【2周年に描く夢】ローレンツ

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解説

カード解説

Happy Brave Musketeer's Day!
今年貴銃士たちが華々しくパレードをするのはアメリカ!
大統領の提案で『夢』に関する絵を描くことになった貴銃士たちは、自分の真の望みと向き合うことになる……。

心銃解説:賢者の秘密は鷲の内

俺の中、官製ローレンツは優れた銃だ。だが、貴銃士としての俺は克服すべき問題を抱えている。
それでもいつか願いを叶えるため足掻き進み続けるのだ。

カードストーリー

主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分

 

★4覚醒後のカードイラストに表示されるメッセージ

2周年を祝うことは
君を賛美すると同等である
Q.E.D.

Ep1. 双頭の鷲

貴銃士たちが描いた夢の絵を見るため、
〇〇は革命戦争資料館に向かった。


貴銃士たちが描いた絵のうちの1つに目立つものがあり、
〇〇は目をとめる。

悠々と翼を広げる双頭の鷲が描かれた絵で、
かなりの力作のようだ。

ローレンツモルモット2号、その絵に目を付けるとはさすがだな。
審美眼を褒めてやろう。
主人公【力強くてカッコいい!】
【繊細だけど大胆な絵だ】
ローレンツああ。なにしろ前回アメリカに渡ってからというもの、
この絵を仕上げるために俺の生活を捧げてきたのだ。
ローレンツ動物園に通って本物の鷲をよく観察し、デッサンした。
双頭の鷲は実在しないが、綿密な取材が絵に説得力を与える。
ローレンツオーストリア・ハプスブルク家を象徴するモチーフだからな。
妥協は許されない……!
ローレンツ堂々とした自信溢れる貴銃士になるという夢を、
この双頭の鷲に託して表現したのだ。
ローレンツああ……青年は先人への深い尊敬の念と誇りを胸に、
優雅で雄大な祖国の歴史に思いを馳せるのであった……!
主人公【これは「建前」の夢だよね?】
【この間の話の続きは?】
ローレンツむ……。
ローレンツ……あの話か。
ああ、俺の夢には本音と建前がある。

ローレンツ自信がみなぎる貴銃士になることが夢だと、
カール様にはお伝えしている。
ローレンツ俺自身が貴銃士として成長し、
カール様のお側に仕えるにふさわしい存在になる。
ローレンツそして……『彼』の影を……。

ローレンツ……こほん。
それで、本音の話だったか。
ローレンツカール様のお耳に入れていないが、
俺はいつか成したいと思っていることがある。
君にも関係のあることだぞ。
主人公【自分に関係がある?】
【どういうこと……?】
ローレンツ……マルガリータ様とレオポルト様の召銃。
ローレンツそれが可能な情勢にすることが、俺の本当の夢だ。
実現した暁には、君の力を借りることになる。
主人公【もちろん!】
【早く叶うといいね】
ローレンツああ、その時に向けて全力を尽くそう。

ローレンツ君たちがやってきたことで、
オーストリア国内に深く巣食っていたトルレ・シャフの影響を
少しは排除できたし、ある程度の膿を出すことになった。
ローレンツだが、完全に自体が収束したわけではない。
まだ国内には彼らは潜んでいるだろう……と、
カール様も考えておられる。
ローレンツオーストリアの状況はいまだに不安定だ。
……今はまだ、その時ではない。

ローレンツそれに……。
ローレンツ(すでに多くの貴銃士を抱える〇〇に、
これ以上、有力な銃を渡すまいとする勢力も存在する……)
主人公【それに?】
【何かあるの……?】
ローレンツいや、解決すべき問題がまだ多くあるというだけだ。
ローレンツ達成に向けた計画立案と実行……困難ではあるが、腕が鳴るな。
このローレンツにかかれば、不可能はないぞ!
主人公【トルレ・シャフを倒したあとは?】
【戦いが終わったら何をしたい?】
ローレンツすべての戦いが終わった後、ということか?
ふむ……そうだな……。
ローレンツ…………。
ごく個人的なことだが……大学には興味があるな。
ローレンツ俺は独自に実験と検証を繰り返しているが、
大学というアカデミックな場で学問を修めてみたい。
ローレンツたとえば、地政学的な観点からオーストリアの歴史を研究したり、
あるいは物理や化学……心理学の実験に取り組んだり……。
ローレンツゆくゆくは博士号を取得するのもいいな。
そして、こう呼ばれるのだ……!
ローレンツローレンツ博士と!
主人公【ドクター!】
【かっこいい!】
ローレンツ教授を目指すのもいいな。
まずは講師から始めることになるだろうが……。
ローレンツ研究の傍らで、文学を志すのも悪くない。
古来より大学で教鞭をとりながら名作を残した文学者は多い。
主人公【一緒に勉強してみたい!】
→ローレンツ「俺の学友ともなれば、それなりのレベルが求められるぞ。
覚悟しておけ。」

【ローレンツの授業を受けてみたい】

→ローレンツ「ふむ、よい心がけだ。
その時には俺の生徒1号にしてやろう。
モルモット2号であり生徒1号か……少々ややこしいな。」
ローレンツ……俺自身の夢を話す機会などなかったな。
こうして〇〇と語らうことで、
新たな視点を得ることができたぞ。
主人公【いい夢だよ! 絵でも見たかった】
【それを絵にしてもよかったかも】
ローレンツそうか……?
ローレンツ世界中に公開される絵だから、そんな個人的な欲求を
貴銃士の「夢」として描くべきではないだろうと思った。
ローレンツ……正直、モチーフの選択肢にもあがらなかった。
ローレンツだが、君の言葉を嬉しく思う。
……ありがとう。

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