マスターと貴銃士、その在り方。銃と共に生きる限り、安寧の運命はきっとない。
けれど、前を向いて歩み続けよう。
暗い夜を裂いて、空に輝く陽が昇るように──終わらぬ絶望はないのだから。
どんな未来が待っていても、君となら立ち向かえる。絶対に。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
マスターの相棒であることが俺の生きるすべてだ
ありがとう
貴銃士の勇敢さを称える記念行事、
ブレイブ・マスケッターズ・デー。
その一環として開催された食事会に、
〇〇は貴銃士たちとともに参加していた。
マークス | ……これ、なかなかに美味い。 まあ、マスターのカレーには負けるな。 |
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マークス | マスター、たくさん食べてるか? |
主人公 | 【ありがとう】 【ちゃんと食べてるよ】 |
マークス | そうか……お腹はいっぱいになってないか? |
主人公 | 【そうだね……】 【ちょっと食べすぎたかな?】 |
マークス | …………っ!!! |
何やらショックを受けた様子のマークス。
〇〇が首を傾げて、
何があったのかと尋ねようとすると──。
マークス | マスター! 交流面談の日は、食堂で待っててくれ。 それと……お腹を空かせていてくれ! |
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主人公 | 【わかったよ】 【了解!】 |
マークス | ありがとう、マスター。 |
──交流面談、当日。
マークス | マスター! 今日は、お腹はいっぱいじゃないか!? |
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マークスは両手いっぱいの大きな鍋を持って、走ってきた。
主人公 | 【腹ペコ!】 →マークス「それならよかった。」 【その鍋は?】 →マークス「これだけ大きいと、たくさん作れると思って……。」 |
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マークス | マスター! 一緒にカレーを作ろう! |
主人公 | 【いいよ!】 【作ろうか!】 |
マークス | まずは何からやればいい? |
主人公 | 【じゃがいもの皮剥きを……】 【にんじんの皮を剥こうか】 |
マークス | 任せてくれ! えっと……包丁をこうもって……。 |
マークス | …………。 |
マークス | ……うっ、……く……。 |
マークス | ……あ! いや、大丈夫だ……く……。 |
マークス | ふぅ……1個終わったぞ。 |
主人公 | 【その調子!】 【あと5個あるよ】 |
マークス | ……撃ちたい。 |
主人公 | 【頑張ろう!】 【徐々に上手くなるよ!】 |
マークス | く……っ、マスターがそう言うなら…… もう少し頑張ってみる。 |
野菜の皮を剥いて、一口サイズに切った後、
肉と一緒に炒めて、水を入れて煮込む。
最後にカレーのルーを入れて、出来上がるのを待つ。
マークス | マスター、できたぞ! |
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マークス | でも、俺がいつも食べる量の……何倍もあるな。 作りすぎた……のか? |
主人公 | 【一晩寝かせたら美味しいよ】 →マークス「確かに。そうすると マスターの美味しいカレーが、更に美味しくなる!」 【明日みんなと一緒に食べよう】 →マークス「う……っ、マスターのカレーは全部俺が食べたいが……。 マスターがそう言うなら、一口くらい分けてもいい……。」 |
マークス | じゃあ、残りは冷蔵庫に入れておこう。 |
マークス | いただきます! |
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主人公 | 【んん……】 【美味しい!】 |
マークス | ああ……美味いな! |
マークス | マスター、俺……。 |
マークス | マスターの作るカレーは最高だが、 空腹は最高のスパイスだと聞いた。 だから、美味いカレーを一緒に食べたかったんだ。 |
マークス | マスター、美味いか? 楽しいか!? |
主人公 | 【美味しいよ!】 【うん、楽しいよ!】 |
マークス | よし、マスター! 次は一緒に遊ぶぞ。一緒にトランプをしよう! |
主人公 | 【2人で?】 【他のみんなも呼ぶ?】 |
マークス | 俺は2人がいいんだが……。 マスターがみんなと一緒がいいと言うなら……。 |
主人公 | 【2人でやろう!】 【何して遊ぶ?】 |
マークス | ありがとう、マスター! そうだな……ババ抜きはどうだろうか!? |
マークス | 前にライク・ツーたちと一緒にやったから、 俺もルールを知っている。さあ、始めよう! |
マークス | マスター、楽しいか!? 次は……何をする!? |
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主人公 | 【マークスが楽しいことを】 |
マークス | ん……俺はマスターにメンテナンスされると嬉しい。 だから、マスターにもしてあげたいと思うが…… でも、人間は銃みたいにバラせないから……。 |
マークス | そうだ! 肩もみをするぞ!! |
主人公 | 【ありがとう……】 【急にどうしたの?】 |
マークス | ……俺が貴銃士になったあの時は、 マスターにはツライ思い出かもしれない。 |
マークス | でも、俺にとってはマスターと初めて話せて、 マスターを守るために身体を得られた瞬間だった。 |
マークス | マスターが、何かツラそうな時にも声をかけたり、 メンテをしたりできる。 それが俺にとっては、すごく幸せだ! |
マークス | だから、マスター! 俺と出会ったことがマスターにとって、 結果的に幸せだったと思えるように頑張りたいんだ。 |
マークス | 前も、今も、何回だって、俺はマスターを守ると誓う。 それは戦場でという意味だけじゃなくて、 マスターの心だって守りたい……! |
マークス | 俺といるといっぱい幸せで、いっぱい楽しくて、 いっぱい元気になれるってマスターに思ってほしいんだ。 |
マークス | これからもいっぱい幸せにするぞ! マスター!! |
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