シャルルヴィル | そんな……なんでそんなこと……。 |
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ザラ | 連中の動機はわかりません。 だが……この国は、あまりにも歪んでいる。 オーストリアの表向きの平和は見せかけです。 |
ザラ | あのカール様が絶対高貴に目覚められないことが、 何よりの証拠です……そんなことは、あり得ない! |
ザラ | 〇〇さん。 あなたが召銃した貴銃士は、絶対高貴に目覚められるという。 |
ザラ | どうか、この銃をあなたに……! |
マークス | マスター、どうするんだ……? |
主人公 | 【……わかりました】 【大切な銃、預かります】 |
〇〇はフリッツが差し出した銃に触れた。
ローレンツ、ベルガー、そしてカールの銃が輝きはじめる。
───その時、鋭い鞭の音が響いた。
シャルルヴィル | この鞭の音は……! |
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ガンマ | 躾の時間だ!!! |
スケレット | やーっと見つけたぜー。 おい、やり返される覚悟はできてんだろうなァ? |
スケレット | ガスマスクも直してもらったし、 殺る気は十分すぎっスよね、ガンマさん! |
マークス | てめぇら……! |
主人公 | 【2人とも、戦闘準備!】 【ザラさん、下がってください!】 |
カール | …………。 |
カール | おや……。またマスターが変わったようだね。 |
ザラ | カール様……! 銃に戻られている間に、誠に勝手ながら、 〇〇さんへと託させていただいたのです。 |
カール | ほう……道理で。 ……この感覚……! |
ベルガー | お? やんのか? 俺はぜってぇ逃げてアルパチーノと楽しく暮らすんだよ! ジャマなやつはブッ飛ばーす!! |
カール | その意気込みはあの連中にぶつけるといい。 今の僕は気分がいい。褒美は弾んでやるぞ。 |
ベルガー | っしゃあ! コーク1年分な〜!! |
ローレンツ | おお……カール様、Mr.ベルガー……! |
ガンマ | ええい、ごちゃごちゃとうるさいぞ愚民どもがァ!!! やれ、スケレット! 木端微塵にしてやれ! |
スケレット | へいへい。 俺もまあまあムカついてるし? 思いっきりやってやるよ。 ブハハハハ!! |
ベルガー | やられんのはテメーだってのバーーカ!!! 絶対非道! |
カール | 絶対高貴……! |
カール&ベルガー | ……心銃! |
カール | うん、いい感じだねー。 この感覚、久しぶりだよ。 |
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ローレンツ | 美しい……なんと輝かしい光だ……! カール様とハプスブルクの栄光の歴史に相応しい……。 |
ローレンツ | 絶対高貴こそ至高! |
ローレンツ | む……さっきまでの俺は何かがおかしかった気がする……。 |
主人公 | 【やっと最終兵器βの効果が切れた!】 【絶対高貴で認識逆転が治った……!】 |
ガンマ | 小癪な……! 躾のなっていない無様な犬どもが……! |
ガンマ | スケレット! 手を緩めるな!! 貴様の価値は、奴らをことごとく撃破することにより生じる! 私の許可なく休むことは許さん!! |
スケレット | げほっ……わぁってんよォ! オラァ、ブッ殺す!! |
ガンマとスケレットが再び臨戦態勢になる。
〇〇たちは反撃に備えて身構えた。
マークス | クソッ、しぶてぇ奴らだな……! |
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カール | ふむ。なかなか骨があるようだねー。 こちらにしかできない戦法を取ってみるのもいいか。 |
カール | シャルルヴィル、マスターの方を狙うぞ。 |
シャルルヴィル | えっ!? |
カール | 僕と君の絶対高貴を、彼に浴びせてやろうじゃないか。 薔薇の傷が消えてしまえば、あの貴銃士も大人しくなるだろう。 |
シャルルヴィル | そういう戦い方もあるんだ……! わかった! |
カール&シャルルヴィル | 絶対高貴───! |
ガンマ | ぬぉぉぉ……!? |
2人から放たれた眩い光が、ガンマを包む。
ガンマ | 傷が消えていく……!? 小癪なァァァ!!! |
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スケレット | おいおい、マジかよ! 消えてたまるかっての! |
スケレット | 絶対非道! 心銃ッ! |
両陣営の攻撃がぶつかり合い、強烈な衝撃が生まれる。
───ピシッ!
マークス | ……マスター、今、上から何か変な音が……。 |
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主人公 | 【まさか……!】 |
シャルルヴィル | 天井が崩れる!! |
ローレンツ | なんということだ……! この真上は、俺の第二研究室だというのに……! |
シャルルヴィル | そんなこと言ってる場合じゃないよ! 逃げて!! |
2階の天井───つまりは3階の床が抜け落ち、
ローレンツの第二研究室から瓦礫や様々なものが降ってくる。
マークス | マスター、危ない!! |
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ガンマ | ぬおおおっ!? |
スケレット | うおわっ!? |
もうもうと舞う粉塵で、視界が覆われる。
ガンマ | くぅ……多勢に無勢、 薔薇の傷を消されるなどという失態は犯せぬ……! |
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スケレット | 決着はお預けかァ……。 ま、賢明な判断だと思うぜ。 |
シャルルヴィル | はぁ……はぁ……危なかった……! なんとか、出られた……! |
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カール | 戦いは外でするべきだね。はっはっは! |
マークス | 笑いごとじゃ、ねぇ、ぞ……っ! |
ローレンツ | しかし、無事トルレ・シャフを退け、 カール様は本来のお力を取り戻され、全員無事だ。 祝杯をあげてもいい結果だと思うぞ、Mr.マークス。 |
使用人1 | ああ……ヴァイスブルク宮殿が……! |
使用人2 | なんということ……!! |
大混乱に陥る使用人たちをよそに、
ザラは微笑みながらバイオリンを手に取る。
ザラ | ここにいる全員の無事と、 カール様の絶対高貴の輝きに、1曲。 |
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ポロポロの宮殿を背景に、バイオリンの音色が響き渡った。
───別館にて。
カール | 君が二重スパイだったとはね。 フリッツ、見事だった。 |
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ザラ | ……っ! カール様……。 |
ザラ | ありがたき幸せでございます。 私の名を呼んでくださる日がくるとは……! |
カール | まったく、してやられたよ。 君を俗物だと断じて、大して関心を持ちもしなかった。 |
カール | 僕が怪しむ以前に興味すらも抱かない人物になりきり、 見事に演じるとは……大した役者だよ。 |
カール | 君の音楽の才はもちろん素晴らしいが、 演劇にも向いているのではないか? |
ザラ | ははは。 カール様がそうおっしゃるのであれば考えておきます。 |
───その後、貴銃士たちと〇〇、ザラは、
オーストリア政府の庁舎へと場所を移した。
弱みを握ってザラを表向きのマスターに任命した
オーストリア政界の一大派閥のトップなど、
トルレ・シャフと関係していたと思われる人物は排除され───
一連の出来事に関与していなかった派閥と、
今後についての協議の場が設けられた。
政府関係者1 | 英雄を、トルレ・シャフの企みに利用していた、ですと……!? |
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政府関係者2 | “死神皇帝”についての噂は我々も耳にしたことがあり、 法務大臣に問い合わせを行っていましたが、 そのような事実はないという一点張りで……。 |
政府関係者2 | 死刑囚に、拷問など法に反する尋問を行っていて、 それによる死を隠ぺいすために 妙な噂を立ててるのではと考え、調査を行っていたところでした。 |
政府関係者2 | それがまさか、トルレ・シャフの企みと関係していたとは……。 |
政府関係者1 | 政府内や軍に紛れ込んでいる不穏分子の排除が急務ですな。 それから、詳細な調査と検証と……ああ、頭が痛い。 |
政府関係者1 | 〇〇候補生や貴銃士様方、ザラ氏には、 なんとお詫びをしたらよいのか……。 |
カール | であれば、僕からいくつか提案しよう。 |
カール | オーストリア支部や政府内に、トルレ・シャフの息がかかった 連中がいたため、〇〇たちはやむを得ず、 協議による決定の前に僕たちのマスターとなった。 |
カール | 僕はこれ以上頻繁にマスターを変えるのも、 利用されるのも御免なのでね一。 今後も〇〇をマスターとしたい。 |
カール | 君たちがそれを拒むなら……そうだね。 僕を無理やりにでも銃に戻してみるかい? |
政府関係者1 | め、滅相もございません……! |
ローレンツ | では、我々のマスターを〇〇殿とすることへの 同意書を作成いただこう。 |
ザラ | カール様。 マスターの変更について、公式の発表はいかがなさいますか? |
カール | うーむ……僕がオーストリアにいることで、 民にいくらかの安心を与えられていることは知っている。 僕に親愛の情を抱いてくれている人々が多いこともね。 |
カール | 〇〇がマスターになったと公表すると、 英雄を他国の学生に渡したのかと、政府や連合軍、 〇〇にまで非難が及ぶ可能性があるだろう。 |
カール | 僕としては、引き続きフリッツが 表向きのマスターを務めるのがいいのではないかと思うよ。 |
カール | どうだい? フリッツ、〇〇。 |
主人公 | 【そうしましょう】 【ありがとうございます】 |
ザラ | 過分なお役目を頂戴でき、光栄に思います。 |
政府関係者3 | 彼……ベルガーについてはどうしましょうか。 地下牢などで厳重に収監するか、 銃に戻すか、あるいは破壊か……。 |
主人公 | 【彼も自分の貴銃士です】 【士官学校に連れて行きます】 |
マークス | いいのか? マスター。 あいつは危ない奴だし、バカそうだ。 それに、世界帝軍にいたんだぞ。 |
主人公 | 【それでも、一緒に戦ってくれた】 【召銃したからには責任を持つ】 |
マークス | …………。 マスターの意思は変わらないんだな。 なら……わかった。 |
政府関係者3 | それでは……よろしくお願いいたします。 |
カール | ああ、それからもう1つ。 〇〇の貴銃士になったからには、 僕とローレンツも時々士官学校へ顔を出すよ。 |
カール | 名目は……そうだな。 外交だとか、視察だとかで適当に処理してくれ。 |
政府関係者1 | かしこまりました。 |
───数日後。
カール | 世話になったね、〇〇。 君は見事に僕の期待に応えてくれた。 改めて、礼を言うよ。 |
---|---|
カール | だが、いまだに多くの謎が残っている。 こちらが落ち着いたら士官学校に顔を出すから、 その時にまたゆっくり話すとしよう。 |
主人公 | 【はい、必ず!】 【士官学校で待っています】 |
カール | 恭遠にもよろしく伝えてくれ。 |
カール | ああ、それから。 僕のことはカールでいい。気楽に話してくれ、“マスター”。 君とは長い付き合いになりそうな予感がするからねー。 |
主人公 | 【了解!】 【これからよろしく、カール】 |
ローレンツ | 〇〇……a.k.a.親愛なるモルモット2号。 |
マークス | おい、妙な呼び方をするな。 |
ローレンツ | モルモット1号の世話は任せた。 彼はジャンクフードを好むが、それでは栄養が偏る。 ……ハッ! 偏食が貴銃士に及ぼす影響についての研究もいいな。 |
カール | 話が脱線したよ、ローレンツ。 |
ローレンツ | これは失礼を。……ゴホン。本題に入ろう。 健やかな状態を維持するための秘訣を、 こちらのモルモット1号ハンドブックにまとめた。 |
ローレンツ | 参考にしてくれたまえ。 俺も定期的に、士官学校へ顔を出す。 |
主人公 | 【ありがとう……?】 【読んでみるよ】 |
ベルガー | …………。 |
ベルガー | …………。 ……ぐすっ……。 |
ベルガー | ……アルパチーノ……。 腐っちまったら悲しいから、氷いっぱい持ってかねぇと……。 |
ローレンツ | ……Mr.ベルガー。 |
ベルガー | なんだよ、クソメガネ……。 |
ローレンツ | アルパチーノの最期は、俺が見届けた。 実に勇ましく、健気で……。 |
ローレンツ | 貴銃士とげっ歯目小動物というかけ離れた存在であっても、 確かに心が通い、友情を築けるのだと、理解せざるをえない。 彼の犠牲に哀悼の意を表し、彼の気高き心に最大限の賛辞を贈る。 |
ベルガー | クソメガネ……。 意味わかんねーけど、 アルパチーノのこと褒めてる気がするぜ……。 |
ローレンツ | ……Mr.ベルガー。 君は、彼が腐敗するのが嫌だと言っていたな。 |
ベルガー | 死んだら、動かなくなって腐っちまうだろ。 そうしたら一緒にいられねぇから……うっ……ぐすっ。 |
ローレンツ | ……ふむ。であれば、俺に考えがある。 小さき英雄を、俺に託してはくれないだろうか。 |
ベルガー | アルパチーノを、お前に……? |
ローレンツ | 俺も、彼に救われた1人なのだ。敬意を持って丁重に扱う。 そして、君と彼が今後も共にいられるように、 俺が持てる知識と技術を尽くそう。 |
ベルガー | ……本当の本当に? アルパチーノとまだ一緒にいられるようになんの? |
ローレンツ | ああ。理論上間違いなく可能だ。 カール様に誓っても構わない。 |
ベルガー | …………。 |
ベルガー | ウソだったら、絶対非道でぶっ飛ばすからな。 |
ベルガーは、冷たくなった小さな友人が入った箱を、
ローレンツへとそっと手渡した。
オーストリア政府職員 | まもなく出発のお時間です。 |
---|---|
シャルルヴィル | はーい。 それじゃあまたね! カールさん、ローレンツさん。 |
カール | ああ、また。 士官学校で会えるのを楽しみにしている。 |
ローレンツ | 旅の安全を祈る。 また会おう! |
───その後、〇〇たちは無事、士官学校へと戻った。
ラッセル | ……〇〇君、報告ご苦労だったね。 報告書も確かに受け取ったよ。 |
---|---|
ラッセル | しかし……まさか、死神皇帝の話が本当だったとはな……。 オーストリア支部に不穏分子も紛れ込んでいたとあっては、 現地で頼れる相手が少なく、精神的にも疲れただろう。 |
マークス | まったくだ。 連絡しようとしたのに繋がらなかったしな。 |
ラッセル | その件も把握している。なんらかの妨害が入った可能性が高い。 一連の出来事について、士官学校からも厳重に申し伝えをするよ。 君たちはまず、ゆっくり休んでくれ。 |
主人公 | 【はい】 【ありがとうございます】 |
ラッセル | ああ、それから、恭遠審議官が君たちに会いたがっていた。 同行できなかったことを悔やんでいるご様子だったから、 寮に戻る前に顔を出しておいてほしい。 |
シャルルヴィル | わかった。 カールさんからよろしくって言われてるし、行こうか。 |
恭遠 | みんな……! 無事に帰ってきてくれて本当によかった。 同行できず、本当にすまない……。 |
---|---|
マークス | あんたの呼び出しも、 カールの件に絡んでた奴らの仕業だったのか? |
恭遠 | ……それはわからない。 事前にちゃんとした情報を伝えられず心配だったが、 フリッツが君の助けになったようで安心したよ。 |
主人公 | 【フリッツさんのお陰で前進できました】 【フリッツさんに感謝をお伝えください】 |
恭遠 | 彼がそれを聞いたら喜ぶだろう。 今度俺からも改めてお礼を言っておくよ。 |
恭遠 | 今回、君たちのお陰で、トルレ・シャフの動きを ある程度牽制できたのではないかと思う。 だが、謎も問題もまだまだ山積みだ……。 |
マークス | カールがいろいろ気になることを言っていた。 アリノミウム結晶には─── |
恭遠 | ……静かに。その話はまた今度にしよう。 |
恭遠は、一段と声を落とす。
恭遠 | トルレ・シャフの情報網は連合軍や本部にも及んでいる。 油断は禁物だ。 |
---|---|
シャルルヴィル | トルレ・シャフ……怖い組織だね。 人の感情も、命も、どうでもいい物だと思っているみたい。 じゃなきゃ、あんな恐ろしいこと思いつきもしないよ……。 |
恭遠 | ああ……今後ますます君たちの任務は危険になるかもしれない。 日頃から細心の注意を払ってくれ。 君たちは今や、立派な要人になっている。 |
シャルルヴィル | 〇〇は各国のいろんな貴銃士を引き取ってるもんね。 ボクみたいにさ。 |
マークス | 何があろうと、俺がマスターを守り抜く。 |
恭遠 | 心強いな。頼りにしているよ。 |
恭遠 | 今後はカールとも連携をとりやすくなる。 彼とは様々な疑問が一致しているし、各方面への影響力も強い。 きっと、心強い味方になってくれるだろう。 |
恭遠 | 今はまだ情報を収集すべき段階で、忍耐も必要になるが…… 少しずつでも着実に進んでいこう。 |
主人公 | 【はい!】 【イエッサー!】 |
───約1か月後。
カール | やあ、〇〇。 達者にしていたかなー。 |
---|---|
主人公 | 【元気だったよ】 【士官学校へようこそ】 |
カール | 恭遠、久しいね。 また会えて嬉しいよ。 |
恭遠 | ああ! 俺もだよ、カール。 |
ローレンツ | ───ああ、会いたかったぞ、モルモット2号! |
シャスポー | ……おい。君、今なんて言った? 僕のマスターに向かって、モルモットだと? |
ローレンツ | む……? モルモットについて知らないかね? げっ歯目テンジクネズミ科の小動物で、 人間との類似点もあるため実験に欠かせない大事なパートナーだ。 |
ローレンツ | モルモットといえば……1号。 君に託してもらった小さな友人を連れてきたぞ。 |
ベルガー | うおおぉおおぉ!! 会いたかったぜアルパチーノ!!!! |
グラース | うわっ! ネズミのぬいぐるみ……? にしちゃあやたらとリアルだな。まさか、剥製か? |
ローレンツ | その通り。 |
ローレンツ | Mr.アルパチーノ……彼の勇気ある行いがなければ、 今回の結末は異なっていた可能性すらある。 |
ローレンツ | 勇敢なる魂と崇高なる命の輝きを心に抱き、 その身は土に還して穏やかに眠らせるのが道義かもしれない……。 |
ローレンツ | だが、小さき勇者の姿をできるだけそのままにこの世に留め、 人々の記憶に残すというのも、1つの弔いの形だろう。 |
ローレンツ | 何より、彼が命を賭して守った親友が、 今後もMr.アルパチーノとともに在ることを望んでいる。 |
十手 | うーん……? よくわからないけれど、すごいネズミ君だったんだね。 |
ドライゼ | すまない、到着が遅くなった。 |
ドライゼ | オーストリアの貴銃士が来ると聞き、 特製のヴルストを持って来たのだが…… おお、貴殿らがそうか。 |
ローレンツ | ド、ドラ……ぴゃっ!? |
カール | おや? |
シャスポー | 急に寝た……? いや、気絶した……? |
エンフィールド | これは大変です……! 医務室に運びましょう。 |
ドライゼ | 俺も手伝おう。 |
恭遠 | ローレンツについてはあとで改めて紹介する。 こちらはカール。オーストリアの外交関係者として、 今後時折士官学校へ来ることになった。 |
カール | そういうわけだ。 よろしく頼むよ。 |
カール | ……さて、〇〇。 約束通り、少し話すとしようか。 |
談話室に入ると、
カールは手近なメモにさらさらとペンを走らせた。
カール | 『恭遠から聞いているよ。 念のため士官学校でも、最重要事項の話はしない方がいいと』 |
---|---|
カール | 今日は……そうだな。 僕の仲間についての話をしよう。 レオとマルガリータのことは知っているね。 |
主人公 | 【宮殿で銃を見せてもらった】 【とても美しい銃だった】 |
カール | ああ。彼らを呼び覚ませば、大きな戦力になるだろう。 それに、レオもマルガリータも、それぞれ違った意味で、 君の精神的な支えになれるだろうねー。 |
カール | 彼ら自身も、僕だけ貴銃士になっていることを知ったら、 早く呼び覚ませと言いそうだ。はははっ! |
カール | とはいえ…… 僕はまだ、彼らを呼び覚ますべき時ではないと思っている。 これは僕のわがままさ。すまないね。 |
主人公 | 【構わない】 【カールの意思を尊重したい】 |
カール | 助かるよ。 |
カール | これからは、“マスター”としての君と過ごし、 もっと色々と知っていこうと思う。 |
カール | いずれは……彼らのことも君に託したいものだねー。 だが、まずは、残る数々の疑問を解き明かしていこう。 |
カール | 君の身に起きたこと、いくつもの疑問、世界の異変。 すべては必ず繋がっている。 僕たちが目指す場所、求める答えは、おそらく同じだろう。 |
カール | そう考えると……ふむ。君は単に僕のマスターというだけでなく、 大きな謎を共に追い、解明する、一蓮托生の存在─── いわば、共犯者とも言えるかもしれないねー。 |
カール | 改めて、これからよろしく頼むよ。 〇〇───我が共犯者殿。 |
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