Happy Brave Musketeer's Day!
今年貴銃士たちが華々しくパレードをするのはアメリカ!
大統領の提案で『夢』に関する絵を描くことになった貴銃士たちは、自分の真の望みと向き合うことになる……。
俺は最強の成功作様だって世界中に知らしめてやる。
スケレットとトルレ・シャフをぶっ潰してな。その日が来るのをお前も楽しみにしてろよ。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
Alles Gute zun2. Jahrestag.(※)
※正しくはおそらく”Alles Gute zum 2. Jahrestag.”(2周年おめでとう)
さすがは俺のマスターだな。
貴銃士たちが描いた夢の絵を見るため、
〇〇は革命戦争資料館に向かった。
ジーグブルート | おう、マスター。 来てたのか。 |
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主人公 | 【みんなの絵を見ていた】 【ジーグブルートの絵はすぐわかった】 |
ジーグブルート | そうか。 俺の絵はどうだった? |
ジーグブルートが描いた絵は、
でこぼことした山に座っている
ジーグブルートのシルエットだった。
絵の傍らには「Ich bin Nr.1」と書き殴られている。
主人公 | 【これが夢?】 【どういう状況?】 |
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ジーグブルート | 見てわかるだろうが! この俺がトルレ・シャフの奴らをぶっ潰して、 高性能な成功作様だって世界に名を残してやるってことだよ! |
ジーグブルート | で、どうだ。 この俺の描いた絵は? |
主人公 | 【かっこいい】 【力作だね】 |
ジーグブルート | はっ、当然だ! 自信作だぜ、こいつは。 |
ジーグブルート | ま、多少修正させられたがな。 |
ジーグブルート | もともとは、倒した敵をもっとリアルに描いてたんだ。 傷やら顔やらな。 |
ジーグブルート | そしたら、革命戦争資料館の責任者ってやつが出てきて、 NGを出してきやがった……。 |
ジーグブルート | 夢というテーマに、殺戮の様子は……とか言ってな。 ったく、何もわかっちゃいねぇよな。 |
ジーグブルート | 銃で撃ち抜けば血が出る。 戦場に出てるようなヤツが無傷でいきなり死ぬわけもねぇ。 |
ジーグブルート | だから死と血はセットみてぇねもんだ。 ……そうだろ? |
主人公 | 【現実ではそうだ】 【リアルを追求すればそうなる】 |
ジーグブルート | なのに、 夢だなんだっつって、現実から目を背けやがって。 |
ジーグブルート | ……とにかく、血を描き込んでたところを黒塗りにさせられた。 まあ、ただ言いなりになったわけじゃねぇよ。 |
ジーグブルート | 一部黒塗りじゃあ格好もつかねぇし、全部シルエットにした。 壁と白とのコントラストで絵が際立つし、 見えねぇからこそ見るやつはいろいろ想像するはずだ。 |
ジーグブルート | 世界中に奴らがこの絵を見て、 この俺が……DG36が最強の成功作様だと思い知るんだ。 |
ジーグブルート | どうだ、考えただけで気分がいい! ……Ich bin Nr.1! |
ジーグブルート | 俺がナンバーワンだ。 ドライゼの野郎でも、エルメでもなく……。 |
ジーグブルートは自分の描いた絵をじっと見つめている。
主人公 | 【ジーグブルートは誰を倒したいの?】 |
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ジーグブルート | そんなこと決まってるだろ。 アウトレイジャーにトルレ・シャフの連中、それと……あいつだ。 |
ジーグブルート | ……スケレットだよ。 |
ジーグブルート | あいつだけは絶対にこの手で仕留める。 今も情報は集めてるぜ。 |
ジーグブルート | 観光異聞の腑抜けた奴らとは違うんだ。 アメリカでもトルレ・シャフの目撃情報があるらしい。 |
ジーグブルート | 今夜にでも見回りをするつもりだ。 あいつがいるかもしれねぇしな。 |
主人公 | 【自分も行く】 【1人では危ない】 |
ジーグブルート | ……別に俺1人で十分だけどな。 ついてきたいっていうなら、好きにしろ。 |
その夜、ジーグブルートと〇〇は、
トルレ・シャフの目撃情報があった路地裏に向かった。
ジーグブルート | ……特に変わったところはねぇな。 |
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ジーグブルート | クソ、収穫はなしか。 ガセネタを掴まされたか、 それとも奴らが尾っぽ巻いて逃げ出したのか……。 |
主人公 | 【危険がなくてよかった】 【街の人は安全だね】 |
ジーグブルート | そうとも言えるかもしれねぇけどよ。 ……お前、ほんとお人好しだよな。 |
ジーグブルート | 他人の復讐に付き合うなんて、暇人のすることだろ。 |
主人公 | 【マスターとして当然】 →ジーグブルート「ご立派なことで。 見張りか何かのつもりかよ。」 【ジーグブルートが大切だから】 →ジーグブルート「は……? 何かの冗談か……?」 |
ジーグブルート | そんなこと言っておいて、 お前もいつか俺の前から消えるんじゃねぇの。 |
ジーグブルート | マスターっていう奴らは、今まで全員そうだった。 お前だけが特別だとは思えないな。 |
主人公 | 【そんなことない】 【死ぬまで一緒だよ】 |
ジーグブルート | ……っ! |
ジーグブルート | 馬鹿正直に真に受けてるんじゃねぇ。 冗談だよ、冗談。 |
ジーグブルート | わかったから暑苦しいのはやめろよ。 そういうガラじゃねーんだよ。 |
ジーグブルート | …………。 |
ジーグブルート | でも、まぁ……ありがとうな。 |
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