Happy Brave Musketeer's Day!
今年貴銃士たちが華々しくパレードをするのはアメリカ!
大統領の提案で『夢』に関する絵を描くことになった貴銃士たちは、自分の真の望みと向き合うことになる……。
俺の中、官製ローレンツは優れた銃だ。だが、貴銃士としての俺は克服すべき問題を抱えている。
それでもいつか願いを叶えるため足掻き進み続けるのだ。
主人公名:〇〇
主人公の一人称:自分
2周年を祝うことは
君を賛美すると同等である
Q.E.D.
貴銃士たちが描いた夢の絵を見るため、
〇〇は革命戦争資料館に向かった。
貴銃士たちが描いた絵のうちの1つに目立つものがあり、
〇〇は目をとめる。
悠々と翼を広げる双頭の鷲が描かれた絵で、
かなりの力作のようだ。
ローレンツ | モルモット2号、その絵に目を付けるとはさすがだな。 審美眼を褒めてやろう。 |
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主人公 | 【力強くてカッコいい!】 【繊細だけど大胆な絵だ】 |
ローレンツ | ああ。なにしろ前回アメリカに渡ってからというもの、 この絵を仕上げるために俺の生活を捧げてきたのだ。 |
ローレンツ | 動物園に通って本物の鷲をよく観察し、デッサンした。 双頭の鷲は実在しないが、綿密な取材が絵に説得力を与える。 |
ローレンツ | オーストリア・ハプスブルク家を象徴するモチーフだからな。 妥協は許されない……! |
ローレンツ | 堂々とした自信溢れる貴銃士になるという夢を、 この双頭の鷲に託して表現したのだ。 |
ローレンツ | ああ……青年は先人への深い尊敬の念と誇りを胸に、 優雅で雄大な祖国の歴史に思いを馳せるのであった……! |
主人公 | 【これは「建前」の夢だよね?】 【この間の話の続きは?】 |
ローレンツ | む……。 |
ローレンツ | ……あの話か。 ああ、俺の夢には本音と建前がある。 |
ローレンツ | 自信がみなぎる貴銃士になることが夢だと、 カール様にはお伝えしている。 |
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ローレンツ | 俺自身が貴銃士として成長し、 カール様のお側に仕えるにふさわしい存在になる。 |
ローレンツ | そして……『彼』の影を……。 |
ローレンツ | ……こほん。 それで、本音の話だったか。 |
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ローレンツ | カール様のお耳に入れていないが、 俺はいつか成したいと思っていることがある。 君にも関係のあることだぞ。 |
主人公 | 【自分に関係がある?】 【どういうこと……?】 |
ローレンツ | ……マルガリータ様とレオポルト様の召銃。 |
ローレンツ | それが可能な情勢にすることが、俺の本当の夢だ。 実現した暁には、君の力を借りることになる。 |
主人公 | 【もちろん!】 【早く叶うといいね】 |
ローレンツ | ああ、その時に向けて全力を尽くそう。 |
ローレンツ | 君たちがやってきたことで、 オーストリア国内に深く巣食っていたトルレ・シャフの影響を 少しは排除できたし、ある程度の膿を出すことになった。 |
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ローレンツ | だが、完全に自体が収束したわけではない。 まだ国内には彼らは潜んでいるだろう……と、 カール様も考えておられる。 |
ローレンツ | オーストリアの状況はいまだに不安定だ。 ……今はまだ、その時ではない。 |
ローレンツ | それに……。 |
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ローレンツ | (すでに多くの貴銃士を抱える〇〇に、 これ以上、有力な銃を渡すまいとする勢力も存在する……) |
主人公 | 【それに?】 【何かあるの……?】 |
ローレンツ | いや、解決すべき問題がまだ多くあるというだけだ。 |
ローレンツ | 達成に向けた計画立案と実行……困難ではあるが、腕が鳴るな。 このローレンツにかかれば、不可能はないぞ! |
主人公 | 【トルレ・シャフを倒したあとは?】 【戦いが終わったら何をしたい?】 |
ローレンツ | すべての戦いが終わった後、ということか? ふむ……そうだな……。 |
ローレンツ | …………。 ごく個人的なことだが……大学には興味があるな。 |
ローレンツ | 俺は独自に実験と検証を繰り返しているが、 大学というアカデミックな場で学問を修めてみたい。 |
ローレンツ | たとえば、地政学的な観点からオーストリアの歴史を研究したり、 あるいは物理や化学……心理学の実験に取り組んだり……。 |
ローレンツ | ゆくゆくは博士号を取得するのもいいな。 そして、こう呼ばれるのだ……! |
ローレンツ | ローレンツ博士と! |
主人公 | 【ドクター!】 【かっこいい!】 |
ローレンツ | 教授を目指すのもいいな。 まずは講師から始めることになるだろうが……。 |
ローレンツ | 研究の傍らで、文学を志すのも悪くない。 古来より大学で教鞭をとりながら名作を残した文学者は多い。 |
主人公 | 【一緒に勉強してみたい!】 →ローレンツ「俺の学友ともなれば、それなりのレベルが求められるぞ。 覚悟しておけ。」 【ローレンツの授業を受けてみたい】 →ローレンツ「ふむ、よい心がけだ。 その時には俺の生徒1号にしてやろう。 モルモット2号であり生徒1号か……少々ややこしいな。」 |
ローレンツ | ……俺自身の夢を話す機会などなかったな。 こうして〇〇と語らうことで、 新たな視点を得ることができたぞ。 |
主人公 | 【いい夢だよ! 絵でも見たかった】 【それを絵にしてもよかったかも】 |
ローレンツ | そうか……? |
ローレンツ | 世界中に公開される絵だから、そんな個人的な欲求を 貴銃士の「夢」として描くべきではないだろうと思った。 |
ローレンツ | ……正直、モチーフの選択肢にもあがらなかった。 |
ローレンツ | だが、君の言葉を嬉しく思う。 ……ありがとう。 |
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