マスターと貴銃士、その在り方。銃と共に生きる限り、安寧の運命はきっとない。
けれど、前を向いて歩み続けよう。
暗い夜を裂いて、空に輝く陽が昇るように──終わらぬ絶望はないのだから。
どんな未来が待っていても、君となら立ち向かえる。絶対に。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
毎日が宝石みたいに、
キラキラ光ってる。
マスターがくれた、オレの宝物だよ☆
貴銃士の勇敢さを称える記念行事、
ブレイブ・マスケッターズ・デー。
その一環として開催された食事会に、
〇〇は貴銃士たちとともに参加していた。
ジョージ | Hey! このテーブルのみんなで写真撮るぜ☆ ほら、〇〇も入って入って! |
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ジョージ | Say Cheese! |
主人公 | 【いい写真が撮れた?】 →ジョージ「おう! みんなバッチリ笑顔でいい感じだぞー!」 【楽しそうだね、ジョージ】 →ジョージ「へへっ! みんなが楽しそうだから、オレももっとHappyな気分だよ!」 |
ジョージ | オレが写真撮ってること、もうみんな知ってるからさ。 照れて逃げちゃうヤツもいるけど、寄ってきてくれるヤツもいて、 変な顔とか飛び切りの笑顔とか、いろいろで面白いんだ。 |
ジョージ | 今日撮った写真は、交流面談のころには現像できてるかなぁ。 出来上がり、楽しみにしててくれよ、〇〇! |
──交流面談当日。
〇〇は前日にジョージから
「部屋に来てほしい」と言われており、
約束の時間に寮の部屋をノックした。
ジョージ | 〇〇! 来てくれてThank you! |
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ジョージ | 散らかってるけど入って入って! |
主人公 | 【これは……】 【すごい量の写真だね……】 |
テーブルの上には、大量の写真が広げられている。
さらに、ソファの上にも束になった写真があり、
枚数は数え切れないほどだ。
ジョージ | 今日はさ、一緒に写真の整理をしてもらいたいんだ。 思い出を振り返りながらいろいろ話したかったし、 ほら、オレって整理とか苦手だし……。 |
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ジョージ | 〇〇に手伝ってもらえたら、 すっげーいいアルバムが作れそうだなって思って! |
ジョージ | オレとの交流面談……こんな感じで大丈夫かな? |
主人公 | 【もちろん!】 【楽しそうだし、やりがいもあるね】 |
ジョージ | Thanks! それじゃあ始めようぜ☆ |
主人公 | 【時系列順で分けようか】 【イベントごとに分類しよう】 |
ジョージ | そっか、1つ1つ吟味してたら終わんないし、 アルバムにする時にも便利そうでいいな! |
ジョージ | えーっと、こっちはBBQ大会の時ので…… こっちは夏休みだな! |
ジョージ | おっ、このあたりはハロウィンだ! 暗いとこで撮ったやつはやっぱりブレブレのが多いなぁ~。 |
主人公 | 【でも、上達してる!】 【前よりナイスショットが増えてるよ】 |
ジョージ | Really!? そう言ってもらえると嬉しいぜ! |
ジョージ | これからもどんどん撮って、 みんなのもっといいとこを残していかないとだな☆ |
ジョージ | んー? これは何が写ってんだろ? |
ジョージが手にしたのは、黒とオレンジ色でいっぱいの
ブレていて何がなんだかわからない写真だった。
主人公 | 【並びからしてハロウィンの何かかな】 【隅っこのはジャック・オー・ランタンかも】 |
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ジョージ | Oh! たしかにそうかも! |
ジョージ | ハロウィンといえばさ、あのでっかいかぼちゃ! ドライゼが穴開けてくれて、なんとかランプにしたよな。 |
ジョージ | あんなにでっかいジャック・オー・ランタン初めて見る!って、 士官学校のやつらもみーんな大喜びで…… ほら、この写真! |
主人公 | 【みんないい笑顔だね】 【雰囲気がある写真だね】 |
ジョージ | へへっ、だよなっ! |
ジョージ | このあたりでハロウィンの写真はおしまいか。 こっちは……エンフィールドだ! |
ジョージ | スナイダーと仲直りして、味なしスコーン作ってるとこなんだ。 ほら、ちょっと笑ってるだろ? スナイダーに見せたら、あいつも喜ぶかな。 |
主人公 | 【きっと喜ぶよ】 【スナイダーも嬉しいはず】 |
ジョージ | よーし、じゃあこれは、 スナイダーに渡すアルバムに入れようっと! |
ジョージ | Nooo……こっちはブレブレだ~。 綺麗だったんだけどなぁ……。 |
ジョージは、一面水色や白の写真を見て肩を落とす。
主人公 | 【なんの写真?】 【空か海かな】 |
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ジョージ | この写真は……ケンタッキーが朝起こしてくれたんだけど、 ほんっとに眠くて、テストもヤダーって気分でさ。 |
ジョージ | だけど、寮から出たらすっごいぽかぽかのいい天気で、 空が青くて綺麗で、気分がパァーって明るくなったんだ。 |
ジョージ | 一気に目が覚めて、写真に残そうと思って撮ったんだけど…… オレ、遅刻しそうだったから走ってて、 こんなにブレブレになっちまった! |
主人公 | 【こっちの黄色い線が伸びてる写真は?】 【これは教室っぽいことはわかるけど……】 |
ジョージ | HAHAHA! これ、シャルルの写真なんだ。 休憩中にシャルルと、スプリングの話してたんだっけな。 すっげーいい顔で笑うから、1枚撮ろうとしたんだけど……。 |
ジョージ | 撮る瞬間、ベルガーのペットの蛇がシャルルの足に巻き付いてさ! びっくりして飛び上がったとこが写ってこうなったんだ。 |
ジョージ | びっくりしたシャルルの顔もNiceだったんだけど…… 写真には写ってなくて残念! あの顔、〇〇にも見せたかったよ。 |
ジョージは続いて、ピントがずれてぼやけている
茶色い物体が写った写真を手に取る。
ジョージ | こっちはたぶん、テンプラバーガーだ! |
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主人公 | 【十手が作ってくれたもの?】 【美味しかった?】 |
ジョージ | おう! 十手が作るバーガーは、 アメリカンスタイルじゃないけど美味いんだ! |
ジョージ | だから写真を撮りたかったんだけど、 ライク・ツーに「冷める前に食えよ」って言われて、 それもそうだなって慌てたらこうなった☆ |
主人公 | 【全部の写真に思い出が詰まってるね】 【ピンボケにもブレブレにもストーリーがある】 |
ジョージ | HAHAHA! そうだな! でも、写真だけ見てもわけわかんないし、アルバムにはダメだな。 |
主人公 | 【NG集アルバムも面白いかも】 |
ジョージ | えっ!? |
主人公 | 【シチュエーションがわかると面白い】 【ジョージの日常が感じられて素敵だよ】 |
〇〇は、一見失敗に見える写真でも立派な思い出で、
ジョージの日常がどんなものか、何を思って写真を撮っているのか
伝わってくる素敵で面白いものだと伝えた。
なので、なぜ、どういうふうに撮ったのかを書き添えてまとめれば
見る人も楽しめる素敵なアルバムになるのではないかと。
ジョージ | 〇〇……! Thank you! そうしてみるよ☆ |
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完成したアルバムは、ジョージらしさが詰まった、
明るくて楽しい特別な一冊になった。
主人公 | 【また1年後くらいにアルバムを作ろう】 【これからもたくさん思い出を作ろう】 |
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ジョージ | へへっ……ありがとなっ! |
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