マスターと貴銃士、その在り方。銃と共に生きる限り、安寧の運命はきっとない。
けれど、前を向いて歩み続けよう。
暗い夜を裂いて、空に輝く陽が昇るように──終わらぬ絶望はないのだから。
どんな未来が待っていても、君となら立ち向かえる。絶対に。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
スナイパーらしく
一本筋の通った生きザマを
してみせます!
貴銃士の勇敢さを讃える記念行事、
ブレイブ・マスケッターズ・デー。
その一環として開催された食事会に、
〇〇は貴銃士たちとともに参加していた。
ケンタッキー | マスター! |
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ケンタッキー | 今日は本当にお疲れ様っした! マスターと過ごせて、自分、本当に楽しかったッス! |
主人公 | 【自分も楽しかったよ】 →ケンタッキー「よかったっす!!」 【残り時間も楽しもう】 →ケンタッキー「へへっ、そうっすね! 美味しいもんもいっぱい食べて満喫しましょー!」 |
ケンタッキー | あ、そうだ。今度の交流面談なんっすけど、 マスターとやりたいことをいろいろ考えてて……。 |
ケンタッキー | ちょっとお願いしたいこともあるんっすけど…… いいっすか……!? |
──交流面談当日。
〇〇は、
以前ケンタッキーからもらったTシャツを着て、
待ち合わせの場所へと向かった。
ケンタッキー | マスター! 着てくれたんすね……! あざます!!! |
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主人公 | 【似合ってる?】 【どうかな?】 |
ケンタッキー | マジ最高っす……。 僭越ながら、俺の服とオソロにさせていただいたとこもあって…… ほら、このへん。模様合わせてるんっすよ。 |
ケンタッキー | くぅ……! プチオソロコーデのマスターと こうやって一緒に、並んで歩けるなんて…… 感激っすけど、くすぐったいっつーか……。 |
ケンタッキー | いや、ええっと、ヘンな意味じゃなくってっすね!? 嬉しくって、光栄っつーか……そんな感じなんで!! |
ケンタッキー | ……ゴホン。 んで、今日の交流面談のプランなんっすけど……。 |
ケンタッキー | マスターとさらなるオソロコーデを目指してぇ…… 牧場に行きますっ!! |
主人公 | 【牧場……!?】 【どういうこと……!?】 |
ケンタッキーの案内で到着したのは、
郊外にある牧場だった。
ケンタッキー | お邪魔しまっす! |
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牧場のおばちゃん | ああ、来たね。 東の小屋に全部準備しといたから、直接行っちゃいな。 |
ケンタッキー | おおっ、サンキュー! |
牧場のおばちゃん | いいのさ、これくらい。 あんたにはいつも助けてもらってるからねぇ。 |
ケンタッキー | へへっ、あれくらい助けるに入んねーって。 俺も楽しんでやってるんだからさ! ……んじゃ、マスター。行きましょっか! |
牧場のおばちゃん | お2人さん、楽しんでおいでね~。 |
主人公 | 【顔なじみ?】 【ここにはよく来てるの?】 |
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ケンタッキー | うっす! 職業体験で来て、いいとこだなーって気に入って。 それからちょくちょく手伝いとかに来てるんっすよ! |
ケンタッキー | 羊の毛刈りをしたり、染め物を教えてもらったり……。 牧羊犬も可愛いヤツばっかりで、俺の癒やしスポットなんっす! |
ケンタッキー | なので、マスターにも今日はいろいろ新鮮な体験をしてもらって、 任務とか勉強のことは一旦忘れて、 リフレッシュしてもらえたらなーって思って……。 |
ケンタッキー | ……あ、見えてきました。 あそこっすよ! |
到着した作業小屋の中には、大きめの鍋と白い毛糸、
さまざまな染料が置かれていた。
主人公 | 【もしかして……?】 →ケンタッキー「マスター、ピンときちゃいました? うっす、ここにあるモンで、 世界に1つのオリジナル毛糸を作りましょー!」 【好きな色の毛糸を作れるとか……!?】 →ケンタッキー「さっすがマスター、大正解っす! マスターのセンスで、オリジナルの色に染めちゃってください!」 |
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ケンタッキー | んで、さらに! その毛糸で、俺が服を作りまっす!! |
主人公 | 【おおー!】 【楽しそう!】 |
ケンタッキー | へへっ。じゃあ、早速始めましょっか! まずはぁ……鍋を火にかけないとっすね。 |
ケンタッキー | メインのカラーは青かな……。 青用は一番でかい鍋にしてたくさん染めます! |
ケンタッキー | マスターは何色にしますか? 染料を混ぜればいろんな色ができるんで、 これだ!って思う色を作ってみてほしいっす! |
ケンタッキー | あと、グラデーションとかもできるんで、 マジで可能性も組み合わせも無限に近いんっすよ! |
ケンタッキー | ……っと、その前にエプロンと手袋っすね。 直接触るとよくない染料もあるし、服についたら落ちないんで…… 自分がエプロンつけさせていただきますっ!! |
〇〇が手袋をつける間に、
ケンタッキーが手際よくエプロンの紐を結ぶ。
様々な染料を吟味して気に入った色を選んだり、
いくつかを混ぜてオリジナルカラーを作ったりし、
早速2人は毛糸染めを始めた。
ケンタッキー | 街でよく行く手芸店があるんっすけど、 そこでこの牧場の毛糸を見つけて、ビビッときて……。 |
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ケンタッキー | 軽いのにもちもち弾力があって、ツヤ感もいいんっすよ。 この毛糸で編んだらいいものができそうだなって考えたら、 もう、いても立ってもいられなくて……! |
ケンタッキー | せっかくなんで、マスターと一緒に染めるとこからできたら、 思い出にも残って最高だろうなって思ったんっす。 |
ケンタッキー | だから、交流面談っていう、 いい機会があってマジでよかったっす! |
──数時間後。
ケンタッキー | ……できたっ! |
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染めた毛糸の乾燥まで終わり、
2人作のオリジナル毛糸がたくさん完成した。
ケンタッキー | 青の深さも赤の鮮やかさも完っ璧……! 淡い黄色も、毛糸のキラキラ感が活きてて最高っすね!! |
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主人公 | 【青と緑のグラデーションもいいね!】 【白地にカラードットも綺麗!】 |
ケンタッキー | ですね! いやぁ、思ってた以上の仕上がりで感激ッス……! |
ケンタッキー | 今度、今日染めた毛糸を使ってカーディガン編んできますね! 寒い時期の寝巻きとかルームウェアに使ってほしいっす! |
主人公 | 【寝巻きにするのはもったいない】 【外出用のおしゃれ着じゃないんだ……?】 |
ケンタッキー | いやぁ……俺、気づいたんっすよね。 寝巻なら、やれ外出届が~だのなんだの言われねぇってことに! |
ケンタッキー | これなら休みの日以外も、私服外出の許可がなくても、 いつでも寮で着られるじゃないっすか! |
主人公 | 【たしかにそうだね】 【たくさん着るよ】 |
ケンタッキー | あざっす! これから冷えますし、マスターの朝夜のお供にしてくださいっ! |
ケンタッキー | やっぱ服って、着てもらえてなんぼですし。 自分、時々はアメリカに戻るんで、 どうしてもそばにいられない時もあるじゃないっすか。 |
ケンタッキー | そういう時も、自分が作った服で、 マスターを寒さから守れたら嬉しいなって! |
ケンタッキー | なので、ガンガン使って、ぽかぽかで過ごしてください! ッス!! |
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