どうしても隠された秘密が知りたくて、在坂を追いかけてたどり着いた先は、街の市場のど真ん中。
追いかけっこの末、勝利したのは……?
あの子の瞳に映るに値しないモノ。
アレも、コレも、全て消して。
あの子を守るため。あの子のためだけに。
自分に巣くう歪みの影すら、覆い隠して消してしまえ。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
邑田と在坂が士官学校にやってきてから、
しばらく経ったある日のこと。
ライク・ツーは、生徒たちで混み合う昼休みの食堂で、
微動だにせず立っている人物がいるのに気づいた。
在坂 | …………。 |
---|---|
ライク・ツー | おい、何突っ立ってるんだ? 食堂混んできたし、邪魔になるっての。 |
在坂 | ……在坂は、オムライスを食べたいと思っている。 |
ライク・ツー | は? 食えばいいだろ。 っつーか、お前が持ってるのオムライスじゃねぇのかよ。 |
在坂 | …………。 |
在坂が手にしているトレイには、
オムライスと紙ナプキンが載せられている。
ライク・ツー | ……もしかして、スプーンがねぇとか? |
---|---|
在坂 | …………。 |
在坂は、コクリと頷いた。
ライク・ツー | 馬鹿じゃねーの? んなの、もらいに行きゃいいだろ。 |
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在坂 | ……在坂に、それはできない。 スプーンは……食堂のご婦人から貰わないといけない。 |
在坂 | そういうのは……いつもは邑田がやってくれている。 |
ライク・ツー | はぁ!? お前は赤ん坊かよ。 そんくらい、自分で普通に声かけてもらえばいいだろ。 |
在坂 | ……在坂が話しかけると、人間は怖がる。 |
ライク・ツー | ……ふぅん。それ、やってみたのか? |
在坂 | …………。 |
ライク・ツー | やってねぇなら、四の五の言わずにやってみろ。 ほら、とっとと行け。 |
在坂 | ……っ! |
ライク・ツーが在坂の背中を押す。
在坂は食堂のカウンターの前に押し出された。
在坂 | …………。 |
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食堂のおばさん | あら、どうしたの? |
在坂 | ……在坂は……スプーン、が欲しい。 |
食堂のおばさん | スプーン? あらヤダ! つけるの忘れてたかしら! |
食堂のおばさん | はい、お待たせ。 ごめんねぇ、うっかりしちゃってて! 冷めないうちに召し上がれ。 |
在坂 | ……! |
在坂は無事にスプーンを受け取ると、
少しふわふわした足取りで
ライク・ツーのところへ戻ってきた。
ライク・ツー | よかったじゃん。 ほら、とっとと食── |
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邑田 | ちぇすとォ──ッ! |
ライク・ツー | ぐほっ!? |
ライク・ツーの背中に、
邑田のドロップキックが炸裂した。
邑田 | 大事ないか、在坂!? |
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在坂 | ……!? |
ライク・ツー | てめぇ、何すんだ!? 本気で蹴りやがったな、このマロ眉野郎……! |
邑田 | 何をしておったのかと問うのはわしの方じゃ。 貴様、在坂に何をした!? |
ライク・ツー | 何もしてねぇよ!! |
邑田 | つまらん虚言を申すのならば、容赦はせんぞ……! 在坂の背を叩いたのを、わしはこの目で── |
在坂 | ……邑田は、勘違いをしている。 在坂のオムライスにスプーンがついていなかったので、 ライク・ツーが食堂のご婦人から貰うよう促しただけだ。 |
在坂 | 邑田にいつもやってもらっていることを、 在坂がやったまで。 |
在坂 | ……スプーンを貰うことに成功したので、 在坂はこれからオムライスを食べようと思う。 |
邑田 | むぅ……? |
在坂 | ライク・ツーは在坂に危害を加えていない。 むしろ、助けてくれた。 |
在坂の説明に、邑田は握りしめていた拳を解いた。
邑田 | ……そういうことじゃったか。 しかし、在坂に手間を掛けさせず、 そなたが匙を取りに行けばよかろう、ライク・ツーよ。 |
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ライク・ツー | お前なぁ……前から思ってたけど、 可愛がり方がいちいち気持ち悪いんだよ。 |
ライク・ツー | 可愛いからってなんでもかんでもやってやるのは、 こいつのためにならねぇだろ。 |
ライク・ツー | いくらこいつが根暗で何もできねぇやつだからって、 お前が全部やってやる必要はねぇよ。 |
邑田 | ……何も知らんくせに、言いよるのう。 今回ばかりは在坂に免じて見逃してやるが、言葉には気をつけよ。 |
邑田 | 在坂を少しでも傷つけようものなら容赦はせぬ。 在坂に降りかかる火の粉は、このわしがすべて払ってやるからの。 |
ライク・ツー | いや、お前のやり方って…… 火の粉を払うっつーか、無菌室に軟禁してるような感じだろ……。 |
ライク・ツー | ま、俺には関係ねーけど? お前は結局── |
生徒1 | ……どうしたの、喧嘩? |
生徒2 | 貴銃士様たちが言い争いをしてるみたいだ。 |
ライク・ツー | ……チッ。 とにかく、お前の過干渉はこいつのためになってない。 いいかげん気づけよ。 |
邑田 | …………。 |
在坂 | 邑田? |
邑田 | おお、すまんすまん。 せっかくのおむらいすが冷めてしまうのう。 あちらでともに食すとするか。ここは騒がしいゆえな。 |
在坂 | ……ああ。 |
邑田 | (……そうじゃ。 在坂のこの純な瞳が……陰るくらいなら……) |
ライク・ツー | ……はぁ、なんだよあいつ。 |
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ライク・ツー | ……うおっ!? |
八九 | おわっ! |
ライク・ツー | ……悪ィ、ちゃんと前見てなかった。 |
八九 | へぇ。珍しいな、お前がぼーっとするとか。 |
ライク・ツー | …………。 なぁ。お前って、邑田と在坂とよくつるんでるよな。 |
八九 | いや、つるんでるっつーか、絡まれてるっつーか。 ……それがなんだ? |
ライク・ツー | 何ってんじゃねぇけど……。 献身的に誰かの世話する奴らって昔からいるけどさ。 |
八九 | ん? |
ライク・ツー | 度を超した献身ってのは、 結局、相手のためっていうか自分のためなんだよな。 |
八九 | お、おう……?? |
ライク・ツー | ……なんでもねぇ。 じゃあな、食堂混んでるぞ。 |
八九 | はぁ……いや、文脈謎すぎんだけど!? |
八九 | なんつった? 度を越した献身……? |
八九 | …………。 |
ある日の貴銃士特別クラスでは、
雨上がりのグラウンドにて、体力増強訓練が行われていた。
恭遠 | よーし、先頭はあと1周だ! 余裕がある者、物足りない者は追加で走ってもいいぞー! |
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ジョージ | はぁ、はぁ、はぁ…… よし、あとちょっと! 飛ばすぜ~! |
ジョージ | ……って、うわあぁっ! |
スナイダー | なっ……! |
ラストスパートをかけようとしたジョージがぬかるみで滑り、
渋々参加していたスナイダーを巻き込み転倒した。
シャルルヴィル | わっ、2人とも大丈夫!? あちゃー……泥だらけになっちゃったね。怪我はない? |
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エンフィールド | ああっ! なんということだ……! |
少し後方を走っていたエンフィールドが、
すさまじいスピードで2人に駆け寄った。
エンフィールド | ジョージ師匠!! |
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エンフィールド | 大丈夫ですか、お怪我は!? ああ、こんなに泥がついて! さぁ、僕に掴まってください。医務室へお連れします! |
ジョージ | ええっ、別にこれくらい大丈夫だって~! あとちょっとだし、ゴールしてからで平気だぜ☆ |
スナイダー | …………。 |
エンフィールド | いえいえ、無理はいけません! 足を痛めているかもしれないので、僕が師匠を背負いましょう。 その前にまずは、泥だらけのお顔を拭かなくては……。 |
スナイダー | …………。 |
エンフィールド | あ、スナイダー。 |
スナイダー | ……なんだ。 |
エンフィールド | 君なら怪我はないだろうけど、泥だらけじゃ不衛生だからね。 面倒がらずに、ちゃんと水で汚れを落とすんだよ。 |
エンフィールド | さて、師匠。お顔をお拭きしますね。 少しじっとしていてください! |
ジョージ | いや、だから大丈夫だって~! |
スナイダー | …………。 |
シャルルヴィル | ……ねぇ、エンフィールド。 |
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エンフィールド | おや、シャルルヴィルさん。 どうかなさいましたか? |
シャルルヴィル | 君、スナイダーのお兄ちゃんなんでしょ? ジョージばっかりじゃなくてさ…… もうちょっと、スナイダーの心配もしたらどうかなぁって。 |
エンフィールド | え……? なぜですか? スナイダーは心配いりませんよ。強いんですから。 |
エンフィールド | では、僕は師匠のお着替えを取りに行きますので。 失礼しますね! |
シャルルヴィル | ええ……? |
邑田 | ……ふむ。 そういえば、スナイドル銃は鳥羽の弟であったな。 |
シャルルヴィル | あ、邑田さん。 トバ……って、エンフィールドのことですか? |
邑田 | うむ。鳥羽はかつて日本でも活躍した銃でのう。 わしが作られて軍銃一定が成し遂げられる以前…… 戊辰の戦場などで使われておったのだ。 |
シャルルヴィル | へぇ……そうなんですね。 |
シャルルヴィル | で、スナイドルは……スナイダーのことかな? ええ、エンフィールドの弟です。 |
シャルルヴィル | さっきの態度はちょっと酷いですよね。いくら強いからって。 そりゃ……猫かわいがりしたら、 それはそれでスナイダーは気持ち悪がりそうだけど! |
シャルルヴィル | 弟なんだし、もう少し心配してあげてもいいのに。 そうしたら、スナイダーの方も 案外素直になって、ちょっとおとなしくなるかもしれないし。 |
邑田 | ふむ……わしにとっては、年少の近縁は在坂。 もしも在坂が、あのように泥にまみれたならば……。 おお……労しや……! |
シャルルヴィル | ボクも……スフィーがあんな風に転んじゃったら、 駆けつけて怪我がないか確認する……! |
邑田 | うむ。もしも怪我をしておったならば、 わしが在坂をおぶって、〇〇のところまで駆けるわ。 |
シャルルヴィル | うん、うん! ボクだって、服が汚れるのも気にせずにおんぶします! |
シャルルヴィル | それに、スフィーは欲がないし我慢強いからさ、 美味しいお菓子を夜中にこっそり食べる……なんて、 悪いことなんかも一緒にして甘やかしたい……! |
邑田 | うむうむ。 在坂のためであれば、紅あずさの焼き芋も用意してやろうな。 無論、玉露の茶も八九に淹れさせようぞ。 |
シャルルヴィル | じゃあ、ボクは美味しい紅茶を用意して……! で、もしお菓子と一緒に飲んでる紅茶を スフィーがうっかり零しちゃったりしたら……。 |
シャルルヴィル | 急いで冷やして、着替えも用意しちゃう! 冬ならふわふわモコモコので、夏ならサラサラひんやりの! |
邑田 | ほっほっほ、あっぱれな心意気よ。 じゃが、わしはその上を行こう。 |
邑田 | わしならば、在坂の服に熱い茶がかかる前に、 この身を滑り込ませて在坂を守る! |
シャルルヴィル | そ、それならボクは── |
スプリングフィールド | はぁ、はぁ、はぁ……。 ごめんなさい、在坂さん……。 僕のスピードに付き合わせちゃって……。 |
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在坂 | ……問題ない。 在坂は、走ることは苦ではない。 |
2人がゆっくり走っていると、
にわかにグラウンドが騒がしくなる。
在坂 | ……? あれは……。 |
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邑田 | 在坂やー! 在坂、あともう少しじゃ! |
シャルルヴィル | スフィー、頑張って! あともうちょっとだよっ、頑張れー! |
スプリングフィールド | ……な、なんだろう、あれ……。 シャルル兄さんと邑田さんが……旗を振ってる……。 |
在坂 | 在坂は知っている。 あれは、横断幕というやつだ。 |
ゴール付近に陣取った邑田とシャルルヴィルは、
『スフィー 在坂 頑張れ 負けるな!』と書かれた
横断角を掲げて、2人に声援を送っていた。
何事かと、通りすがりの一般生徒たちもちらほらと加わって、
走っている2人に「頑張れー!」とさらなる声援が送られる。
在坂&スプリングフィールド | …………。 |
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在坂とスプリングフィールドは、俯いたままゴールした。
シャルルヴィル | やった、ゴールだ! おめでとう、スフィー! よく頑張ったねぇ! |
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スプリングフィールド | ……シャルル兄さん……。 あの……これは……。 |
シャルルヴィル | え……っ、気に入らなかった? スフィーたちへの応援の気持ちをちゃんと言葉にしようって、 邑田さんと一緒に考えたんだけど……。 |
邑田 | おお、在坂! そなたの雄姿、わしはしかと見届けたぞ! |
在坂 | 邑田……。 |
邑田 | あ、在坂!? 待っておくれ……在坂や……! |
頬を赤くしたスプリングフィールドと、
居心地の悪そうな表情の在坂は、
2人揃って逃げるように去っていった。
邑田 | 何故じゃ……在坂……? |
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シャルルヴィル | ど、どうしよう……! ボク、スフィーに嫌われた……!? |
エンフィールド | おやおや……。お2人はシャイなのですね。 大きな声援はお好みではなかったと。お気の毒です! |
ジョージ | ……は、はは……。 なぁ、それよりこの包帯解いてくれないか? オレ、ミイラみたいになってる……。 |
邑田と在坂が初めての喧嘩を終えて、
士官学校の日常に戻った後のこと……。
邑田 | おーい、在坂や? むぅ、ここでもないとは……。 ……のう、ライク・ツー。在坂を見てはおらぬか? |
---|---|
ライク・ツー | ん? 昼休みだし、食堂かどっかじゃねーの。 っつーか、お前またあいつのこと甘やかしてんのかよ。 いい加減にしとけよな。 |
十手 | ライク・ツー君、そんな言い方しなくても……。 |
邑田 | はて……困ったのう。 先日、日本から取り寄せたさつまいもがまだあるゆえ、 今日も在坂と焼き芋をしようと思ったのじゃが……。 |
ライク・ツー | 無視かよ! |
ライク・ツー | ……あ、んなこと言ってるうちに戻ってきたみたいだぜ? |
十手 | やあ、在坂君。 昼食はちゃんととれたかい? |
在坂 | …………。 |
邑田 | むっ! 在坂や、一体どこに── |
邑田 | (……いや、ここは我慢じゃ……! せっかく仲直りをしたのに、同じ轍を踏むわけにはいかぬ。 しかし歯がゆいのう……隔靴掻痒とはまさにこのことよ……!) |
八九 | 在坂、お前最近1人でどこ行ってんの? また友達でもできたのか? |
邑田 | (は、八九────っ!!) |
邑田 | (わ、わしが聞かずに我慢していたことを……! じゃが、でかしたぞ!) |
邑田 | そ、そういえばそうじゃのう! わしも気になるぞ、在坂や。 |
在坂 | ……在坂は、太郎に会いに行っている。 |
邑田 | 太郎!? |
邑田 | (どこの馬の骨じゃ、そやつは!) |
八九 | へー、やっぱ友達か。 どんな奴なんだ? |
在坂 | 太郎はとても強い。 足の力が抜きん出ていて、威圧感がある。 相撲を得意としている。 |
八九 | す、相撲……!? まさかイギリスに、相撲が強い奴がいるとはな。 |
十手 | おお、相撲か! いいねぇ、俺も太郎殿の立ち会いを見てみたいよ。 |
邑田 | わ、わしも相撲は腕に覚えがあるぞ!! どうじゃ、在坂。わしも太郎とやらと── |
在坂 | それは駄目だ。 邑田では、勝負にならない。 |
邑田 | な……っ! |
邑田 | そ、そうか……よ、よい友人を持ったな……。 ほ……ほっほっほ……。 |
八九 | (うっわ、笑顔がひきつってる……。 しばらく近寄らねぇようにしとこ……) |
──翌日の放課後。
在坂 | …………。 |
---|---|
邑田 | あ、在坂。 |
在坂 | ……なんだ。 |
邑田 | 今日も太郎のもとへ行くのか……? |
在坂 | ……ああ、そうだ。 今日は邑田も来てほしい。太郎を紹介する。 |
邑田 | なぬっ!? ほ、ほっほっほ……そうかそうか! わしに在坂の新しい友達を紹介してくれるのか……! |
邑田 | ふ、ふふ……わしにだけ……! |
在坂 | ……八九。 在坂は八九にも来てほしいと思っている。行こう。 |
八九 | え、俺っ!? |
邑田 | ……っ!! …………っ!!! |
八九 | (やっべー! 邑田がすげぇこっち睨んでんじゃん!) |
在坂 | 2人とも、何をしている? こっちだ。 |
うきうきしている邑田と怯える八九を連れて、
在坂は演習場横の林に入っていった。
邑田 | ……しまった! 太郎に手土産でも持って来た方がよかったか。 なにせ在坂の友なのじゃ。わしも礼を尽くさねばのう。 |
---|---|
八九 | いやいや、つーか、林って! なぁ、在坂。 友達との待ち合わせ場所、おかしくね? |
在坂 | おかしくない。太郎はいつもここにいる。 ……ほら。 |
八九 | ……ひょわっ!? |
在坂が突然目の前に差し出したのは黒光りする虫で、
八九は奇声とともにのけぞった。
八九 | ご、ご、ごっ! |
---|---|
邑田 | ……鍬形……? |
八九 | へ? クワガタ……? |
在坂 | 紹介する。太郎だ。 |
つまみ上げられてじたばたと足を動かしているクワガタを見て、
在坂は微笑んだ。
在坂 | 太郎は今日も元気だ。 在坂は嬉しい。 |
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邑田 | これが、太郎……。 ど、どのようにして出会ったのじゃ……? |
在坂 | 林に生える薬草を見て回っていた時、 太郎が在坂の肩にとまった。 |
在坂 | 在坂には、太郎が強くて力持ちなことがわかった。 だから、他のクワガタムシやカブトムシと 相撲をさせることにした。 |
在坂 | 太郎はとても強い。 どんな大きな相手にも、負けなしだ。 |
誇らしげな在坂の手の中で、太郎が黒く輝いている。
八九 | マジか……。 |
---|---|
邑田 | わ、わしだって強くて力持ちじゃ! |
八九 | クワガタに張り合うなって……。 |
意外な太郎の正体に最初は面食らった2人だったが、
太郎たちが繰り広げる試合は迫力満点で白熱し、
在坂と共に熱く盛り上がる時間を過ごしたのだった──。
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