Happy Brave Musketeer's Day！
今年貴銃士たちが華々しくパレードをするのはアメリカ！
大統領の提案で『夢』に関する絵を描くことになった貴銃士たちは、自分の真の望みと向き合うことになる……。
在坂にマスターに八九。時にはスナイドルもおってもよいな。
楽隠居をゆるりと楽しむ……悪くないであろう？
長い時を皆々と共にありたいものじゃ。
主人公名：〇〇
主人公の一人称：自分
愛すべき子らとともに目出度き日を
祝う倖せたるや。
この日々、我が命に代えても守り抜こうぞ。
貴銃士たちが描いた夢の絵を見るため、
〇〇は革命戦争資料館に向かった。
絵を眺めながらホールを進んでいると……。
| 邑田 | おや、〇〇。 やっと来たか、待ちかねたぞ。 |
|---|---|
| 主人公 | 【これが邑田の絵？】 【おだやかな夢だね】 |
| 邑田 | うむ……図案を考えるのに苦労したが、いい出来であろう？ |
邑田の絵はさつまいもの収穫風景だった。
邑田、在坂、八九、そして〇〇が畑で過ごしている。
いきいきとして、躍動感のある絵だ。
| 主人公 | 【浮世絵っぽい】 【和風だね】 |
|---|---|
| 邑田 | うむ、薩摩出身のすぐれた浮世絵師はたくさんおるからのう。 先達に敬意を払って、こういった筆致にしてみた。 |
| 邑田 | 名のある浮世絵の多くは木版で印刷したものじゃが、 木版は壁画にはできぬゆえ……持ち込んだ筆で描いたのじゃ！ 肉筆による一点物というのもまたよいであろう？ |
| 邑田 | 〇〇、どうじゃ？ |
| 邑田 | らしはのう、さつまいもの山の上に座る在坂と、 まさに芋づる式にたくさんのイモを引っこ抜く そなたの躍動感溢れる部分がお気に入りじゃ。 |
| 主人公 | 【土まみれで笑顔の八九もいいね】 【皆を見守る邑田も素敵だ】 |
| 邑田 | ほっほっほ。 気に入ったならば何よりじゃ。 |
| 邑田 | 在坂もこれならば、わし自身の夢だと認めるじゃろうか。 |
| 在坂 | ……邑田は在坂以外のことはないのか？ |
|---|---|
| 邑田 | 何を言う！ 在坂なくしてわしの世界はなし！ |
| 在坂 | …………。 |
| 邑田 | 結局、在坂から『在坂だけの絵は認めない』と 言われてしまっての……。 |
|---|
| 在坂 | これは邑田の夢なのだから、在坂の絵なのは変だ。 ほかのモチーフを考えるべきだと在坂は思う。 |
|---|---|
| 邑田 | 考えたのじゃが……やはり、在坂なしには考えられぬ。 この3日ほど、考えに考え抜いた結果じゃ……！ |
| 在坂 | …………。 ……それは、在坂のために何かしなくてはという義務感か？ |
| 邑田 | な、なんじゃと？ 義務感……！？ |
| 邑田 | 断じてそうではない！ わしは在坂が大事である。 ゆえに喜ぶ顔を見たいし、在坂にはなんでもしてやりたい！ |
| 邑田 | 在坂や！ 後生じゃ！ わしから在坂を奪わんでくれ！ 絵を描かせてくれ！！ |
| 在坂 | 在坂が邑田から在坂を奪う……意味がわからない。 |
| 在坂 | ……そこまで言うなら、絵のテーマが在坂のことでもいい。 |
| 邑田 | おお！ |
| 在坂 | だが、在坂だけというのはよくない。 邑田の将来の夢をちゃんと描くのなら、在坂を描いてもいい。 |
| 邑田 | ……ということがあってのう。 思案の末、わしの夢をこのように描いてみたのである。 |
|---|---|
| 主人公 | 【さつまいもをたくさん食べたい……？】 【芋農園のオーナーが夢？】 |
| 邑田 | 否。 |
| 邑田 | いや、それも夢の一部と言えるかもしれぬが……。 わしの夢は、隠居暮らしじゃよ。 |
| 邑田 | 腫れた日には畑を耕し、雨が降れば書を読むか米粒あーと……。 自分の畑でとれたさつまいもを食べてのんびり暮らすのじゃ。 |
| 邑田 | 誰も飢えることなきよう、たくさんさつまいもを作る。 たまにスナイドルを招いて手合わせをしてやるのもよいな。 何かしら張り合いが必要じゃからの！ |
| 邑田 | 八九の淹れた茶を飲んで、安居楽業の毎日というわけじゃ。 ……わしらには、頼もしい後輩が立派に育っておる。 わしは在坂と一緒に楽隠居がふさわしいじゃろう。 |
| 邑田 | そんな風に隠居暮らしをしつつ、 我らがマスターが立派に育つのを見守るのが、わしの夢じゃ。 |
| 邑田 | それとも、今の戦いが終わったら、 そなたもわしらと共に隠居するかえ？ |
| 主人公 | 【そうしようかな】 →邑田「ほっほっほ、そなたなら大歓迎じゃぞ！ 学生の身で過酷な戦いに明け暮れておるのじゃ。 若隠居も悪くないじゃろう。」 【隠居はまだまだ先かな】 →邑田「そうかえ。 未来ある士官候補生ゆえ、それもまたよいじゃろう。 ただし、たまにはわしらのところに遊びにくるのじゃぞ。」 |
| 邑田 | いつかそなたが年を重ねて、 しわしわになっても共に茶を飲みたいものじゃ。 |
| 邑田 | そうなったら、わしが肩たたきでもしてやろうぞ。 〇〇、いつまでも元気であれよ。 |
邑田が〇〇の頭をぽんぽんと撫でた。
| 主人公 | 【長生きするね】 【今は、今しかできないことに集中！】 |
|---|---|
| 邑田 | ほっほっほ、その意気やよし！ さてさて、他の者の絵も見て回るとするか。 参るぞ、〇〇。 |
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