兄弟銃のいざこざに巻き込まれ、一人で複数のアウトレイジャーを相手にしたライク・ツー。
迷惑な英国兄弟にムカつきながらも、自らの兄に思いを馳せるのだった。
どいつもこいつもふざけんな。
損な役回りばかり押し付けて。まともなヤツはいねえのか。
クソ! やってやるからかかって来い。全部まとめて消し……ゲジゲジ!?
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
〇〇と共に待機していたライク・ツーのもとに、
スナイダーが現れたが──
アウトレイジャー | アァ……破壊、スル……! |
---|---|
ライク・ツー | ……っ、アウトレイジャー……! |
スナイダー | おまえはそいつらの相手をしていろ。 あいにく、俺は銃を置いてきたのでな。 |
ライク・ツー | はぁっ!? 銃置いてきた──って、おい! どこ行くんだよ! |
アウトレイジャー1 | 死、ネ……!! |
アウトレイジャー2 | グオォォ……!! |
ライク・ツー | って、なんか増えてるし! ……チッ! |
ライク・ツー | 絶対非道──ッ! |
ジョージ | ハァ、ハァ……。 〇〇たち、どこ行ったんだ? |
---|---|
ジョージ | 士官学校に戻ったのかなぁ……。 |
ライク・ツー | ぎゃああああ──っ!!! |
ジョージ | What!? ライク・ツーの声だ! しかも銃声……! |
ジョージ | おい! 大丈夫か!? |
ライク・ツー | ひぃぃぃ……っ!! |
ジョージが駆けつけると、尻餅をついたライク・ツーが
頭を抱えてうずくまっていた。
ジョージ | ライク・ツー! しっかりしろ!! どこか怪我したのか!? |
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ライク・ツー | えっ、あ……ジョージ。 いや……別に……その……。 |
ジョージ | どうしたんだよ!? |
ライク・ツー | なんでもねぇよ!! |
ジョージ | ええっ!? なんで怒ってるんだ!? |
ジョージ | ていうか、〇〇は? エンフィールドに、スナイダーも……! |
ライク・ツー | あいつらのことも知らねぇよ! |
ライク・ツー | スナイダーの奴が突然帰ってきたと思ったら、 アウトレイジャーを俺に押し付けて 〇〇を連れて行きやがった。 |
ジョージ | ええっ……? |
ライク・ツー | だから俺はアウトレイジャーを片付けて、 終わって、ふと首を触ったら……。 |
ライク・ツー | ゲ、ゲジゲジした虫が……くっついてて……!! ウッッ…………!! |
ジョージ | Oh……それであの叫び声か……。 |
ライク・ツー | だから森は嫌いなんだよ……っ! |
ジョージ | まあまあ、無事ならよかったよ。 ほら、水でも飲んで落ち着こうぜ! |
ライク・ツー | はぁ……。 |
ジョージ | オレもエンフィールドに、先に戻ってください──って 言われて来たんだけど。 エンフィールドのことも見てないよな? |
ライク・ツー | ああ。つーか、あいつら元々なんかモメてたよな。 絶対、それ絡みだろ。 俺たちは巻き込まれたんだよ。 |
ジョージ | うーん、そうかも……HAHAHA……☆ あいつらの喧嘩って、いつもスケールがBIGだからなぁ……。 |
ジョージ | とりあえずアウトレイジャーは倒したし、どうする? みんなのこと探しに行く? |
ライク・ツー | いや、戻ってくるかもわかんねぇし……。 さっさと帰ってラッセルに苦情言ってやる。 |
ジョージ | なー、ライク・ツーって確かお兄ちゃんがいるんだよなー。 兄弟喧嘩ってしたことある? |
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ライク・ツー | ………。喧嘩っつーか……。 あいつは、すぐジャムるし、いろいろポンコツだから……。 常にイライラするっつーか……ウザいし……。 |
ライク・ツー | いや、貴銃士として会ったわけじゃねぇから? 想像で話してるからな? |
ジョージ | そっかー。エンフィールドとスナイダーみたいに、 実際に話せるわけじゃないもんなー。 じゃあ、会ってみたいんじゃないか? |
ライク・ツー | え……別に? |
ジョージ | ピーン! いいこと思いついた☆ 兄弟ゴッコしようぜ! オレ、ライク・ツーのお兄ちゃんな! |
ライク・ツー | は、はぁ……!? |
ジョージ | やあ、弟よ。元気にしていたか~? |
ライク・ツー | …………。 |
ライク・ツーはふと、ジョージの後ろの雑貨店に
とある物を見つける。
ライク・ツー | ……これ……。 |
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ジョージ | ん? サングラスかけるのか? ライク・ツーの兄ちゃんってサングラスするんだ~。 |
それは、星型の派手なサングラスだった。
ジョージがサングラスを手に取り、装着する。
ジョージ | Yeah☆ イカしてるな! なぁなぁ、なんて呼べばいいんだ? ライちゃん? ツー君? |
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ライク・ツー | …………。 |
ライク・ツー | ラ……ライたん? |
ジョージ | ライ、たん……? |
2人 | …………。 |
十手&マークス | おーい! |
十手 | 偶然だねぇ。俺たちも任務から戻ったところなんだ。 何してるんだい? |
マークス | おい! あんたらはマスターと一緒の任務だったはずだ。 なぜマスターがいない。 |
ジョージ | あ、えっと……スナイダーたちと一緒にいるよ。 たぶん……。 |
マークス | たぶんだと!? マスターがどこにいるのかわからないのか!? おい、ライク・ツー! あんた、なんで黙ってるんだ! なんとか言え!! |
ライク・ツー | わっ……。 |
ライク・ツー | 忘れろぉぉ……!!! |
マークス | おい! ライク・ツー!? |
ジョージ | ライク・ツー! いいと思うぞ! エンフィールドとスナイダーを見て、 オレ、いろんな兄弟がいるんだなって思ったから!! |
ライク・ツー | うるせぇぇぇ!!!! |
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