これまでの感謝と、未来への願いを込めて、貴銃士たちはパーティーを開く。
マスターとの思い出の扉を、ゆっくり振り返っていこう。
扉の先に待つ、過ぎ去りし物語。楽しい瞬間も、悲しい瞬間もあったかもしれない。
仲間たちと共に思い出の扉を開きに行こう。
そこにはきっと、忘れられない物語が待っているから。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
マスターには感謝と尊敬が尽きません。
俺、もっとマスターを支えられるように
頑張ります!
──貴銃士たちが企画した、
〇〇のためのサプライズパーティーにて。
ケンタッキー | マスター!! 本日は……おめでとうございますッ!! |
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主人公 | 【おめでとう……?】 【なんのお祝いだろう……?】 |
ケンタッキー | あっ、間違えたッス……。 何言ってんだ俺、これじゃあ誕生日じゃねぇか……! |
ケンタッキー | のっけからすんませんでした、マスター! |
主人公 | 【気にしないで】 【謝る必要なんてないよ】 |
ケンタッキー | あざます……! |
ケンタッキー | えー……ゴホン。気を取り直して…… 今日はマスターに、自分の気持ちを伝えさせてください。 |
ケンタッキー | マスターが毎日、士官学校の生徒として 勉強や訓練を頑張ってるのを、俺たちみんな知ってるっす。 |
ケンタッキー | それだけじゃなくて、マスターとして任務に行くことも多いし、 俺ら貴銃士のことも気にかけてくれて、 銃の手入れとかもしてくれて……! |
ケンタッキー | ハードなスケジュールでもカッコよくこなしてるマスターを、 自分、マジで尊敬してます! |
ケンタッキー | マスターが頑張ってると、俺も頑張ろうって気持ちになって……! なんていうか、すげー力が湧いてくるんすよ! |
ケンタッキー | マスターには、マジで感謝してるんっす。 本当に……あざます!! |
主人公 | 【自分も感謝してる】 【こちらこそありがとう】 |
ケンタッキー | へへっ……。 |
ケンタッキー | 自分、すっげー大事にしてる思い出があるんすよ。 大統領から長期休暇取れって言われた時のこと、 マスターは覚えてますか? |
ケンタッキー | 凹んでた俺を、 マスターが海に連れてってくれて……。 |
ケンタッキー | あー、やっぱ海はでけぇ! 水平線までなーんもねぇ! |
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ケンタッキー | 今、俺は、こんなでけぇ世界で…… 自由に、好き勝手してんだ! ──していいんだ! |
ケンタッキー | ……ははっ、そうか。 こういうことだったんだ! 大統領が俺に言いたかったのは!! |
ケンタッキー | ──自由をなくしちまったら、アメリカンじゃねぇ! |
ケンタッキー | 俺はここにいる! アメリカのケンタッキーライフルは、 ここで楽しく自由にやってるぜ~~~!! |
ケンタッキー | マスターのおかげで、俺は自由の心を取り戻せたんすよ。 |
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ケンタッキー | そんなマスターに、感謝の気持ちを込めて…… 今日は、プレゼントを用意してみたんっす! |
ケンタッキー | じゃんっ! 開けてみてください! |
〇〇は、ケンタッキーに渡されたケースを開ける。
中には、サングラスが入っていた。
ケンタッキー | 今回は、オソロのサングラスにしてみたんっす。 夏になったらビーチとか行って、 いっぱい遊べたらいいなーって思ったりしまして……。 |
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ケンタッキー | マスターはどんな遊びが好きっすか? ダイビングとか、ビーチバレーとか? |
ケンタッキー | ジョージやスーちゃんも誘ってBBQもいいっすよね。 一応、シャルルヴィルと…… ペンシルヴァニアも呼んでやってもいいか……? |
ケンタッキー | いや、あいつはまたどっかに旅に出てるかもしれないっすけど。 とにかく、楽しいことたくさんしましょー! |
主人公 | 【いいね!】 【楽しみにしてる!】 |
ケンタッキー | それで、その……サングラス、どうっすか……? |
主人公 | 【気に入ったよ】 【かっこいいね!】 |
ケンタッキー | ……っ! マジっすか!? へへ、よかったっす……! |
〇〇はふと違和感を抱き、その正体を考える。
そして、ケンタッキーからのプレゼントで既製品は珍しいうえ、
なんだか落ち着かない様子だからだと気づいた。
主人公 | 【何かあった?】 |
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ケンタッキー | あ……バレちまいましたか。 実は……自分、マスターに聞きたいことがあるんっす。 |
ケンタッキー | …………。 ぶっちゃけ、今までの手作りの服とか小物って、どうでした? |
ケンタッキー | 自分、既製品じゃこだわりが詰め込めねぇって、 マスターのハンドメイドのオソロTシャツとか プレゼントしてたじゃないっすか。 |
ケンタッキー | 本当は今回も、オリジナルの服をプレゼントしようって いろいろデザイン起こしたりしてたんっすけど……。 |
ケンタッキー | この前、任務の帰りに街を歩いてたら、 「手作りのマフラーもらったんだけど、重すぎ!」とか 言ってる奴がいて……。 |
ケンタッキー | そ、その、手作りって……お、重いっすか? |
主人公 | 【そんなことないと思う】 【ケンタッキーから貰うものは嬉しい】 |
ケンタッキー | えっ……! ほ、ホントっすか!? |
ケンタッキー | よかったぁぁぁ!! |
ケンタッキー | マスターにこれまで微妙な思いさせてたら……って、 そわそわしてたんっすけど、無駄な心配だったんっすね! いやー、マジでホッとしました……! |
ケンタッキー | 今回、デザイン画まででストップしたやつがいくつかあるんでぇ、 ブラッシュアップしてこれだ!ってのができたら、 またプレゼントしまっす!! |
ケンタッキー | ……あ、そのサングラスももちろん、 既製品だからって手抜きなんかせずに、ガチで選んでるんで! |
ケンタッキー | 自分的ワンポイントは、テンプルの内側に入ってる ビビットなピンクの差し色っす。 |
ケンタッキー | 全体的には割とおとなしめのデザインっすけど、 サングラスが活躍すんのは眩しい太陽の下っすからね! さりげなく華やかなワンポイントを意識してみましたっ! |
ケンタッキー | ……お、そうだ! このサングラスに合うコーデってのもいいっすね。 |
ケンタッキー | 自分、ちょっといい案思いつきそうなんで、 部屋にスケッチブック取りに行ってきます! |
ケンタッキー | 超カッコいいの作るんで、ご期待くださいッス! んじゃ、またのちほど! |
ジョージ | Wow! すごい勢いで走ってったな……! |
スプリングフィールド | ケンタッキー、ごはん食べなくて大丈夫なのかな……? |
ジョージ | うーん、お腹すいたら戻ってくるんじゃないかー? それに、スッゲーいきいきした顔してたし、 No problem! たぶんだけどなっ☆ |
スプリングフィールド | たしかに、そうかもしれませんね。 最近のケンタッキー、少し悩んでるみたいだったけど…… さっきはすっきりして、楽しそうに見えました。 |
ジョージ | なーっ! |
主人公 | 【戻ってこなかったら食事を差し入れしよう】 |
ジョージ | おう! |
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