日本編Ⅰ:第1話~第5話

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第1話:プロローグ

──約1年前
日本、歌舞妓町自治区

???陰ながらお許しこうむります。
???さっそくお控えくだすって有難う存じます。
向かいます親父さんには向後初の御意を得ます。
???手前は日ノ本は江戸の生まれ。
……しがなき煙管鉄砲でございます。
???その名の通りの鉄砲にて姓名の儀はありゃしませんが、
通り名をキセル──
キセル──貴銃士にございます。
キセル幾末お見知り置かれまして、
よろしくお引き立てのほど、お願いいたします。
鷲ヶ前組組員1貴銃士……!
鷲ヶ前組組員2若頭(カシラ)が貴銃士を盃交わしたって噂は、
本当だったのか……!
鷲ヶ前組組員2こいつはすげぇことになったぞ!
鷲ヶ前組組員3……堪忍ならねぇ。
鷲ヶ前組組員1あ?
鷲ヶ前組組員3カシラのやり口には思うところがあったが、
貴銃士なんて得体の知れねぇもんを
組に入れようなんざ……もはやこれまでよ。
鷲ヶ前組組員3──やるぞ、野郎ども!
反乱勢力たちおう!

ずらりと居並んだ鷲ヶ前組(わしがさきぐみ)
幹部たちの前に、
なだれ込むように反乱勢力が殴りこんでくる。

鷲ヶ前組若頭……俺に刃を向けるかい。
鷲ヶ前組若頭わかってるんだろうな。
手打ち盃じゃ済まねぇことになるぞ。
鷲ヶ前組組員3覚悟の上だ!
キセル……カシラ。
ここはひとつ、俺に任せてくれ。
鷲ヶ前組若頭ああ。

ゆっくりと立ち上がったキセルは、
短刀を片手に構える荒くれ者たちの中へ、
一気に踏み込んでいった。

反乱組員1ぐあ!
反乱組員2う……ぐっ!
キセル俺ァ銃弾飛び交う戦場をくぐり抜けてきたんだ。
俺を止めるには……そのドスはちゃち過ぎるぜ!

キセルは反乱を試みた組員たちをなぎ倒していく。
そして、反乱を指揮していた組員の前に立つと、
その眉間にぴたりとキセル鉄砲の銃口を向けた。

鷲ヶ前組組員3ひっ……!
キセル……なぁ。てめぇらの所業、
カシラや俺の耳に入ってねぇとでも思ったか?
キセルてめぇの子分を増やして組を乗っ取ろうってんで、
こそこそ手回ししてくれてたようじゃねェか。
キセルそれだけじゃねェ。
自治区でもずいぶん勝手してることは聞いてるぜ。
キセル……鷲ヶ前の名がすたるような真似しやがって。
キセル仁義を忘れた奴は、この歌舞妓町には必要ねェ。
──覚悟しな!

第2話:いつか見た神社

十手……ぅ、ん。
俺は……うぅ……!

ライク・ツー……はぁ。
おっさん、マジで役に立たねぇな。
目潰しくらいにしか使えねぇ銃とかさ。
マークスとてもじゃないが、マスターを任せられねぇな。
俺が許さない。
十手マークス君、ライク・ツー君……!
そ、そんな……。
ジョージおいおい、おまえら!
そんなこと言うなって。
古銃ってそういうもんだろ、オレも連射できねぇし。
十手……っ!
ジョージ君……助け舟痛み入るよ。
ジョージま、十手が全然威力ねぇのも連射できねぇのも、
それにマスターを任せられないのも事実だけどな!
ジョージいつまで経っても絶対高貴にもなれねぇし。
ぜんぜんダメで笑っちゃうよ! HAHAHA☆
十手な……っ!
ジョージ〇〇もそう思うだろ?
十手あ、あ……〇〇君……。
マークスマスター、はっきり言っていいんだぞ。
ライク・ツー気を使ってもお互いのためになんねーからな。
十手(そ、そんな……〇〇君にまで
軽蔑されてしまったら……俺は……)
十手うわぁあぁっ!

十手はぁ……はぁ……。
十手はぁ……、思わず逃げ出すなんて、
本当に俺は情けないな……。
十手しかし、ここは一体……?
真っ暗で、何も見えないが……。
十手……? なんの音だ?
向こうから聞こえる……行ってみるか。

十手こ、ここは……?
十手神社……?
なんだろう。なんだか、懐かしいような……。
十手ずっと昔から……。
俺は、ここを知っている……?

???……い、十……。
おい、十手……きろ。
恭遠十手、起きなさい。
十手──はっ!?
こ、ここは……、教室……?
恭遠やれやれ、やっと起きたか。
授業中に居眠りとは、君らしくないな。
十手なんと……面目ない……。
ジョージHAHAHA!
すげぇよく寝てたな!
ライク・ツーお前は人のこと言えねぇけどな、ジョージ。
起きてる方が珍しいくらいだろ。
ジョージ次の時間は体育だから、だんだん目が冴えてきたぜ!
ライク・ツーはぁ……。
マークス体育じゃなくて、射撃訓練だ。
マスターも一緒だからな、足を引っ張るなよ。
十手…………。
また、あの夢か……。
ジョージ夢?
十手ああ、大したことじゃないんだ。
近頃、ちょいと夢見が悪くてね。
ジョージふぅん、大変だな。
たくさん身体を動かしたら、
夢も見ないくらいぐっすり眠れるぜ!
十手あ、ああ……。

マークス──命中。
ライク・ツー……残りの的は3つ。悪くねぇペースだな。
茂みで隠されてようが、
見つけちまえば動かねぇ的なんて余裕だろ。
マークス当たり前だ。
俺はマスターの銃だからな。
主人公【10時の方向に的を確認】
【遮蔽物もなし!】
ジョージよーし、オレも負けてられねぇな!
いくぜ!
ライク・ツーあっ、おい、待て!
お前が撃ったら煙で何も見えなくなるだろ!
ジョージむー、確かにそうだな……。
よし! それなら、絶対高貴ビームだ!
ジョージいくぜ、絶対高貴ビーム!!
生徒たちうわぁぁぁっ!!!
ライク・ツーおお……煙が出ねぇだけ少しはマシか。
マークス的を粉々にするな! 俺が撃ち抜けないだろ!
っていうか、他のチームの的まで壊れたぞ。
ライク・ツー……お前は絶対高貴でも狙いが大雑把だな。
つーか、ビームってなんだよ。
ジョージ授業中に居眠りしてたら、
ビームででっかい怪獣を倒すCOOLな夢を見たんだ!
マークス怪獣……談話室にあった映像資料か。
マークスこの間マスターと観たが、
たしかに銃身が熱くなるようなフィクションだったな。
ジョージお、マークスもそう思うだろ。
やっぱいいよな、ビーム!
ライク・ツーってか、やっぱり授業中に寝てやがったのかよ。
ジョージ聞いて驚け。
半目で寝られるようになったんだぜ!
十手…………。
十手(ジョージ君は古い銃だけど、
18世紀から100年以上もの長い間、
色々な国の実戦で使われたすごい銃だ)
十手(それに彼は、絶対高貴になれる……)
十手(俺には軍用銃みたいな威力もないし、
ジョージ君のように絶対高貴にもなれない……)
十手……はぁ……。
十手…………はぁぁ………………。
十手(……そういえば、あの夢──)

第3話:絶対高貴の糸口?

十手…………。
ううむ……。同じ夢……、悪夢……。
ジョージおーい、十手!
昼休みだぜ、食堂行こう!
主人公【勉強?】
【読書?】
十手ああ、〇〇君。
それに、みんなも。
ジョージうわぁ、難しそうな本読んでるな!
フロイトに……ユング?
マークス夢診断……?
なんだ、この本は。
ライク・ツー夢とか深層心理とか、人間向けの本だろ?
主人公【心理学に興味が?】
【悩みごと?】
十手…………。
十手実はだな……近頃、同じ夢を見るんだ。
繰り返し、何度も何度も。
十手起きた時には細かいことは忘れてるんだが、
何か……嫌なもんから逃げてると、
霞がかった神社にたどり着くんだ。
ジョージジンジャ?
十手ああ、神社っていうのは、
日本の神様を祀っている施設のことだよ。
こっちでいう教会みたいなものかな。
十手名前もわからない神社なんだが、
妙に懐かしい感じがして……。
十手しかも、同じような夢を見た数は2回や3回じゃない。
かれこれもう10回近く見てるんだ。
どうも、ただごとじゃないような気がしてなぁ。
マークス同じ夢を10回も……。
確かに、ただの偶然とは思えない数だ。
ライク・ツーそれで? 調べてみて、何かわかったのかよ。
十手この本を見てくれ。
『夢は、記憶を整理する過程で見るものである』
って書いてあるんだ。
ライク・ツーつーことは、お前が日本にいたころに、
その神社ってやつに行ったことがあるんじゃないのか?
十手そう……なのかもしれない。
だとすれば、夢の神社は、
お江戸のどこかに本当にあるのか……。
ジョージうおお……なんだかワクワクするな!
すっげーお宝が隠されてたりして!
十手はは……宝があるかどうかはわからないが、
俺はどうも、夢の場所に行かなきゃならないって、
そんな気がしているんだ。
十手もしかしたら……何か糸口が掴めるかもしれないしな。
ライク・ツー糸口?
十手その……絶対高貴になる糸口が……。
主人公【絶対高貴の……】
【それは気になるね】
十手自分でも忘れている記憶が、
夢を通して何か教えてくれてる気がするんだ。
あの神社に、何かがあるってな。
ジョージじゃあさ、日本に行ってみようぜ!
オレもどんな国か気になってたんだ!
十手それは無理だろうなぁ。
ジョージえーっ! なんでだよー。
十手ほら、ここは英国だ。
仏蘭西や独逸に行くのとはわけがちがう。
十手夢に見たから日本に行かせてくれ!
……なんて、あまりにも突拍子がないだろう?
十手それに……日本は、遠すぎる。
ライク・ツー……ま、一理あるな。
こっちでアウトレイジャー退治もあるから、
ほいほい離れるわけにもいかねぇし。
十手……俺は戦力にはなってないけどな。
ジョージなーんか暗いなぁ?
大丈夫か、十手。
主人公【頼りにしてる】
【力になりたい】
十手〇〇君……ありがとう。
十手だが……。
ラッセル君たち。ここにいたのか。
ラッセル〇〇君、ちょっと来てくれ。
それから……十手、君もだ。

 

第4話:思いがけない招待

十手それで、どういう用件だろうか。
もしかして……俺が何かしてしまったかな……。
ラッセルいや、そうじゃない。
君たち2人を招きたいという国があるんだが……。
特殊なところだから、君たちの意向を尊重したくてね。
十手特殊なところ? 一体どこなんだい?
ラッセル君たちを招待したいと提案してきたのは──
日本国、桜國(さくらぐに)幕府だ。
主人公【日本!?】
【桜國幕府!?】
ラッセルああ、そうだ。
知っての通り、日本はなんというか……
非常に不思議な状態にある国でね。
ラッセル戦争の中心地から遠く離れているという地理的な事情もあって、
革命戦争にあまり関与していない。
ラッセル現在は、世界帝統治時代は形骸化していた幕府が再び実権を握り、
将軍・桜國泰澄(さくらぐに やすずみ)が
政を取り仕切っている。
ラッセルさらに、革命戦争後、世界のほとんどの国は
独自の軍隊を持たず、世界連合に加盟して、
連合軍による国防や治安維持を行っているが──
ラッセル日本は世界連合に属さず、
自衛軍という独自の軍隊を持ち、
世界連合とは少し距離を置いている状態だ。
ラッセル世界連合も、日本との度重なる交渉の結果、
「加盟せずとも世界の保安上の問題はなし」ということで
お互いに平和的不干渉という形で決着している。
ラッセルそんなわけで、桜國幕府は
半鎖国政策を打ち出していて、
やすやすと立ち入ることができない。
ラッセル連合士官学校に属する君たちは、
加盟国では概ね安全が確保されるが、日本は……。
主人公【アウェーということですね】
【安全かわからないと……】
ラッセルそういうことだ。
桜國幕府の思惑もはっきりしないし、
現地で何が起こるか予想がつかない。
ラッセルだからこそ、今回は決定済みの派遣命令として
通達するのではなく、君たちの意向を尊重して、
派遣するか否かを決めたかったんだ。
ラッセルただ……。
連合軍上層部としては〇〇君の日本行きを
支援したいという声が大きい。
十手そいつはどうしてだ?
〇〇君は貴重なマスターだってのに、
安全かわからないところに行かせようってのかい?
ラッセルそれが……日本からは今のところ、
アウトレイジャー被害が報告されていないんだ。
十手1件も?
そりゃ……アウトレイジャーがいないってことか?
ラッセルその実情を知りたいんだ。
被害状況が隠蔽されているのか、
はたまた本当にアウトレイジャーがいないのか……。
ラッセル謎に満ちた日本の状況を正攻法で知ることができる、
またとない機会なんだ。
ラッセルそれに私個人としても、
日本という国には非常に興味があるしね。
十手とはいえ、リスクは多少ある、か……。
痛し痒しってところだなぁ。
ラッセルただ、日本側が君たちに危害を加える可能性は、
実際のところかなり低いのではないかと思うんだ。
ラッセル世界のほとんどの国が加盟している世界連合軍と
揉め事を起こせば、日本は今の体制を貫けなくなる。
そんなリスクを冒すだろうか?
ラッセルそれに、君と貴銃士たちの戦力を取り込もうと
目論んでいるなら、十手だけではなくて、
ほかの貴銃士達も招待するはずだ。
十手うーん、それもそうだな……。
ラッセルここまでの話を踏まえて……
〇〇君、十手。
日本の招待を受けるかどうか、君たちはどうしたい?
十手…………。

十手…………。

主人公【十手?】
【どうしたい?】
十手……頼む。
行かせてくれないかな。
十手近頃繰り返し見ていた夢……
そこへやってきた、日本行きの話……。
偶然というよりは、必然だと思うんだ。
十手俺は……日本へ行きたい。
そうすれば……絶対高貴になるための、
手掛かりが見つかるかもしれない。
十手……俺は軍用銃じゃなくて、大した威力もない。
アウトレイジャー戦では足を引っ張ってばかりだろう。
十手それに、ジョージ君のように
絶対高貴で〇〇君を癒すこともできない。
十手……現状に甘んじちゃいられないんだ。
十手俺も〇〇君の貴銃士として
戦力になりたいし、絶対高貴に目覚めたい。
十手その……上手く言えないけど、
俺がそうなるためには日本に行かなきゃいけない。
十手なんとなく、そういう気がしているんだ。
頼む……! この通り!
主人公【わかった】
【確かめに行こう】
十手〇〇君……!
ありがとう! ありがとう……!!
ラッセルよし、それじゃあ決まりだな。
ラッセル出発は早くて来週末だ。
2人ともそれまでに、旅の準備をするように。
時差も大きいし、道中はくれぐれも気をつけてくれ。
ラッセル今回は目的地が日本……状況が特殊だからな。
行くのは招待を受けている十手と〇〇君の
2名だけにしておきたい。
十手俺たちだけ……となると、説得しておかないとだな。
ラッセルああ……。私が言っても聞かないだろうから、
〇〇君が説得してくれ。
……健闘を祈る。

第5話:桜咲く幽遠の国

──日本への出発当日。

マークスうおぉおぉ、マスター!
俺がついていけないなんて……くそ……!
マークス……ハッ! ひらめいたぞ!
一旦銃に戻るから、マスターの荷物の中に混ぜて、
日本まで持っていってくれ!
ラッセルやれやれ……今回ばかりは却下だと言っているだろう。
銃を持ち込んだらそれこそ問題だぞ。
マークスううっ……マスター、無事に帰ってきてくれよ……。
マークスそうだ、手紙!
マスター、毎日手紙を書くから!
ライク・ツー毎日書いたところで毎日届くとは限らねぇぞ……。
主人公【心配いらないよ】
【行ってきます!】
マークス日本に着いたら手紙くれよ、マスター……!
恭遠ははは……マークスは相変わらず、
〇〇君のことになると饒舌だな。
ラッセルあー、ゴホン。
……〇〇君。
出発前に1つ話があるんだが。
主人公【なんでしょうか?】
ラッセル実は……君にお願いがあってね……。
……ちょっと、こっちへ来てくれ。

──日本、歌舞妓町自治区。

店主ふぅ、今日はここらで店じまいだな。
とっとと片付けて、1杯飲みに行くとするか!
店主……ん?
今、外で何か……。
???…………。
店主うお……ッ!?
謎の男騒げば撃つ。
金庫はどこだ。さっさと答えろ。
店主ヘッ……ここをどこだと思ってやがる?
歌舞伎町だぜ。銃くらいで騒ぐようじゃやっていけ──
???…………。
店主な……ッ? なんだ、てめぇは……!
謎の男もう一度言う。金庫はどこだ。
次に無駄口を叩いたら──
店主こ、ここだ……!
くそっ……持ってきやがれ……!
???…………。

2人組は店の金をすべて奪って、
夜の闇へと消えていった──。


自衛軍兵士1〇〇様、貴銃士十手様、ご到着!
主人公【わぁ……!】
【ここが日本……!】
幕府家老・大磯長旅お疲れ様でございました。
私は桜國幕府家老の大磯でございます。
幕府家老・大磯滞在中、不自由なくお楽しみいただけるよう、
宴席や観光などの手配をしております。
幕府家老・大磯皆様の安全のため、自衛軍の者たちが同行しますが、
どうぞごゆるりとお過ごしください。

彼が手のひらで示した先には、
自衛軍の兵士がずらりと並んでいる。

微動だにしない彼らは圧巻だが、
敵意や威圧感のようなものは感じられない。

十手か、歓迎誠に恐れ入りまする……!
幕府家老・大磯まあまあ、そう硬くならず。
早速、案内をさせましょう。

幕府の重鎮らしき人たちや、自衛軍の上層部など、
そうそうたる顔ぶれに囲まれながらの昼食会となる。


昼食会を終えると、自衛軍の拠点へ移動する前に、
少し休憩することになった。

十手……ふぅ……。
主人公【大丈夫?】
【具合が悪い?】
十手はぁ……いや、面目ない。
すっかり緊張してしまってな……。
十手士官学校の貴銃士代表として来たわけだし、
俺がヘマしたら連合軍の面目が丸潰れになると思うと、
せっかくの食事もろくに味がわからなかったよ……。
十手いろいろ尋ねられたが……上手く話せてたかなぁ……。
主人公【ちゃんとしてた】
【大丈夫だった】
十手そうかい?
〇〇君にそう言ってもらえて、
少しほっとしたよ……。
十手次は自衛軍の基地だな。
君の貴銃士として、気合を入れて臨むぞ……!
主人公【リラックスしよう】
【いつも通りで】
十手む……そうか。
確かに力み過ぎもよくないよなぁ。
十手もう少し落ち着かないと……。
すー……はー……。
自衛軍兵士1お待たせいたしました。
自衛軍の拠点へとご案内いたします。
十手よ、よし……頑張るぞ。

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