【バレンタインの待ち合わせ】ライク・ツー

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解説

カード解説

心銃解説:

カードストーリー

主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分

 

Ep1. 協力者たち

バレンタインデーの数日前。
ライク・ツーは、以前職業体験をしたカフェを訪れていた。

ライク・ツー久しぶり、ちょっといいか?
カフェ店員あれ、ライリー先輩!
お久しぶりです! どうしたんですか?
ライク・ツーいや、今度知り合い連れてくるんだけど、
キッチン貸してほしくてさ。
っていう話をしに来たんだけど……お前は何してんだ?
カフェ店員新メニューの開発……です、一応。
オーナーラテアートが人気だから取り入れようと思ってね。
でも、なかなか上手くできる人がいないんだ。
オーナーこの写真みたいなのを出したいんだがねぇ……。
ライク・ツーふぅん、洒落てるな。

オーナーがカウンターに広げた参考写真には、
美しいハートやリーフが描かれたカフェラテが写っている。

ライク・ツー(〇〇にこれ見せてやってもいいかもな)
オーナー他の店の視察に行って見た時は簡単そうに見えたのに、
いざやろうとするとここまで難しいとは……。
ライク・ツーなあ、俺もやってみていいか?

ライク・ツーはキッチンに入り、
写真を参考にしてラテアートに挑戦する。

ライク・ツーうわ……全然だめだな。
そもそもどうやって作ってるのか原理がわからねぇ。
オーナーうーん……。

何度か挑戦してみるが、ただの円形や、
ごにょごにょと混ざった謎の模様になり、
ラテアートといった感じではない。

ライク・ツー写真だけじゃ無理だな。
やり方を調べてからリベンジしてみようぜ。

寮に帰ってきてからもラテアートのことが気になってしまい、
翌朝早くにライク・ツーはキッチンにやってきた。
試行錯誤を繰り返すうちに、コツを掴んでくる。

ライク・ツーミルクを注ぐ角度と速度は大体わかった。
あとは模様をどう作るかだが……。
まずはこいつらをなんとかしねぇと、か。

練習によって、すでに5杯のカフェラテができている。
1人で消費するには多い量だ。

ペンシルヴァニアん……コーヒーのいい香りがするな。
こんなにたくさん……誰か来るのか?
ライク・ツーあー……いや。失敗作なんだ、それ。
ペンシルヴァニア失敗作? 美味しそうなカフェラテだが。
ライク・ツー失敗はラテアートだから、カフェラテとしては問題ない。
誰かのために用意したわけじゃねぇから、
飲んでくれるってんならどーぞ。
ペンシルヴァニアそうか。
なら、遠慮なくいただくとしよう。
ペンシルヴァニア……うん、おいしい。
ところで、ラテアート……と言ったか?
どんなアートなんだ?
ライク・ツーあー、それは……。
タバティエール……よう、お2人さん。
珍しい顔ぶれだな?
ペンシルヴァニアおはよう、タバティエール。
ライク・ツーからカフェラテをもらっていたんだ。
タバティエールへぇ。
……こいつはラテアートの練習かい?
ライク・ツーおう。よくわかったな。
タバティエール前に簡単な模様ならやったことがあるもんでね。
ライク・ツーえっ! 今もできるか?
やってみてほしい……!
タバティエールOui.
久々だし上手くいかないかもしれねぇが、
ま、大目に見てくれよ。

タバティエールは迷いない動きでエスプレッソの抽出と
フォームミルク作りを行い、
見事なリーフ模様のラテアートを仕上げる。

ライク・ツー&ペンシルヴァニアおお!
ライク・ツー……今の、どうやるんだ!?

タバティエールのラテアート教室が始まり、
その日はたくさんのカフェラテが振る舞われたのだった。


──後日。
〇〇とともにカフェに赴いたライク・ツーは、
見事に習得したラテアートを披露する。

カフェ店員わぁ、さすがライリー先輩!
あっという間にラテアートをマスターするなんて……!
ライク・ツー……まあな。
ライク・ツー(タバティエールに今度なんかお礼しねぇとな)

Ep2. 楽しい時間は

ライク・ツーは翌日に控えたサプライズパーティーの準備のため、
〇〇を連れ出す準備をしていた。

ライク・ツーさて……明日は何着てくかな。
〇〇にも私服で来いって言ってあるし、
俺も私服で……。
ライク・ツーつーか、あいつ何着てくるんだろうな。
あんまり私服持ってなさそうだし、
俺がプレゼントした服だったり……?
ライク・ツー……ありえる。
けど、自分でも買ってみた~とか言ってお披露目する
可能性もあるか。
ライク・ツーとりあえず、あいつが選びそうな系統の服と、
ざっくり雰囲気は合わせるとして……。
ライク・ツーシンプルにジャケットとパンツか、
モード系ってのもありか……? うーん……。
マークス何をしているんだ?
ライク・ツーうわぁあっ!!
ライク・ツーマークス!? 人の部屋に勝手に入ってくんな!
マークス明日の服を選んでたのか?
身なりに気を遣うのもいいが、他にも注意することはあるぞ。
マークスマスターとの距離は銃身1、2本分は空けること。
だが視界からは外すなよ。
マークスあと、必ずあんたは「自分は相棒ではありません」って
表情をキープしておけ。
ライク・ツー意味わかんねぇ……どんな表情だ、それ。
うるせぇし邪魔だから出ていけ!

マークスを追い払い、
ライク・ツーは改めて鏡で全身をチェックする。

ライク・ツーなんか……上着の色合いがマークスっぽいな。
これはやめよ……。
ジョージHey、ライク・ツー!
ちょっといいかー?
ライク・ツーおい、勝手に入ってくるなって!
着替えてんだよこっちは!
ジョージゴメンゴメン!
ドアは閉めたからもう着替えていいぞ☆
ライク・ツーいや、出て行かねぇのかよ。
ジョージもしかして、服に迷ってる?
すごい量の服だけど……。
ライク・ツーあとで片付けるけど……まあ、そうだな。
どんな服にしようか考えてるとこだ。
ジョージ〇〇、明日はいろいろ買い物したいって言ってたぜ。
オレは、動きやすい服がいいんじゃないかと思う!
ライク・ツーそうか……じゃあ、カジュアルにこれとか?
ジョージCOOL! それ似合ってるぜ!
あ、でもこっちもよくないか?
ライク・ツーそうだな。そっちなら、合わせる小物は──……。

あれこれと試着していると、窓の外が暗くなってきた。

ライク・ツーうわ、もう夕方だ!
2時間も悩んでた、やっべ……付き合わせて悪いな。
ジョージWow! もうそんなに経ったのか。
選ぶの楽しかったから、あっという間だったぜ☆
ライク・ツー…………。
ジョージ、お前っていい奴だな。
ジョージThank you──って、今更かよ!

Ep3. 甘さと楽しさ

バレンタインデーからしばらく……。
〇〇はライク・ツーと十手と任務中、
アウトレイジャーと遭遇し戦闘になった。

ライク・ツーっし……討伐完了。
数が少なくて助かったぜ。
十手こちらも3人だから、囲まれたら危ないところだったね。
俺はそこの連合軍支部に見回りの応援を頼んでくるよ。
2人はここで休んでてくれ。
主人公【自分も行くよ】
【十手も疲れてるのに申し訳ない】
ライク・ツーおい、お前は休んでろ。
さっきの戦闘中に木で背中と腰ぶつけただろ。
十手そうだよ、無理は禁物だ。
一応懿陵班も呼んでくるから安心してくれ。
それじゃ、ひとっ走りしてくる!

十手が去っていき、
〇〇とライク・ツーは待機することになった。

ライク・ツーが小物入れからチョコレートの包みを取り出し、
〇〇に差し出した。

ライク・ツー……ほら、これ。
そっちに座って食ってろ。
主人公【ありがとう】
【甘くて疲れが取れるよ】
ライク・ツーそうかよ。
主人公【どうかした?】
【何かあった?】
ライク・ツーは? いきなりなんだよ。
主人公【ライク・ツーが優しいから】
【いつも厳しいのにどうしたのかと思って】
ライク・ツー……最近、ちょっと考え直したことがあってな。
ライク・ツー他の奴らはビシバシやってやらねぇと、すぐサボるだろ。
だから厳しくいくべきだと思う。
ライク・ツーでも、お前は別に放っといてもサボったりしないし、
むしろ適度に休めって言いたくなるレベルっつーか……。
ライク・ツーだから、他に甘やかす奴がいない2人きりの時は
俺が優しくしてやってもいいかと思ってさ。
主人公【マークスが甘い分、ちょうどよかったような……】
【ライク・ツーは厳しくてもいいのに】
ライク・ツーえっ……!?
なんだよ、せっかく……。

無理に優しくする必要はないという意味だ、と
〇〇はフォローをした。

ライク・ツー優しいのと甘いのは違うからいいんだよ。
ライク・ツーあいつは甘いだけだけど、俺はお前を信頼して優しくしてる。
全然違うだろ。
ライク・ツー……いいから、優しくされとけよ。
主人公【それならいい】
【じゃあ、たまに優しくして】
ライク・ツーはいはい。
……言っとくけど、たまに、だからな。

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