Happy Brave Musketeer's Day!
今年貴銃士たちが華々しくパレードをするのはアメリカ!
大統領の提案で『夢』に関する絵を描くことになった貴銃士たちは、自分の真の望みと向き合うことになる……。
絵を通して、貴銃士として目覚めたばかりの頃の僕と、今の僕への変化がわかるよね。
君が褒めてくれたから、過去の僕も大切に思えるよ。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
君がいる世界は美しくて、
僕にとっては夢のようなんだ。
2年という日々を、ありがとう。
Ensemble pour toujours.
〇〇は、貴銃士たちが絵を描いた
革命戦争資料館のホールにやってきた。
エッフェル塔や凱旋門、セーヌ川などのフランスの名所が
トランクの中から飛び出している鮮やかな絵の前で
〇〇が足を止めると……。
シャスポー | やあ、マスター。 僕の絵は気に入ってくれた? |
---|---|
主人公 | 【カラフルで綺麗な絵だね】 【シャスポーのフランス愛が伝わってくるよ】 |
シャスポー | ふふっ、Merci♪ |
シャスポー | 僕が守るべき大切なものが、鮮やかにありつづける世界。 いつか大切な君と一緒に、美しいフランスを巡る旅をしたい── それが僕の夢なんだ。 |
シャスポー | ほら、ここ。 |
シャスポーが指さしたのは、
絵の中心に描かれた一輪の赤い薔薇だった。
シャスポー | この薔薇は、〇〇を表現しているんだ。 |
---|---|
シャスポー | 僕たちと、マスターである君を繋ぐもの……。 その傷が君に与えている負担を考えると、 思うところはあるけれど……。 |
シャスポー | 〇〇が生存を掴み取った証でもあるからね。 僕にとって、大切なものだ。 |
シャスポー | 高貴さを感じさせる深い赤は、 君を象徴するモチーフにぴったりだしね。 |
主人公 | 【ありがとう】 |
シャスポー | ……ねぇ、ちょっと見てほしいものがあるんだ。 僕がロシニョル家にいた時に使っていた スケッチブックなんだけど……。 |
シャスポーは、スケッチブックをめくってみせる。
そこには、色彩がほとんどない絵が並んでいた。
描かれているのは、風景や植物などだ。
シャスポー | この間、フランスに行った時、 ロシニョル家で使っていた部屋の整理をしていたら このスケッチブックが出てきてね。 |
---|---|
シャスポー | あの頃の僕には、こんなふうに世界が見えていたんだな……って 自分でも驚いたんだ。 ほら、どれもこれも暗い感じがするでしょう。 |
シャスポー | マロニエの並木も、穏やかに流れるセーヌ川も、 もっと輝いていて美しいはずなのにね。 |
主人公 | 【少しさみしい感じはあるけど素敵な絵だ】 【こっちの絵も好きだよ】 |
シャスポー | え……この絵も……? |
シャスポー | ふふ……そっか。 絵には、描き手に見えている世界が反映されるけれど、 見る人によっても捉え方は違うものだよね。 |
シャスポー | 君はきっと、どんな僕でも受け止めてくれるんだろうな。 |
シャスポー | 今の僕がフランスで絵を描くなら…… モンマルトルの丘から見た、晴れ渡る空の下の街並みかな。 風景だけじゃなくて、人の表情も描きたい。 |
シャスポー | スケッチブックを描いた時の僕とは大違いだけど、 君のおかげで、どっちも悪くないと思えるよ。 |
主人公 | 【それはよかった!】 |
主人公 | 【絵画教室もお疲れ様】 |
シャスポー | うん、ありがとう。 資料館に下手なものは展示できないからね。 |
シャスポー | まあ、タバティエールもグラースも、 美的センスはそれなりにある方だろうし…… 仕上がりを見たけれど、悪くない出来だったよ。 |
シャスポー | ……ここで皆の絵を見て思ったんだけど、 何を描くかは、同時に何を描かないか、でもあるよね。 |
シャスポー | ……君に出会う前の僕は、 色のない植物や風景を描くことが多かった。 |
シャスポー | 夢を描け、なんて言われても、 きっと筆が止まってしまって描けなかっただろうな。 罪を償うべき僕が夢なんて……って思ってさ。 |
シャスポー | こんなふうに明るい絵も描けるようになったのは、 〇〇……君のおかげだよ。 |
シャスポー | 絵のモチーフや構図と一緒に、 世界が平和になったらしたいことを考えていたんだ。 |
シャスポー | まずは、さっき話した通り、 君と一緒にフランスを巡る旅をすること。 |
シャスポー | それから……君の誕生日を毎年祝うこと。 ねぇ、〇〇はどっちが気になる? |
主人公 | 【フランス旅行かな】 →シャスポー「ふふっ、エスコートは任せて♪ この絵に描いた場所をゆっくり案内するよ。」 【誕生日のお祝いかな】 →シャスポー「中には、僕もまだ実際に見たことがない景色もあるんだ。 初めて見る景色が君と一緒だなんて、 もっともっと素敵な体験になりそうだ。」 |
シャスポー | 君が生まれた特別で記念すべき日を、 これから先何度も祝えたら……すごく素敵だよね。 |
シャスポー | 君が戦わなくてよくなって、 心穏やかに過ごせるようになった世界でも、 ずっと、ずっと……。 |
シャスポー | ……そうだ、〇〇。 君に渡したいものがあるんだ。 |
シャスポーは色鮮やかなスカーフを取り出して、
〇〇の腕に巻いた。
シャスポー | 僕の絵をスカーフにしたものだよ。 〇〇の今までの誕生日の贈り物がわりに。 それから、いつかするフランス旅行の約束の印に。 |
---|---|
シャスポー | ……僕とおそろいだね。 |
シャスポーの手首にも、
同じようにスカーフが巻き付けてある。
シャスポー | 鮮やかな世界を見せてくれてありがとう、〇〇。 僕のすべてと高貴を、これからも君に捧げるよ。 |
---|
Protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.
まだコメントがありません。