【1周年を君と】ジーグブルート

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解説

カード解説

マスターと貴銃士、その在り方。銃と共に生きる限り、安寧の運命はきっとない。
けれど、前を向いて歩み続けよう。
暗い夜を裂いて、空に輝く陽が昇るように──終わらぬ絶望はないのだから。

心銃解説:インテリア講座

どんな未来が待っていても、君となら立ち向かえる。絶対に。

カードストーリー

主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分

 

★4覚醒後のカードイラストに表示されるメッセージ

俺は絶対に負けねえ
お前も負けるな。死ぬ気で立ち向かえ

Ep1. インテリア講座

貴銃士の勇敢さを称える記念行事、
ブレイブ・マスケッターズ・デー。

その一環として開催された食事会に、
〇〇は貴銃士たちとともに参加していた。

ジーグブルートん……?
ジーグブルート(このディップソースの香りはなんだ?
独特の風味とコクが面白いな。
けど、どっかで嗅いだことがあるような……)
ジーグブルート(……わかったぞ、前に八九が食ってたミソスープラーメンだ。
あれよりもっと香ばしさがある……軽く炙ってあんのか?
隠し味的にも使えそうだな)
ジーグブルート…………。
主人公【何を書いてるの?】
【何かのレポート?】
ジーグブルートうおっ! なんだ、てめぇかよ。
今日はいろいろ料理があるからよ。
面白そうなもんをメモしてたんだ。悪ィか?
主人公【いや、いいと思う】
【全然! 今度の料理も楽しみ】
ジーグブルートそうかよ。
ジーグブルート今度気が向いたら食わせてやってもいいが……
俺は暇じゃねぇからな。
待たせたからって文句言うんじゃねぇぞ。
主人公【交流面談は何をするか考えてる?】
→ジーグブルート「……その顔。前のサプライズパーティーみてぇに、
デザートコースでも期待してんじゃねぇだろうな。」

【交流面談とかで期待していいかな】

→ジーグブルート「……お前、サプライズパーティーで味をしめたな。
ハッ、残念だがその期待はお預けだぜ。」
ジーグブルートお前がどうしてもほしいです、食わせてくださいって言うんんなら、
まあ考えてやらねぇこともねぇ。
けど、同じことの繰り返しじゃ芸がないだろ?
ジーグブルートだから今回は、別のことを考えとく。

──交流面談当日。
ジーグブルートは〇〇を連れて、
インテリア専門店を訪れていた。

ジーグブルートお前はなんか欲しいモンねぇのか?
アートパネルとか、観葉植物とか。
ジーグブルート寮の部屋は最低限の家具くらいで、インテリアは足りねぇだろ。
長く過ごす場所なんだからよ、
気に入ったモンを置いて、気に入る場所にしたらいい。
ジーグブルート余計な物の持ち込みは……とか、つまらねぇことはナシだ。
規則に逸脱しないギリギリの範囲で、好みと個性を追求するのが
寮インテリアの面白さだからな。
主人公【でも、何を選べばいいか……】
【センスにあんまり自信がないからなぁ……】
ジーグブルートま、いきなり選べって言われてもそうなっちまうか。
なら、イメージ膨らませるところからだな。

ジーグブルートはスケッチブックを取り出して、
鉛筆を走らせる。

ジーグブルートレンガ調の壁紙に、家具はレザー系やら
スチール脚の木製テーブルもいい。
……ほらよ、無骨だが落ち着く部屋のできあがりだ。
ジーグブルート白と、メープルやらパイン系の明るい木を基調に、
差し色でビビットな黄色や青を取り入れてみるのも面白いぞ。
ジーグブルート同じ白でも、エイジング加工をしたシャビーシックだと、
また雰囲気は全然違う。
主人公【同じ家具配置でも別の部屋みたい!】
→ジーグブルート「当たり前だろ。色が変われば印象もガラッと変わる。
あとは、家具の素材感次第で、まるで別の部屋になるぜ。」

【イメージが膨らんできたかも……!】

→ジーグブルート「ゼロからぼやっと頭ン中だけで考えるより、
こうやって図にした方がわかりやすいだろ。
叩き台があると、案外「こうしてぇ」ってのが出てくるしな。」
ジーグブルートいくつかパターンを見てみて、
自分の好きな系統は多少掴めてきたか?
ジーグブルートあとは実物をいろいろ見てるうちに、
惹かれるもんが見つかるだろ。
ほら、行くぜ。

2人は店内を見て回り始める。
花瓶や時計などの小物コーナーを通り過ぎ、
ソファやローテーブル、照明などのコーナーへやって来た。

ジーグブルート……! あのソファ……!
主人公【かっこいいね】
【惹かれるものだった?】
ジーグブルートんなレベルじゃねぇよ。ありゃあフィル・ユーンのソファだ!
北欧の有名な家具デザイナーだ。知らねぇのか?
めったにお目にかかれねぇお宝だぜ!
ジーグブルート置きてぇ……!
置きてぇが……2人掛けしかねぇのか……。
俺しか使わねぇのに、勿体ねえわな……。
主人公【誰か来た時はちょうどいい】
【2人で座ればいいと思う】
ジーグブルートはぁ?
ジーグブルート…………。
ジーグブルート……俺の部屋には、お前らのとこと違って、
しょっちゅう誰彼来やしねぇよ。
ジーグブルートデザイン、素材感も……座り心地も最高だろうがよ……
俺の部屋にあっても活躍しねぇんだ。わかったか。
主人公【でも……】
主人公【スプリングフィールドが行きたがってた】
【タバティエールが料理談義をしたいって】
ジーグブルート……!
ジーグブルート……そーかよ。
……別に、どうしても来てぇなら、完全拒否する理由もねぇ。
ジーグブルートまあ、その……よくよく考えりゃあ、
1人で使うにしてもゆったりできていいかもしんねぇしな……。

──数日後。

……〇〇か?
開いてるぜ、入れよ。
ジーグブルート……なんか用か?
主人公【一緒に勉強しようと思って】
→ジーグブルート「はぁ……仕方ねぇな。」

【おやつをもらったから一緒にどう?】

→ジーグブルート「……タバティエールが作ったやつか。
なら美味そうだな。」
ジーグブルートコーヒーでも淹れてやる。
ソファに座ってろ。

先日買ったソファが搬入され、既に模様替えされている部屋。
2人掛けソファの半分をあけて座る〇〇を、
ジーグブルートは横目に見る。

ジーグブルート……フン。

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