【2周年に描く夢】グラース

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解説

カード解説

Happy Brave Musketeer's Day!
今年貴銃士たちが華々しくパレードをするのはアメリカ!
大統領の提案で『夢』に関する絵を描くことになった貴銃士たちは、自分の真の望みと向き合うことになる……。

心銃解説:Regarde-mo!

あんな奴らなんか……って、視界から締め出してもいいけど、どうせなら僕の魅力を思い切り思い知らせてやるぜ。
目指すは世界の恋人だからな

カードストーリー

主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分

 

★4覚醒後のカードイラストに表示されるメッセージ

未来の世界の恋人が、
お前だけの貴銃士だ。

Ep1. 特別な1番

〇〇は、貴銃士たちが絵を描いた
革命戦争資料館のホールにやってきた。

グラース…………。
グラース……ああ、〇〇。
絵を見に来たのか。
グラース僕もこの絵を見ていた。
なかなかいい絵だろう? 僕が描いたヤツだ。
グラース……けど、じっと見てると、
もうちょっとああすれば、こうすればって、
細かいところが気になってくるんだよな……。
グラース髪の色合いとか、
頬のあたりの描き込みとか、ちょっと足りない気が……。
グラース……いや、全体バランス的にはこれが正解か?
おい、〇〇はどう思う。

グラースが睨む先には、彼の自画像がある。
色気を感じさせる見事な自画像で、
下部には、グラースのサイン入りだ。

主人公【グラースの魅力がしっかり描けてると思う!】
【そっくりだし格好いいよ!】
グラースそうか……?
グラースふっ……ならよかったぜ。
僕は芸術の女神たちにも愛されてるみたいだな。
グラース自画像を描くことにして、
自分の顔と絵を何度もずっと見てると、
だんだん何が正解なのかわからなくなってきてよ。
グラース最初は、鏡で自分を見て、
できるだけ忠実に描こうとしてたんだ。
グラースだけど……それだと不思議と、
どうも印象が弱くなっちまってさ。
そう……『僕らしさ』を描ききれてなかった。
グラースそれで、引き伸ばした写真をなぞって下書きを描いたり、
写真そのものに直接絵の具を塗ったり、
試行錯誤したんだけど、どれもしっくりこない。
グラース仕方がねぇから、シャスポーにコツを聞いてみたんだ。
絵画教室もしてたことだしな。
主人公【いいアドバイスをもらえた?】
グラースああ……悔しいけど、
今回はシャスポーのアドバイスが役に立ったぜ。
グラース人間を描く時のコツは、
『魅力的な部分を少し誇張するように描く』ことらしい。
グラース試しに、少し大げさに垂れ目を描いてみたら、
僕のセクシーさがうまく表現できた気がする。
グラースほら、このほくろもわざと強調して大きめにしてみたんだ。
本物の僕みたいな妖艶さを出せただろ?
ここは自分でもうまく描けたと思ってるポイントさ。
グラースこの絵は、資料館を訪れた人々──
やがては世界中の人たちが見るだろう。
そして、その誰もが思うんだ。
グラースなんて、セクシーで素晴らしい貴銃士なんだ……って。
グラースそうして僕は1番人気の貴銃士になる。
そんな僕を祖国フランスの連中も認めざるを得ないだろう。
グラース世界が認める魅力的な貴銃士──グラース。
グラース銃はフランスの誇りなんだ……ってね。
グラース僕がシャスポーとして暮らしてた頃も、その後も……
現代銃はそれだけで忌避されてた。
僕は僕のままじゃ愛されなかった。間違いなくだ。
グラース今は少しずつ変わっていってて……
僕も、前ほど腹を立てちゃいないさ。
だけど、まだまだだ!
グラース僕は、グラースとしての……本当の僕を、
文句なしで認めさせてやる。
グラース前はハナから諦めてたけど、今は違う。
そういう未来もあり得るはずだって
思えるようになったんだ。
グラースこれが……まあ、僕の『夢』ってヤツなんだろうな。
グラース……あ! おい、今の夢は誰にも言うなよ。
お前にしか言ってないし、お前だから言ったんだ。
主人公【わかった、約束する】
【素敵な夢だね】
グラース……おう。
それから、これ。

グラースは、手に持っていたトートバッグを
〇〇に渡した。

主人公【これは……!】
【オリジナルグッズ!?】
グラース僕の自画像をプリントした特別製だぜ。
これを持っていればいつでも近くに僕を感じられるだろ?
グラーストートバッグの中も見てみろ。

〇〇がトートバッグの中を見ると、
グラースの自画像がプリントされた
クリアファイルとポストカードが出てきた。

どちらにも、
隅に小さく『01』という数字が書かれている。

グラースリトグラフみたいに、シリアルナンバーを入れた限定品だ。
『01』は、〇〇だけの特別ナンバーだぜ。
サインも入れておいた。
グラースどんなにたくさん恋人ができようが、
僕の『マスター』はお前、ただ1人だけだからな。
その番号は、〇〇にふさわしいだろ?
グラースこれから僕は世界中でどんどん人気になる。
世界の恋人になる日もそう遠くないだろうな。
グラース〇〇……お前は、
僕が世界中の恋人になっちまったら寂しいかもな。
グラース【そうだね】
→グラース「やっぱりな。
お前は寂しがると思ったんだ。」
→グラース「そういう時こそ、そのグッズと数字を見ればいい。
安心するだろうよ。
自分がナンバーワンだってな。」

【ううん、平気】

→グラース「なっ……!?」
→グラース「……ああ、まあお前なら、
僕の魅力が世界中に広がったことを喜ぶ度量もあるかもな。
けど、素直になってもいいんだぜ?」
グラースまあとにかく。それ、大事にしろよ。
グラース絶対、だからな。

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