かった。
貴銃士たちが描いた絵を眺めながら館内を進んでいると──
力強い筆致で描かれた、迫力のある拳の絵があった。
握手の絵のようだ。
ドライゼ | マスター。 |
---|---|
主人公 | 【これがドライゼの夢?】 |
ドライゼ | ああ、そうだ。 これは……俺の意志の表れだ。 |
ドライゼ | これは握手でもあり、継承のイメージでもある。 |
主人公 | 【手のモデルはいるの?】 【見覚えがある手だ】 |
ドライゼ | 想像で描くのには限界があるので、 理想的な手のモデルを探してスケッチしたものを下絵にしたのだ。 |
ドライゼ | 結局、モデルはジーグブルートとマークスに頼んだ。 実際に握手をしてもらったのを見ながら描いた。 |
ドライゼ | 最初は2人とも渋っていたのだが、 ブレイブ・マスケッターズ・デーの任務のためだと 説得をして、どうにかモデルをしてもらった。 |
ドライゼ | スケッチに3時間ほどかけて、綿密に行った。 |
主人公 | 【3時間!?】 【モデルも大変だ】 |
ドライゼ | ああ、実を言うとジーグブルートとマークスには かなり文句を言われてな……。 |
ドライゼ | あの時は正確に描こうとしすぎていたのかもしれない。 時間もかかったうえに、かなり細い線になってしまってな。 ……遠くからでは何の絵かまったくわからなかった。 |
ドライゼ | 近くで見て精密で綺麗に見える絵と、 このように大きな壁に描く絵はまったく別物なのだな。 |
ドライゼ | それで、本番ではかなり太い筆に持ち替えてみた。 どうだろうか。 |
主人公 | 【すごい迫力だ】 【力強い絵だ】 |
ドライゼ | 近くで見ると荒々しいように見えるが、 こうやって程よい距離から見ると……正解だったな。 |
ドライゼ | ……俺はレジスタンスのドライゼの背中を追いかけてきた。 立派な貴銃士であるために己を律し、 連合軍ドイツ支部を率いてきた。 |
ドライゼ | 俺と彼とは違う貴銃士だ。 だが、レジスタンスのドライゼから受け継いだものはある。 ……それを自分なりに後継に受け継いでいきたい。 |
ドライゼ | ドイツ支部の連中はこんな俺を慕ってくれている。 彼らに報いるためにも、いち早くドイツの状況をよくしたい。 |
ドライゼ | 内乱によって生活のままならない地域がある。 まずはその状態を打破したいと思っている。 |
主人公 | 【きっとできる!】 【一緒にやりとげよう】 |
ドライゼ | ……ああ。必ず。 |
ドライゼ | この絵に込めたのは、その先の願いだ。 ドイツ全域が戦闘状態から解放され、 あなたに敵対するものを撃破したあと……。 |
ドライゼ | そこには貴銃士が必要なくなるはずだ。 その平和を維持できるように、 今の俺が持てるすべてを引き継ぎたい。 |
ドライゼ | 俺やエルメがいなくとも大丈夫だと自信を持てるよう 基地の体制を整備する。 彼らならばやってくれるはずだ。 |
ドライゼ | ドイツが誇りを持ち、 輝かしい未来に向かって歩き続けることを願う。 |
ドライゼ | …………。 |
ドライゼ | それと……この絵にはもう1つ、ごく個人的な意味もある。 |
ドライゼ | 人間と、握手ができるようになりたい。 |
ドライゼ | 今までずっと、俺は人間と握手ができないままだ。 どうしても、という時にはエルメが間に入ってくれていたが、 このままでいいとは思っていない。 |
ドライゼ | マスター、よかったら……また協力してくれないだろうか。 |
主人公 | 【もちろん】 【何度でも】 |
ドライゼ | 感謝する。 ……今、少し試してみてもいいだろうか。 |
〇〇はそっと手を差し出した。
ドライゼ | …………。 |
---|---|
ドライゼ | この絵をイメージしながらやってみる。 ……握り返しても、その手は壊れたりしない……。 |
ドライゼは自分の描いた絵をじっと見つめる。
そして意を決し、〇〇の手を握った。
ドライゼ | ……っ! |
---|---|
主人公 | 【おめでとう!】 【前進したね!】 |
ドライゼ | ……あ、ああ。 握手とはこういうものなのか……。 |
ドライゼは〇〇と握手した自分の手を、
まじまじと見つめた。
ドライゼ | なんというか……不思議な感覚だ。 |
---|---|
主人公 | 【握手をすると安心する】 →ドライゼ「安心か……なるほど、あなたの温度は心地いいな。」 【握手をすると元気が出るよ!】 →ドライゼ「そうなのか? 元気、か……マスターに元気を与えられるとは。 握手というのは、すごいな。」 |
ドライゼ | あなたのおかげだ。 他の人ともできるかはわからないが…… 着実に、歩みを進められている。それが嬉しい。 |
ドライゼ | ありがとう、マスター。 |
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