【甘いイチゴ、花言葉添え】シャスポー

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解説

カード解説

物の弾みで始まった、兄弟交換の職業体験!
カフェ店員のシャスポーは「弟」スナイダーに手を焼くが……実は案外自分はお兄ちゃん
やれてるのではと思ったシャスポーである。
本当の弟は、全然いうこと聞かないけれど。

心銃解説:君に捧ぐフレェズ・ドゥース

社交界で話題によく出たから……花言葉は、色々と覚えてるんだ。
イチゴにもあるんだよ。「あなたは私を喜ばせる」「尊敬と愛情」──ふふ。
他は、調べてみてね?

カードストーリー

主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分

 

Ep1. ロックフェスに行こう!

シャスポーとグラース、エンフィールドとスナイダー。
喧嘩の絶えない2組の兄弟銃は、職業体験の際に
「兄弟交換」をすることになった。

「兄弟交換が上手くできたら、なんでも1つ言うことを聞く」
という〇〇からの提案もあり、
職業体験も兄弟交換も大成功!で幕を閉じたのだった。


──数日後。
〇〇は、シャスポーに指定された
待ち合わせ場所にやってきていた。

シャスポーやぁ、〇〇。
兄弟交換が成功したら……って約束、覚えているかい?
それを叶えてもらおうと思ってね。
シャスポー今日はとことん、僕の行きたいところに付き合ってもらうよ!
覚悟はいいかい?
主人公【もちろん!】
【なんでも来い!】
シャスポーふふ、頼もしい返事だ。
素敵な1日にしようね、〇〇。

シャスポーに連れて行かれた場所は、
野外ロック・フェスティバルの会場だった。

シャスポーBADDY NOBLESSが参加するって聞いてさ。
チケットを手配したんだ。
主人公【好きなグループだ!】
【知ってる!】
シャスポーたしか〇〇、好きだったよね?
ほら、前に学校の廊下で話したの、覚えている?

生徒1なあ、BADDY NOBLESSの新曲聴いたか?
生徒2聴いた聴いた~! 超クールだよな、あれ!
サビのギターが痺れるくらいイイんだよ~。
シャスポー〇〇?
あの生徒たちの話が気になっているようだね。
気になるグループなのかい?
主人公【好きなバンドなんだ】
【ヴィヴィアンがCDを貸してくれた】
シャスポーへぇ……そうなんだ。

シャスポー任務帰りにこのコンサートの宣伝を
ちょうど見かけてね。
シャスポー〇〇が喜んでくれるかなと思って。
どうかな? 楽しめそうかい?
主人公【ありがとう!】
【すごく嬉しい!】
シャスポーふふ、良かった。それにしても……
コンサート会場というのはすごく人が多いな。
はぐれないように、僕のそばにいてね。
シャスポーあ、そろそろ始まるみたいだ。

ギュイイイイイイイン!

ファンたちわあぁぁぁっ!!!
シャスポーうわっ!?
すっごい音! 頭に響く……!
BADDY NOBLESSてめぇら待たせたなーっ!
テンションあげて、XXXしちまえ~~~~~っ!!
ファンたちイエーイ!! FXXXX!!
シャスポーなっ……下品だぞ!
レディたちまで大声で叫んで……なんだこの催しは!
BADDY NOBLESS~~~!!♪ ~~~♪♪
!!! ~~~!!!!♪♪
ファンたちうおおおっ! タオル回せぇぇぇ!
シャスポーなっ、なんでタオルを振り回すんだ!?
危ないじゃないか!!
うわ、あっちには肩車された女性がいるぞ!?

シャスポーが唖然とする中、ライブは最高潮に盛り上がる。
観客は踊り狂い、大声で叫びながら前の方へと詰めかけ、
人の渦ができあがっていた。

シャスポーひぃっ!!
〇〇、あれは一体……!?
彼らは悪魔でも召喚する気なのか!?
主人公【モッシュに飛び込んでくる!】
【シャスポーは無理しないで!】
シャスポーは!? ちょっ……待って!
君をあんな中に1人でなんて行かせられないよ!
シャスポー〇〇は僕が守る!!

シャスポーはモッシュの中へと飛び込んでいくが──

BADDY NOBLESS~~~!!!!♪♪
~~~!!♪ ~~~♪♪
ファンたちBADDY NOBLESS! BADDY NOBLESS!
シャスポーう、うう……もうダメだ……。
大音量で……揉まれて押されて目が回、る……。
主人公【大丈夫?】
【しっかりして!】
シャスポーああ、〇〇……。
僕は、君を守れ……がくっ!
主人公【シャスポー!?】

〇〇は具合の悪くなったシャスポーを
モッシュから助け出し、ロックフェス会場を後にするのだった。

Ep2. 公園にて

シャスポーと〇〇はロックフェス会場を抜け、
公園へとやって来た。

シャスポーごめん……。
せっかく楽しんでいたのに、僕のせいで……。
シャスポー僕はここでもう少し休んでいるから、
〇〇だけでも楽しんでおいでよ。
主人公【シャスポーと一緒がいい】
【1人じゃ楽しめない】
シャスポーそうかい……?
うぅ……っ、ごめん。まだ少し頭痛がするんだ。
シャスポー申し訳ないけれど、あそこのベンチで……。
少し休んでもいいかい……?

シャスポーを支え、ベンチに座らせる。
〇〇は近くに見えたキッチンカーへと向い、
飲み物を買った。

シャスポーおや、この飲み物……。
とても落ち着く香りがするね……?
シャスポーああ、ハーブティーか。
僕のために選んでくれたんだね……Merci.
シャスポーはぁ……情けないよ。
あの程度の喧騒に耐えられず、頭痛がするなんて……。
僕はまだまだだ……。
主人公【そんなことない】
【ゆっくり休んで】
シャスポーでも、あんな短い時間しか会場にいられなかったし……。
君が楽しんでくれたかどうか、気になるんだ。
シャスポーBADDY NOBLESSの演奏はかろうじて聞けたけれど、
それ以外のアーティストはほぼ見れなかったし。
シャスポー〇〇の楽しい時間を、
僕が奪ってしまったんじゃないかと思うと……。
うぅ……頭痛が……。

〇〇はシャスポーに、
ライブで楽しかったところを語ろうと提案する。

シャスポー楽しかったところ……?
そうだな、様々な年齢の人が観客として来ていたことかな。
生き生きとした人々を見るのは嬉しいからね。
シャスポー〇〇は?
どんなことが楽しかった?
主人公【タオルを振っていたこと】
→シャスポー「確かに、歌に合わせてタオルを振るなんて斬新だったな。
そのためにマフラーのようなタオルになっているのか、
気になるところだな……。」

【コール&レスポンス】

→シャスポー「ふふ、そう言えば普段の君からは想像がつかないほど、
大きな声を上げていたね。」
シャスポー……うん。思い返してみると、もみくちゃにされただけでなく、
面白かったこともあったなと気付いたよ。
シャスポーそれを教えてくれた君は優しいね……。
シャスポーねぇ、〇〇。
肩を借りても、いいかな……?

〇〇の肩にシャスポーがもたれかかる。

シャスポーああ……とても穏やかで、静かだ……。
しばらく、このままで……。
シャスポーふぅ……だいぶ良くなったよ。
マスターの側にいると、安心するからかな……。

シャスポーが話し始めた、その時──
〇〇のお腹が鳴った。

主人公【安心したせいかな】
【お腹空いてない?】
シャスポーああ、ちょうどいいタイミングだよ。
次に行きたいところはね……。

Ep3. シャスポーの願い

──シャスポーに連れられ、たどり着いた場所は
大聖堂近くにあるマーケットだった。

シャスポーこのマーケットはね、1000年もの間、
街に住む人々の胃袋を支えてきた、歴史あるマーケットなんだ。
シャスポーとても活気に溢れているだろう?
すべて小売店のみで、数時間では回り切れないほど、
お店が所狭しと連なっているんだって。
シャスポーここにはイギリス産の食材だけでなく、
世界中の特産品も集まっているから、
タバティエールが食材を探しによく来るんだって。
シャスポー〇〇も行ってみたいって言ってたよね。
お腹もちょうど空いているみたいだし、
食べ歩きには最適な場所かなって。
主人公【最高!】
【ナイスアイデアだね!】
シャスポーふふ、ありがとう!
時間がもったいないし、マーケットの中に入ろうか!

シャスポーうわあ……すごいお店の数だね。
実は僕、食べ歩きってしたことがなくて……。
まずはどこから行こうか?
主人公【近くから行ってみよう】
【順番に見て回ろう】
シャスポーそうかい?
じゃあ、近い場所のお店から回ってみようか。
シャスポー初めのゾーンは乳製品を扱っているお店が多いようだね。
あっちの方にはラクレットが売ってるみたいだ。
チーズの焼ける香ばしい香りがする……!
店員お兄さんたち!
イギリス産のチーズで作ったラクレットはいかが?
まずは味見をどうぞ!
シャスポーへぇ……普通はスイス産のチーズを使うのに、
この店はイギリス産のチーズを使っているなんて珍しいね。
主人公【すごく美味しい!】
【シャスポーも早く食べてみて!】
シャスポー……うん。とても滑かな舌触りと、ナッツのような香り。
甘さのあるじゃがいもとマッチしていて美味しいよ。
1皿もらえるかい?
店員毎度あり~!
熱々のチーズだけれど、すぐ固まっちゃうからね。
受け取ったら早く食べることがおすすめだよ!
主人公【チーズをもっとかけて!】
【おまけして!】
シャスポーえっ!?
そんな風に言っていいの?
店員ははは! うちのチーズを気に入ってくれたのかい?
嬉しいねぇ! よーし、特別にたくさん山盛りだ!!
シャスポーうわ、皿がチーズで山盛りだ!
Merci! 美味しくいただくよ。

シャスポーさて、次は……定番のフィッシュアンドチップスなんてどう?
へぇ、普通はタラの身だけど、ここの店はスズキやカレイ……
ウナギまで! 色々あるんだね。
店員やぁ、いらっしゃい! どれでも好きなのを選んでね!
シャスポー〇〇、何を食べる?
主人公【タラとスズキとシュリンプ!】
【ウナギとタラとポテト!】
シャスポーえっと、じゃあ僕は……ロブスターとポテト、タラで!
店員了解! すぐに作るからね!

シャスポーんん……! 揚げたてって美味しいなぁ……!
このビネガーがまた美味しくて……。
主人公【ウナギが美味しいよ】
【ウナギを食べてみて!】
シャスポーえっ、いいのかい?
じゃあ僕のロブスターもあげるよ。ふふ……!

シャスポーふう……。ラクレットもフィッシュアンドチップスも
美味しかったね。
どう? まだ食べられそうかな?

シャスポーの問いに頷くと、次の店へと歩いていく。

シャスポー確かこの辺りに、大きな鍋で作っている
パエリアのお店があるはずなんだ。
ああ、あの長蛇の列になっているところかな?
シャスポー少し並ぶけれど回転も早いから、
すぐに順番が回って来ると思うよ。

シャスポーの言葉通り、あっという間に順番が回ってくる。
注文をすると、店員が鍋から豪快に取り分けた。

シャスポー僕たちは嬉しいけれど……。海鮮の量が多いのでは?
そんなに入れて大丈夫かい?
店員2人で食べるんだろう? ペア割だよ!
どちらかが食べられないなんて、幸せじゃないからね!
シャスポーなるほど……確かに貝が1つしか入ってなかったら、
譲られた方も遠慮して、美味しさが半減してしまいそうだ。
素敵な考えだね。
店員気に入ったら、友達に宣伝してくれよな!
主人公【必ず伝えます!】

〇〇とシャスポーは、
その後も色々な料理を食べ歩き──。

シャスポーはぁ……もうお腹がいっぱいだ……。
シャスポーねぇ、〇〇。今日は楽しめた?
主人公【もちろん!】
【楽しかった!】

〇〇はそう答えてから、
シャスポーのお願いを聞いていないことに気付く。

主人公【そういえば、シャスポーのお願いは?】
【自分が行きたい場所ばかりだった】
シャスポーああ、そのことかい? ……ふふふ。
シャスポー僕の手で君を笑顔にしたい。
それが僕からのお願いさ。
シャスポーだからもう、今日はご褒美をたくさんもらったよ。
でも、そうだな……もしワガママが許されるなら……。
最後に、手を繋いでもいいかな……?
シャスポー寮に着くまで、〇〇を
エスコートさせてほしいんだ。……ね、いいよね?

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