【Rosy Wish】ジーグブルート

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解説

カード解説

これまでの感謝と、未来への願いを込めて、貴銃士たちはパーティーを開く。
マスターとの思い出の扉を、ゆっくり振り返っていこう。

心銃解説:感謝は戦果のフルコースで

扉の先に待つ、過ぎ去りし物語。楽しい瞬間も、悲しい瞬間もあったかもしれない。
仲間たちと共に思い出の扉を開きに行こう。
そこにはきっと、忘れられない物語が待っているから。

カードストーリー

主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分

 

★4覚醒後のカードイラストに表示されるメッセージ

Danke.
優秀な成功作の
俺についてこい

Ep1. Danke Schön!

──貴銃士たちが企画した、
〇〇のためのサプライズパーティーにて。

ジーグブルート……おい。
ちょっと来い。
ジーグブルートエルメの野郎やらドライゼ……
いや、今回はむしろシャルルヴィルあたりか?
ジーグブルートとにかく、見つかると面倒なんだよ。さっさとしろ。
主人公【(なんでシャルルヴィルを警戒して……?)】
【(何があるんだろう?)】

不思議に思いながら、
〇〇はジーグブルートについていく。


賑わう会場から少し離れたところに、
真っ白なクロスが掛けられたテーブルと、
一脚の椅子が用意されていた。

ジーグブルート座れ。
主人公【……?】
ジーグブルート座ったまま大人しく待ってろ。

〇〇が席に着くと、ジーグブルートはどこかへ消え、
やがてワゴンを押しながら戻ってきた。

ジーグブルート待たせたな。
ほらよ。

ジーグブルートは、〇〇の前に皿を並べた。
そして、かぶせてあったクロッシュを取る。

ジーグブルート1皿目はアプフェルシュトゥルーデルのミルクアイス添えだ。
ジーグブルートドイツの菓子は重めのも多いが、
こいつはリンゴを薄い生地で包んで焼いてるから、
軽めに食えるだろ。
主人公【美味しそう!】
主人公【でも、どうして?】
ジーグブルート…………。
ジーグブルートまあ……一応、俺もてねぇには世話んなったからな。
借りっぱなしってのは性に合わねぇから、
今日くらいは何かしてやろうと思っただけだ。
ジーグブルートまだ肌には余裕あるだろ?
適度に味わいつつとっとと食え。
邪魔が入らないうちにな。
ジーグブルート今回のデザートコースは3品構成だ。
コンセプトは『夏の訪れ』。
ジーグブルートつっても、俺がよく作るのはドイツの菓子だからな。
季節感はそこまでないかもしれねぇ。
ま、味は保証するぜ。
ジーグブルート俺みたいな成功作様にかかりゃあ、
繊細な技量が必要な菓子作りも楽勝だからな。

〇〇はさっそく、
アプフェルシュトゥルーデルを口に運ぶ。

主人公【……美味しいっ!!】
ジーグブルート当然だ。
アイスと一緒に食うのもまたいいぞ。

ケーキだけ、ケーキとアイス、アイスだけなど、
〇〇は食べ方を変えつつあっというまに平らげた。

ジーグブルートいい食いっぷりだな。上等だ。
ジーグブルート2皿目は、シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ。
主人公【呪文……!?】
→ジーグブルート「呪文じゃねぇ。
シュヴァルツヴァルトって聞いたことねぇか?
ドイツの黒い森のことだ。」

ジーグブルート「キルシュはさくらんぼ。
トルテはざっくり言うとケーキのことだな。」

【よくわからないけど美味しそう】

→ジーグブルート「シュヴァルツヴェルダーは『黒い森の』
キルシュトルテは『さくらんぼケーキ』だ。
これくらい優等生なら知っとけ。」
ジーグブルートま、要するにシュヴァルツヴァルト地方発祥の
さくらんぼを使ったケーキだ。
ジーグブルートはぁ……クソ。お前がとぼけたこと言うから、
エルメとかドライゼみてぇな御託並べちまったじゃねぇか。

ぼやきつつ、ジーグブルートは紅茶を注ぐ。
〇〇はそれを一口飲んでから、
2皿目のケーキへと手を伸ばした。

主人公【これも美味しい……!】
【大人な味わいで美味しい!】
ジーグブルートキルシュヴァッサーを効かせてるからどうかと思ったが、
気に入ったみてぇだな。

ふわっと洋酒が香るクリームと、
さくらんぼの甘酸っぱさが絶妙にマッチしており、
ケーキを食べる〇〇の手は止まらない。

ジーグブルート最後はちょっと凝ったもんを作ってみた。
腰抜かすなよ?

ジーグブルートは、3皿目を並べて、
クロッシュを取る。

ジーグブルートこいつが今日の主役──タンバルエリゼだ。

鮮やかなベリーソースが彩る皿の上に、
網目状の繊細なドーム型飴細工が乗っている。

ジーグブルート飴細工は脆いから、スプーンで崩しながら食えるぞ。
主人公【芸術品みたい!】
【壊すのがもったいない……!】
ジーグブルート食うために作ったんだから、いつまでも眺めてんなよ。

しっかり鑑賞してから〇〇が飴細工を崩すと、
中からチョコレートで文字が書かれたクッキーが現れる。

主人公【──『Danke』】
ジーグブルートそれくらいのドイツ語ならわかるだろ。
ジーグブルート……まあ、念のため言っとくと、礼の言葉だ。
主人公【Bitte schön!】
ジーグブルートへぇ? Jawohl以外のドイツ語も覚えたんだな。
ジーグブルート軽い食感のラングドシャクッキーと、
季節のフルーツを盛ってる。
下はパッションフルーツのジュレだ。
ジーグブルートさっぱりしてて、初夏向きだろ。
ジーグブルートそれぞれ味わうのも良し、一緒に口に入れるのも良し。
まぁ、好きなように食べてみろ。

最後の1皿を、〇〇は味わいつつも、
ぺろりと食べ終えた。

ジーグブルートうまかったか。
主人公【とても!】
【ものすごく!】
ジーグブルートそうかよ。
ここまで手が込んだものはたまにしかやらねぇが、
気晴らしに何か作った時には分けてやってもいい。
ジーグブルートけど、俺は貴銃士だからな。
今日が特別なだけで、てめぇに対してガキの機嫌取るみてぇに、
あれこれしょっちゅう菓子作りなんざしねぇぞ。
ジーグブルート礼なら戦場でする。
俺はDG36の貴銃士。実力は料理じゃなくて戦いで見せる。
ジーグブルート戦果が俺の栄誉で、勲章になる。
覚えとけよ、マスター。

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