───ある日の士官学校にて。
ケンタッキー | へへっ、どうだ! |
---|---|
スプリングフィールド | 本当にすごい……。 よくこれだけ捕まえたね……。 |
ケンタッキー | スーちゃんだって、諦めないで鍛えていけば…… ……あっ、マスター! お疲れ様ッス! |
主人公 | 【大猟だね】 【狩りに行ってきたの?】 |
ケンタッキー | そうなんっすよ! しかも、今日はただの狩りじゃなくて…… 実は、ペンシルヴァニアとの対決なんっす! |
ケンタッキー | 任務の時に持っていく食料用に、燻製肉とか 塩漬け肉とか色々作ろうかと思いまして…… 制限時間5時間で、全力の狩り勝負っす! |
ケンタッキー | あ、勝ち負けは、獲物の数じゃないっすよ? 狩るのが難しい獲物、絶品の獲物、鮮度…… 色んなポイントを総合的に見て勝者を決めます。ッス! |
スプリングフィールド | それで、5時間経ったんですけど…… ペンシルヴァニアさんがまだ戻ってこないので、 勝敗が決められないんです……。 |
主人公 | 【どうしたんだろう】 【何かあったのかな】 |
ケンタッキー | あいつに限って心配いらねーと思いますけどね。 これくらいの森で遭難するはずもないし、 まさか、獲物がデカすぎて時間食ってるとか……? |
ケンタッキー | いやいや、でも自分も負けてないっすよ!? 見てください、この見事な獲物たち! この勝負、自分の勝ちで間違いなしっすね! |
勝負の行方を見届けようと、〇〇も
2人とともにペンシルヴァニアを待つことにした。
───30分後。
スプリングフィールド | ……やっぱり、遅すぎないかな……? ペンシルヴァニアさんは約束を破るような人じゃないと思うし…… 何かあったのかも。 |
---|---|
ケンタッキー | 確かに、森で絶対はねーからな……。 足滑らせたとか、一発で仕留められずに 大型の動物から反撃食らったとか……。 |
スプリングフィールド | ……この森って、グリズリーとかいるのかな。 もしいたら、いくらペンシルヴァニアさんでも……。 |
主人公 | 【グリズリー?】 |
ケンタッキー | 北米にいるヒグマのことっす! で、でも、イギリスにはいないはずで……。 |
ケンタッキー | と、とにかく! 俺が探しに行ってきます! マスターはスーちゃんとここで待機して─── |
??? | ───ウォォォォーン! |
スプリングフィールド | ……! 今のは……!? |
主人公 | 【犬の鳴き声?】 【遠吠え?】 |
〇〇たちが辺りを見回していると、
森へと繋がる藪がガサッと揺れた。
ケンタッキー | ……ペンシルヴァニア! |
---|---|
ペンシルヴァニア | ……よう、ただいま。 遅くなってすまない。 |
スプリングフィールド | ペンシルヴァニアさん! よかった……無事だったんですね……。 |
ケンタッキー | 遅ぇよ! その割に大物は狩ってねぇみたいだし、 一体何して───って、なんだ? その尻尾。 |
ペンシルヴァニアが出てきた低い藪の部分から、
ゆらゆらと揺れる尻尾が覗いている。
ペンシルヴァニア | ……ああ、こいつか。 いやぁ……ついてくると言って聞かなくてな。 |
---|
ペンシルヴァニアが苦笑する。
その後ろから、尻尾の主が顔を出した。
スプリングフィールド | 犬……? にしては大きいし、なんだかワイルド……? |
---|---|
ケンタッキー | うおっ、マジかよ!? これオオカミじゃねぇか!! |
ペンシルヴァニア | ああ、オオカミだ。 |
スプリングフィールド | そんなあっさり言うことじゃないと思う……。 |
ぎょっとする3人と、
飄々としているペンシルヴァニア。
さらに、藪からは数匹のオオカミが現れた。
主人公 | 【1匹じゃなかった!?】 【まだ出てきた!】 |
---|---|
ペンシルヴァニア | もちろんだ。オオカミは群れで行動するからな。 |
ケンタッキー | んな呑気に言ってる場合かよ!? なんで狩りに行ったはずがオオカミ連れて来てんだ!? |
ペンシルヴァニア | 狩りの途中で、 怪我をしているこいつを見つけてな。 |
ペンシルヴァニア | 応急処置をして獲物を分けてやったら、 どうやら仲間として認められたらしい。 |
ペンシルヴァニア | 集合時間だから帰ると言ったんだが、 群れごとついてきてしまった。 人は襲わないよう言い聞かせたから、大丈夫だろう。 |
スプリングフィールド | それなら、いい……のかな……? |
ケンタッキー | まぁ、害がないなら……? オオカミは賢いしな。 |
ラッセル | 君たち! 何をしているんだ? |
恭遠 | それは野犬か? それとも迷い犬だろうか。 随分と凛々しい顔をした犬たちだが……。 |
ペンシルヴァニア | いや、犬ではなくオオカミだ。 |
ラッセル | お、オオカミ!? まさか、近くの動物園から連れて来たんじゃ……!? |
ラッセル | 士官学校でオオカミは飼えないぞ! すぐに元の場所に戻してきなさい! |
ペンシルヴァニア | そう言われても…… 森で会って、皆がそのままついてきたんだが。 |
ラッセル | も、森で……!? |
恭遠 | いや、まさかそんなはずは……! |
ケンタッキー | なんだよ。 森にオオカミがいちゃおかしいのか? |
恭遠 | ……イギリスでは、 既に野生のオオカミは絶滅したはずなんだ。 それが生き延びていたとしたら……! |
主人公 | 【大発見では!?】 【然るべきところに報告しましょう!】 |
ラッセル | ああ、〇〇君の言う通りだ。 これは大変なことになってきたぞ……! |
ラッセル | 私は世界連合の自然保護機関に連絡をしてくる。 貴重な発見かもしれない! |
ペンシルヴァニア | ……なんだか大ごとになっているな。 |
ペンシルヴァニア | ああ、そうだ……ケンタッキー。 勝負の件だが、俺は少ししか獲物を持ち帰っていない。 |
ペンシルヴァニア | 獲物はオオカミに分けたし、 彼らの前で銃を使いたくなかったものでな。 |
ケンタッキー | じゃあ……この勝負、俺の勝ちだな! 事情がどうでも、勝負は一発! 男に二言はなしだ! |
ペンシルヴァニア | ……ああ。お前の勝ちだ、ケンタッキー。 |
ケンタッキー | よっしゃあ〜〜〜〜っ!!! |
───数日後。
ラッセル | ペンシルヴァニア君! 〇〇君も一緒か、ちょうどいい。 |
---|---|
ラッセル | 先ほどペンシルヴァニア君宛てに、 世界連合の自然保護機関からお礼状が届いたよ。 |
ラッセル | やはり彼らは、イギリスでは絶滅したと思われていた オオカミで間違いないそうだ。 発見と保護をしたペンシルヴァニア君はお手柄だ! |
ペンシルヴァニア | ……そうか。手紙はもらっておこう。 |
主人公 | 【あっさりしてるね】 【嬉しくない?】 |
ペンシルヴァニア | ん……大騒ぎするほどのことじゃないからな。 |
生徒1 | なぁ、聞いたか。 貴銃士のペンシルヴァニアさんのこと。 絶滅したはずのオオカミを発見したって! |
生徒2 | しかも、すっかり仲良くなってるんだぜ。 今朝もグラウンドにオオカミが遊びに来てた。 |
生徒3 | 本人に聞いたんだけど、 最近は森でオオカミと一緒に狩りをしてるんだって! 本当にすごいね、ペンシルヴァニアさんって。 |
スプリングフィールド | ペンシルヴァニアさんとオオカミたちのこと、 みんなが話してるね……。 |
ケンタッキー | くそぉっ!!! 狩りの勝負に勝ったのは俺なのに……! 結局あいつが美味しいところは全部持っていきやがる! |
ケンタッキー | やっぱり許さねぇぞ、 ペンシルヴァニアーッ!!!! |
───早朝、士官学校近くの森にて。
ドライゼは日課であるトレーニングの一環で、
腹筋に勤しんでいた。
ドライゼ | はっ、はっ……。 |
---|---|
??? | おい、伏せろ! |
ドライゼ | むっ!? |
突然かけられた鋭い声に、ドライゼは素早く反応する。
地面にさっと伏した次の瞬間、
何かが彼の頭上を猛烈な勢いで飛んで行った。
ドライゼ | ……! これは……。 |
---|
飛んできたのはナイフで、
背後の木に突き刺さった切っ先は、
大きな蛇を木の幹に縫い留めている。
ペンシルヴァニア | ……すまない、驚かせた。 毒蛇があんたに飛び掛かろうとしていたんだが、 説明している時間がなくてだな……。 |
---|---|
ドライゼ | 問題ない。むしろ礼を言う。 貴殿は、確かアメリカの……。 |
ペンシルヴァニア | ああ……俺はペンシルヴァニア。 アメリカの開拓民に使われた、前装式のライフルだ。 |
ペンシルヴァニア | 元は狩猟用の銃なんだが……独立戦争の時は、 民兵たちとともに戦いに加わった。 ……以後、よろしく頼む。 |
ドライゼ | 先ほどの警告と助けに、心よりの感謝を申し上げる。 俺はドライゼ。世界連合軍ドイツ支部に所属している。 プロイセン生まれの後装式ボルトアクション銃だ。 |
ドライゼ | こちらこそ以後、よろしく。 |
ペンシルヴァニア | プロイセン……ドイツか。 |
ドライゼ | ……? それが、何か? |
ペンシルヴァニア | いや……ペンシルヴァニア・ライフルは、元々、 ドイツ出身のガンマイスターに作られたんだ。 ……縁があるな。 |
ドライゼ | ふむ。祖国の技術が海を渡り、 貴殿のような名銃を生み出したというのは、 誇らしいことだ。 |
ペンシルヴァニア | そう言ってもらえると嬉しい。 ……ここでは何を? |
ドライゼ | 日課としている訓練を行っていた。 この森の急斜面は筋肉を鍛えるのに好都合だ。 |
ドライゼ | しかし、毒蛇が現れるとは……。 今後は周囲にもっと気を配るとしよう。 貴殿はよく、あの距離から毒蛇に気づけたな。 |
ペンシルヴァニア | 俺は、森での暮らしが長いからな……。 狩りのことや、食べられる植物、危険なもの…… そういう知識は、身についているんだ。 |
ドライゼ | ほう……貴殿がいれば、 山岳部における厳しい行軍でも、 大いに助かりそうだな。 |
ドライゼ | ……それはそうと、 助けてもらった件についてお礼をしたい。 よければ、感謝の印にヴルストを振舞っても? |
ペンシルヴァニア | ヴルスト? |
ドライゼ | ドイツのソーセージだ。 滅多に手に入らない幻のヴルストを入手したのだが、 ごく少量しかなくてな。 |
ドライゼ | 大人数に振る舞うことはできず、かといって この良い品を独り占めするというのも気が引ける。 そういうわけで、遠慮は無用だ。 |
ペンシルヴァニア | そんな貴重なものを……いいのか? |
ドライゼ | もちろんだ。貴殿は恩人だからな。 味は保証するぞ。 |
ペンシルヴァニア | では……遠慮なく、いただくとしよう。 |
ドライゼ | ああ、そうしてくれ。 早速だが、鮮度の問題もあるし、今晩寮で落ち合おう。 このことは他言無用で頼む。 |
ペンシルヴァニア | ああ、了解した。 ……それから、あんたさえよければ、 俺も狩りで手に入れた肉の燻製を持っていこう。 |
ドライゼ | 貴殿も自分で加工をするのか、素晴らしい。 実は俺もヴルストを自作するのだが、あれは奥深い。 同じように作っても、毎回微妙な差異ができる。 |
ペンシルヴァニア | 燻製も同じだ。 天候、気温、チップの燃え方……。 1度として同じものはできない。 |
ドライゼ | 貴殿とは話が合いそうだ。 今夜を楽しみにしている。 |
ペンシルヴァニア | ああ……じゃあ、後でな。 |
───後日。
ドライゼ | …………。 |
---|---|
ペンシルヴァニア | …………。 |
生徒1 | なあなあ、最近、ドライゼ特別司令官と ペンシルヴァニアさんが一緒に歩いてるとこ ちょくちょく見かけないか? |
生徒2 | 確かに、この間も見かけたなー。 あのお2人、体格いいし、戦いに行くみたいな顔して 無言で歩いてるから、なんかすげー迫力あるよ……。 |
生徒1 | 仲がいい……って感じでもないし、 一体なんなんだろうな……? |
ケンタッキー | あいつら、仲良かったっけ……? |
グラース | 僕に聞くんじゃねぇ。 っていうか、あれのどこが仲良しなんだ? ファイトクラブに行くみたいな顔してるだろ。 |
エルメ | あはは……ドライゼに限って、 ファイトクラブ通いはないと思うけどね。 |
エルメ | 俺も、あの2人のことが気になって、 ドライゼに探りを入れてみたんだけど……。 |
エルメ | やあ、ドライゼ。それにペンシルヴァニア。 |
---|---|
ドライゼ | ……エルメ。 |
エルメ | 最近、君たちが連れ立って歩いてるのを見るけど、 いつの間に親しくなったんだい? |
エルメ | それとも……もしかして、何か隠し事……? |
ペンシルヴァニア | …………。 |
ドライゼ | ……ふっ。 |
エルメ | ……と、意味深な笑みで誤魔化されてしまったよ。 ドライゼが俺に隠し事をするなんてね。 そういう君は、何か聞かなかったのかい? |
---|---|
ケンタッキー | お、俺は別に、あいつが何しようと関係ねーし! |
グラース | お前らが話してるのを聞いたら、 なーんか僕も気になってきちまった……。 |
ドライゼ | ……よく来た、ペンシルヴァニア。 誰にも見られていないな? |
---|---|
ペンシルヴァニア | ああ……もちろんだ。 いつも通り、細心の注意を払って来た。 |
ドライゼ | ……よし。 では、第14回「肉を食す会」を開始しよう。 今回はブルートヴルストを用意した。 |
ペンシルヴァニア | 美味そうだ。 ……こちらのカモの燻製も、ほどよく脂が乗っていて、 いい出来栄えだと自負している。 |
ドライゼ | 素晴らしい……。 今回の会も、充実したものになりそうだな。 |
ペンシルヴァニア | ああ。さっそく乾杯といこう! |
親世界帝派の一派による武装蜂起を鎮圧するため、
数名の貴銃士たちが現地へと派遣されていた。
ペンシルヴァニア | …………。 ターゲットを確認。 |
---|
親世界帝派1 | 行くぞ、こっちだ。 |
---|---|
親世界帝派1 | ……うっ! |
親世界帝派2 | 狙撃……!? 一体どこからだ!? |
親世界帝派2 | ぐぁっ……! |
ペンシルヴァニア | ……よし。これでこちらは完了だ。 ケンタッキー、良い狙撃だった。さすがだな。 |
ケンタッキー | トーゼンだろ。 これくらい朝飯前だっつーの。 |
ケンタッキー | んじゃ、さっさと次のポイントに移動しようぜ。 まだまだ残党がいるんだろ。 |
ケンタッキー | ……くっ! |
---|---|
ペンシルヴァニア | ケンタッキー! |
親世界帝派3 | くそっ、仕留めそこなった……! |
ペンシルヴァニア | お前……。 |
潜んでいた親世界帝派の武装兵を、
ペンシルヴァニアが撃ち抜いて無力化する。
親世界帝派3 | う、ぐ……っ 。 |
---|---|
ペンシルヴァニア | 大丈夫か、ケンタッキー! |
ケンタッキー | ……るせー。平気だっての。 こんなの、かすり傷だ。 |
ペンシルヴァニア | 待っていろ……すぐに手当てをするから。 |
ケンタッキー | 包帯くらい自分で巻ける。 余計なことすんなよ。 |
ペンシルヴァニア | ここは戦場……無駄にする時間はない。 お前が自分で巻くより、俺がやった方が早いだろ。 それに……こんな時くらい、少しは頼ってくれ。 |
ケンタッキー | ……ペンシルヴァニア。 |
アウトレイジャー | …………。殺、ス……。 |
ペンシルヴァニア | ……アウトレイジャー! |
ケンタッキー | チッ、こんな時に……! |
ペンシルヴァニア | ケンタッキーは無理をするな。 |
ケンタッキー | ハッ、余計なお世話だっての! 俺はお前に世話されなきゃなんねーほど 弱くねぇんだよ! |
ケンタッキー | 心銃……! |
アウトレイジャー1 | ギャァ……! |
アウトレイジャー2 | 殺ス……。 |
アウトレイジャー3 | 破壊、スル……。 |
ペンシルヴァニア | お前たちの相手は俺だ。───心銃! |
アウトレイジャーたち | グァァアァア……! |
アウトレイジャー4 | …………。 |
ペンシルヴァニア | ケンタッキー!! |
ケンタッキー | ……っ!? |
アウトレイジャー4 | 殺……ス……。 |
ペンシルヴァニア | ケンタッキー、危ないっ! |
ケンタッキー | ペンシルヴァニア! |
ペンシルヴァニア | 俺の前から、失せろッ……! |
アウトレイジャー | ギャァァ……! |
ペンシルヴァニア | 大丈夫か、ケンタッキー。 |
ケンタッキー | お前が大丈夫じゃねぇだろ! |
ケンタッキーをかばったことで、
ペンシルヴァニアは肩に傷を負っていた。
ペンシルヴァニア | これくらい、なんてことはない。 敵はすべて始末した、今度こそ手当を─── |
---|---|
ケンタッキー | ふざけんなよ!! |
ペンシルヴァニア | ケンタッキー……? |
ケンタッキー | 余計なことすんなよ! いつもいつも兄貴面しやがって! そういうのがイラつくんだよ! |
ケンタッキー | 俺はお前に庇われるほど弱くねぇ! なのに、お前が兄貴面して構うから、 俺は周りから半人前みたいに思われんだ! |
ケンタッキー | そういうの、心底ウンザリなんだよ! もうこれ以上、俺に関わるな! |
ペンシルヴァニア | ……! |
ペンシルヴァニア | …………。 すまなかった。 |
ペンシルヴァニア | ……助けを呼んでくる。 救急キットは渡しておくから、 自分で手当てするといい。 |
ケンタッキー | …………。 |
───先日の任務からしばらく。
貴銃士たちと〇〇は、
新たな任務へ赴くことになった。
ラッセル | ……以上が今回のアウトレイジャー討伐作戦の概要だ。 今回の任務に参加するメンバーは、 〇〇君、マークス、ライク・ツー。 |
---|---|
ラッセル | それから、ペンシルヴァニア君とケンタッキー君。 以上5名だ。 |
ペンシルヴァニア | …………。 |
ケンタッキー | ……ふん。 |
ラッセル | ……? 途中、険しい道もある。 くれぐれも気をつけて行ってきてくれ。 |
ペンシルヴァニア | …………。 |
---|---|
ケンタッキー | …………。 |
ライク・ツー | おい、なんだよお前ら。 空気悪ィぞ。 |
ケンタッキー | ……別に。 |
ペンシルヴァニア | …………。 |
マークス | あんたも、あんまり調子が良くなさそうだ。 故障か? それとも、腹でも壊したか? |
ペンシルヴァニア | いや……特に問題ない。 |
マークス | そうか。ならいいが。 不完全なコンディションで任務に参加して、 マスターにもしものことがあったら困るからな。 |
ペンシルヴァニア | ああ……。 |
主人公 | 【2人とも、どうかした?】 【何かあった?】 |
ケンタッキー | ……いえ、なんでもないっす。 自分、ちょっと先の方を見てきます。 |
ライク・ツー | おい、勝手に動くなっての。 |
ペンシルヴァニア | ……ライク・ツー、あいつなら先行しても大丈夫だ。 それに……俺のせいなんだ。 皆には、心配をかけてすまない。 |
マークス | ……? よくわからんが、マスターに迷惑はかけるなよ。 |
ペンシルヴァニア | ……ああ。 |
ライク・ツー | なんだよ、あいつら。 調子狂うな。 |
ペンシルヴァニア | …………。 |
---|---|
ペンシルヴァニア | マスター……。 眠らなくていいのか。 |
ペンシルヴァニア | ケンタッキーが見張りをしているようだから、 あんたはしっかり休め。 |
ペンシルヴァニア | …………。 |
主人公 | 【何があった?】 【話を聞かせてほしい】 |
ペンシルヴァニア | ……大切な任務中にすまない。 実は……この間の任務で、 ケンタッキーに余計な世話を焼いてしまってな……。 |
ペンシルヴァニア | ───そういうわけで、あれから口もきいていない。 |
---|---|
ペンシルヴァニア | ……俺はあの時ケンタッキーにはっきり言われるまで、 あいつに対抗心を持たれていても、 嫌われてはいないと思っていた……。 |
ペンシルヴァニア | だが……それは思い違いだった。 |
ペンシルヴァニア | ケンタッキーが本気で俺を嫌っていることに ずっと気づかず、俺は無神経な真似をしていた……。 そう思うと、どう接していいのかわからなくてな。 |
主人公 | 【本気で嫌ってはいないと思う】 【勢いで言いすぎたのかも】 |
ペンシルヴァニア | そう、だろうか……。 |
主人公 | 【そういえば……】 【1つ聞いてもいいかな】 |
ペンシルヴァニア | ……ん? なんだ、マスター。 |
主人公 | 【なぜライバル視されてるの?】 【ケンタッキーが対抗心を持つ理由は?】 |
ペンシルヴァニア | そうだな……。 俺たちの歴史も、多少影響しているのかもしれない。 |
ペンシルヴァニア | 少し長い話になるが…… 眠気が来るまで、話をさせてくれ。 |
───18世紀半ば、アメリカ大陸にて。
開拓民1 | バイソンだ、追い込め! |
---|---|
開拓民2 | よく狙え。 弾を無駄にするんじゃねぇぞ! |
開拓民3 | わかってる。 お前らこそバイソンの下敷きになるなよ! |
開拓民3 | ……よし! |
開拓民2 | 仕留めたな。 鮮度が落ちないうちに、急いで下処理をするぞ! |
少年 | すっげぇ……。 あんなにでかいパイソンを、一撃で仕留めた……! |
少年 | なぁ、父さん! 俺ももっと狩りに参加したい。自分の銃が欲しい! |
開拓民1 | おお、坊主も言うようになったな。 |
開拓民3 | お前の年なら、銃の練習を始めてもいい頃かもな。 あとでガンスミスのところに連れてってやるよ! |
少年 | ほんとに!? |
開拓民2 | おお、よかったな、坊主。 獲物もたんまり仕留めたことだ。 父ちゃんに頼んで、いいライフルを作ってもらえ。 |
少年 | やった! みんなの銃、格好いいよなぁ。 全部少しずつ違っててさ。 俺のもとびきり格好良くしてもらうんだ! |
開拓民1 | 大事なのは見た目の格好良さだけじゃねぇぞ? ま、俺のペンシルヴァニア・ライフルもこの通り、 特製の装飾をしてもらってんだけどな! |
少年 | じゃあ、一番大事なのは……? |
開拓民1 | そりゃあもちろん、命中率だ。 火薬や弾丸は高くつくし、 何発も撃ってると、音で獲物が逃げちまう。 |
開拓民3 | その点、このペンシルヴァニア・ライフルは最高さ。 見てみろ、銃身が長くて、口径は小さいだろ? それに、銃身の内部に溝が彫られてる。 |
開拓民3 | おかげで、命中率はかなりいいぞ。 こいつは、ドイツのイェーガーライフルが元になってるんだが、 改良されたもっといい銃なんだ。 |
開拓民2 | 俺たちハンターはこいつのおかげで随分と助けられたもんさ。 坊主もしっかり銃の扱いを覚えて、一人前のハンターになれよ? |
少年 | おう! |
ペンシルヴァニア | 開拓民の相棒として、ペンシルヴァニア・ライフルは 狩猟に使われていたんだが…… 独立戦争が始まると、俺たちの役目は変化していった。 |
---|
───アメリカ独立戦争の頃。
民兵1 | おい、射撃の訓練といこうじゃねぇか。 あの的に最初に当てたヤツには1杯おごるぜ! |
---|---|
若い民兵 | 的って……なんだよ、酒瓶じゃねぇか。 まぁ、いいさ。たんまりおごってもらうからな。 |
若い民兵 | 行くぜ……ここだッ! |
若い民兵 | ……あれっ! |
民兵1 | ははは、下手くそ! 全然当たらねぇじゃねぇか。 |
若い民兵 | うるせぇな! |
民兵2 | ブラウン・ベスを使ってるのか。 そいつは、弾込めは楽だが、 狙った的には中々当たらないぞー。 |
民兵2 | その銃の使い方はそうじゃないんだ。 ずらっと横1列に並んで、一斉に撃つんだよ。 そうしたら、向かってきた敵がバタバタ倒れる。 |
民兵2 | だが、まぁ、的を狙って撃つのには向かないな。 |
民兵3 | だな。この距離でも、ブラウン・ベスじゃあ 的にはなかなか当たんねぇよ。 |
若い民兵 | くそー! わかってるなら先に言えよ! |
民兵たち | あっはっは! |
狙撃手の男 | さて……俺は、この相棒で挑戦するとしようか。 |
民兵1 | お、新たな挑戦者だな! 使うのは……ペンシルヴァニア・ライフルか。 |
狙撃手の男 | ……ふぅ……。 |
狙撃手の男 | …………。 |
放たれた弾丸は、正確に酒瓶の中央部を撃ち抜いた。
民兵たち | おおー! |
---|---|
民兵1 | 命中だ、やられたなー。 こんなスゴ腕がいるとは思わなかった! |
民兵2 | ああ、見事なものだ。 やっぱり小さな的をきっちり狙うなら ペンシルヴァニア・ライフルだなぁ! |
若い民兵 | ずいぶん長い銃身だな。 ……俺のブラウン・ベスと全然違う。 |
民兵2 | そりゃそうだ。さっき話しただろう。 そもそもの用途が違うんだよ。 |
民兵2 | ブラウン・ベスは、物資の豊富なイギリスの銃だ。 ずらっと兵隊を1列に並ばせて、一斉に発射する。 弾込めがしやすいから、それを繰り返せるんだ。 |
民兵2 | あとは銃剣で突撃して白兵戦に持ち込むってわけだ。 その戦法には取り回しやすいブラウン・ベスがいい。 |
狙撃手の男 | ……だが、俺たちは物資が足りない。 だからこそ、ペンシルヴァニア・ライフルで戦う。 |
若い民兵 | どういうことだ? |
狙撃手の男 | イギリス軍に正面からぶつかっていけば、 ブラウン・ベスの一斉射撃を喰らって手も足も出ない。 ……だから俺たちは、奴らの急所を突く。 |
若い民兵 | 急所? |
狙撃手の男 | 敵の司令官だ。指揮系統の頭を潰せば、 統率が乱れ、大軍も十分に力を発揮できない。 |
狙撃手の男 | だが……狙撃というのは一発勝負だ。 1発撃てば、こちらの潜んでいる場所が おおよそ把握されるし、敵も身を潜めてしまう。 |
狙撃手の男 | 2度目はなく、外せば狙撃手自身に命の危険がある。 だから、俺たちは1発にすべてを懸け、 一発必中にこだわるんだ。 |
若い民兵 | すげぇ……! いいなぁ、俺も狙撃手になりてぇ! |
民兵1 | やめとけやめとけ。 お前は忍耐力がなさそうだし向いてねぇよ。 それに、ペンシルヴァニア・ライフルにも弱点はある。 |
民兵1 | ブラウン・ベスより弾込めに時間がかかるから、 短時間で何発も撃つことはできないんだ。 |
民兵2 | 要するに、使い分けが大事って話さ。 隊列を組むときにはブラウン・ベス、 狙撃をするときにはペンシルヴァニア・ライフルだ。 |
民兵2 | どちらか一方だけでは戦えない。 君のブラウン・ベス銃だって必要なんだよ。 俺たちが自由を勝ち取るためには! |
若い民兵 | そうか……! 勝利のためには、俺も必要なんだな……! |
狙撃手の男 | そういうことだ。 ……ところで、1杯おごってもらえるというのは、 俺の聞き間違いだったか? |
民兵1 | くそー、覚えてたかー! |
若い民兵 | 誤魔化そうとしてたのかよ! |
民兵たち | ははははは! |
ペンシルヴァニア | ……俺は、アメリカ独立戦争で英雄と呼ばれた ある狙撃手に使われていた。 |
---|---|
ペンシルヴァニア | 彼は、必要とあらばどこにでも行き、どこにでも潜み、 飛び抜けた技術で敵の司令官を狙い撃った……。 |
ペンシルヴァニア | ……そんな英雄が使っていた ペンシルヴァニア・ライフルだということで、 俺は歴史記念館に保存されていたんだ。 |
ペンシルヴァニア | そして、アメリカ政府が選抜したマスターに召銃された。 ……強いアメリカの象徴として。 |
ペンシルヴァニア | ケンタッキーも……同じように、 歴史記念館に保存されていて、 政府の主導で召銃されたんだが……。 |
ペンシルヴァニア | 召銃直後から、俺のことをライバル視していたな。 おそらく……気に食わなかったんだろう。 |
主人公 | 【気に食わない……?】 【どのあたりが?】 |
ペンシルヴァニア | 銃というのは、基本的に、新しい方が性能がいい。 それは、マスターも知っているだろう。 |
ペンシルヴァニア | だが俺は……性能という指標以上に、 英雄と呼ばれた狙撃手が使っていた銃として、 過分な評価を受けることになった……。 |
ペンシルヴァニア | ケンタッキーにしてみれば、 自分も負けず劣らず力があるのにと、 気に入らないだろう……。 |
ペンシルヴァニア | ライバル……いや、敵視するのも当然だ。 |
主人公 | 【ケンタッキー本人に本心を聞こう】 【ケンタッキーとちゃんと話そう】 |
ペンシルヴァニア | …………。 考えておこう。 |
───後日、士官学校にて。
ペンシルヴァニア | ……ああ、マスター。 |
---|---|
主人公 | 【ケンタッキーと話せた?】 |
ペンシルヴァニア | いや、まだだ……。 |
ペンシルヴァニア | …………。 だが、いつまでも避けているわけにはいかないな。 いい加減、きちんと話をしなければ……。 |
ペンシルヴァニア | ここでマスターに会ったのも、 大地の導きかもしれないな……。 ……よし、ケンタッキーの部屋に行ってみる! |
ペンシルヴァニア | ケンタッキー……! 話がある。 |
---|---|
ペンシルヴァニア | …………。 ケンタッキー……? |
ペンシルヴァニア | ……いないか……。 |
---|
邑田 | ケンタッキー? 在坂とわしがはんぱーぐ談義をしておる間は、 ここには来ておらんなぁ。 |
---|
ライク・ツー | ケンタッキー? いや、見てねぇけど。 ……んだよ、まだ揉めてんのか? |
---|
ペンシルヴァニア | 士官学校のどこにもいない……。 森に狩りにでも行っているのか……? 一旦、部屋に戻るか……。 |
---|
??? | ダメだ、あいつどこにもいねぇ。 |
---|---|
??? | きっと……入れ違いになってるだけだよ。 ここで待ってれば、ちゃんと話せるはず。 |
ペンシルヴァニアが寮の自室で過ごしていると、
廊下から誰かの話し声が聞こえてくる。
ペンシルヴァニア | (……? 部屋の前に誰かいるようだ……?) |
---|---|
ペンシルヴァニア | ……! |
スプリングフィールド | ……あ。 ほら、ケンタッキー! ペンシルヴァニアさんが来たよ。 |
ケンタッキー | ……ッ! |
ペンシルヴァニア | ケンタッキー……! |
ケンタッキー | あ、えっと……。 |
ペンシルヴァニア | ……すまなかった。 |
ケンタッキー | ……ッ! だからなんでお前が謝んだよ!! そういうところがムカつくんだよ! |
スプリングフィールド | ……ケンタッキー。 |
ケンタッキー | あー、えっと……。 だってよ、この前のは、その……。 |
ケンタッキー | ……俺の八つ当たり、で…… とにかく、どう考えたって俺が悪かっただろ!? |
ペンシルヴァニア | ……だが、俺も謝るべきだろう。 俺はお前にあそこまで嫌われていると 少しも気づいていなくて……。 |
ペンシルヴァニア | これまで、無神経にお前のことを構い続けていた。 どんなに嫌だったことか……。もう話しかけないし、 近づかないから、これまでのことは許してほしい。 |
ケンタッキー | …………。 ……は? |
ケンタッキー | なんでそうなるんだよ! あ、あんなの……勢いで言っちまっただけで! |
ケンタッキー | お、俺だって、 ちょっと言い過ぎたかなって、思って……。 |
ケンタッキー | ……お前がいなかったら俺は生まれてないわけだし、 感謝してる……でも、だからこそ、俺は……、 俺は、お前を超えたいって思ってんだ! |
ペンシルヴァニア | …………。 |
ケンタッキー | とにかく、お前は今まで通りにしてればいーんだよ! |
ペンシルヴァニア | ……ケンタッキー……。 |
ペンシルヴァニア | なんと言えばいいのかわからない……が、 言葉よりも行動で示す方が有効なことが多いと、 以前マスターが言っていた……。 |
そう言うと、ペンシルヴァニアは腕を広げ、
ケンタッキーを抱擁した。
ケンタッキー | うおおぉっ!?!? |
---|---|
ペンシルヴァニア | ……言葉が、見つからない……。 |
ケンタッキー | (だ、だからっていきなりハグかよ!?) |
ペンシルヴァニア | …………。 |
ケンタッキー | おい、なんか言えって! |
スプリングフィールド | よ、よかったね。ケンタッキー。 じゃあ、僕は談話室にでもいるよ……それじゃ。 |
ケンタッキー | うぉいっ! 待ってくれよスーちゃん! |
ケンタッキー | あー、もう、わかったから! わぁったから放せっての!! |
───翌日から再び、
ペンシルヴァニアに元気に張り合う
ケンタッキーの姿が見られるようになったのだった。
恭遠 | ペンシルヴァニアの姿がどこにもないんだが、 誰か、心当たりのある者はいないだろうか……? |
---|---|
マークス | あいつ、いなかったのか。 そういえば最近見かけていない気がするな。 |
ライク・ツー | お前、少しはマスター以外にも興味持てよ……。 |
十手 | 俺は、特に心当たりはないなぁ……。 力になれず、申し訳ない。 |
恭遠 | そうか……。今日でもう3日になるから、 何か情報を得たかったんだが……どうしたものか。 |
ケンタッキー | またかよ……。 あいつがいねぇと張り合いがねぇ……。 |
ケンタッキー | っていうか、今度は置き手紙もなしかよ。 |
主人公 | 【どこに行ったんだろう】 【心配だ……】 |
ケンタッキー | 心配ないっすよ、マスター! あいつがふらっといなくなるのはよくあることですし! そのうち帰ってくるっすよ! |
───それから数日経っても、
ペンシルヴァニアは行方不明のままだった。
なかなか寝付けず、〇〇は窓を開けて、
満天の星を見上げる。
その時だった。
??? | 星の歌が聞こえるか、マスター? |
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主人公 | 【……!?】 【ペンシルヴァニア!】 |
驚きで固まる〇〇を、
ペンシルヴァニアの腕が窓から外へと引っ張り出す。
〇〇を肩に担いだペンシルヴァニアは、
非常用はしごを使ってあっという間に
屋根まで上っていった。
主人公 | 【今まで一体どこに?】 |
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ペンシルヴァニア | ……アルプス山脈ってやつが見たくなって、 ちょっと見に行ってきた。 アメリカでのマスターが話していたのを思い出してな。 |
主人公 | 【アルプス山脈!?】 【そんなところまでどうやって?】 |
ペンシルヴァニア | 徒歩とヒッチハイクだ。 親切な人たちとの出会いがたくさんあって…… 道中目にする景色も興味深かった。 |
ペンシルヴァニア | アルプス山脈には、 エーデルヴァイスという白い花が咲いていた。 これが絵葉書だ。 |
ペンシルヴァニア | ……今度マスターも行って、実際に見てみるといい。 |
主人公 | 【急な失踪で大騒ぎになっていた】 【ケンタッキーも心配していた】 |
ペンシルヴァニア | …………。 |
───翌朝。
ペンシルヴァニアの姿は、再び消えていた。
スプリングフィールド | ペンシルヴァニアさん、まだ戻ってこないなんて……。 |
---|---|
シャルルヴィル | ほんとに自由人なんだね……。 ボクからすると、ちょっと羨ましいけど……。 |
ケンタッキー | マスター! これ見てほしいっす! |
ケンタッキー | 朝起きたら、枕元にぺったんこの白い花が 置いてあったんすけど! なんすかね、これ? |
シャルルヴィル | それは……エーデルヴァイスの押し花だね。 本で見たことがあるよ。アルプス地方に咲く花だって。 |
主人公 | 【たぶん、ペンシルヴァニアだ】 |
ケンタッキー | へっ? |
昨夜、ペンシルヴァニアがやってきたこと、
アルプス山脈まで行ってきたと話していたことを、
〇〇はケンタッキーに伝えた。
ケンタッキー | はぁ〜〜〜っ!? マスターにだけ会って出てったんスか!? 信じられねぇ、あいつ……! |
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ケンタッキー | 今度会ったら、ただじゃおかねぇ! 早く帰ってこい馬鹿野郎〜〜〜っ!! |
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